NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
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9歳になったが、地元兵庫勢同士ならアルドラゴンの力がまだまだ抜けている。前走黒船賞JpnIIIは地方最先着の4着。1月の白銀争覇(笠松)こそ叩き合いの末、ベストタイザンに半馬身及ばなかったが、それ以前に兵庫所属馬に先着されたレースは、昨年のこのレースでチャンストウライ、ベストタイザンに続く3着まで遡らなければならない。さらにその前は、08年帝王賞JpnIで9着だったときに、チャンストウライが6着。さらにさらにそれ以前は・・・ない。つまり、アルドラゴンに先着したことのある兵庫勢は、チャンストウライとベストタイザンの2頭のみということになる。両馬ともに不在の今回は、相手探しの一戦。
その筆頭は、こちらも8歳になったハスフェル。昨年12月の園田金盃では、赤木高太郎騎手の好騎乗で豪快に差し切りを決め、前走六甲盃はアルドラゴンに半馬身差まで迫る2着。末脚を生かせる展開になれば、逆転まであるかもしれない。
古馬重賞で常に善戦のキヨミラクル、バンバンバンクは今回も連下争いまで。
B級からA2で3連勝中と勢いのあるオキナワニキセキヲは、今回は岩田康誠騎手が鞍上だけに、一発があるかもしれない。
◎アルドラゴン
○ハスフェル
▲キヨミラクル
△バンバンバンク
△オキナワニキセキヲ
「赤レンガ」は国の重要文化財に指定されている北海道庁旧本庁舎の愛称。札幌市内にある旧跡だけに、これまでは時期をずらすなどしてちょっと無理をしても札幌競馬場で行われてきたレースだが、さすがに通年門別開催では門別競馬場でやるしかない。門別競馬場で行われるのは、00年、07年に続いてこれで3度目。
転入初戦の馬や、昨シーズン以来となる馬ばかりで力関係の比較が難しいが、やはりコパノカチドキが中心。昨シーズンは、ステイヤーズカップ、瑞穂賞、道営記念と3連勝で大ブレイク。遠征した名古屋グランプリJpnIIは大差の5着だったが、それでも地方馬最先着だった。今年もホッカイドウ競馬の古馬戦線では中心的存在となるだろう。
昨年の星雲賞の勝ち馬ゴッドセンドは、道営記念では10着だったが、その後高知に移籍して高知県知事賞を制した。高知ではオープンクラスで7戦して3着を外したのは1度だけという安定した成績。冬の間も順調に使われてきたのはプラス材料。
ミスティックダイヤは道営スプリントを制すなど短距離路線で活躍してきたが、10番人気で臨んだ道営記念で3着と好走。確かに勝ち星は1200メートル以下に集中しているが、長い距離でも勝ち星がないとはいえ、それほど悪い成績ではない。ゆったり流れる展開なら、好位を追走して粘り込みたい。
中央から移籍して1年5カ月ぶりの実戦となるピースデザインは、中央時代は準オープンでの好走歴もあり、仕上がっていればこのメンバーなら上位争いも。
フジノダイヒットは、昨シーズン終盤は取消、除外と順調に使えなかったが、瑞穂賞では人気薄ながらコパノカチドキからコンマ4秒差の3着と惜しいレースをしていた。
スタンドアチャンスは、重賞初挑戦となった道営記念で4着。中団~後方から追い込みが決まる展開になればチャンスが生まれそう。
◎コパノカチドキ
○ゴッドセンド
▲ミスティックダイヤ
△ピースデザイン
△フジノダイヒット
△スタンドアチャンス
メンバー中最多の5勝を挙げているメモリーキャップが実績最上位。ゴールドジュニアでラブミーチャンに2馬身差2着のあと、JRA中京ダート1700メートルの沈丁花賞で勝ち馬からコンマ7秒差の6着。その後は古馬B6戦を勝ち、前走はB3戦で1馬身差の2着。この時期の3歳馬で、B級で上記争いをしているのは立派だ。
相手はマースキッス。中央未勝利から転入し、初戦こそ3着だったものの、その後はいずれも逃げ切りで4連勝。最初の3勝は2着に1秒以上の差をつけていて、前走はコンマ3秒差だったが、これは雨の不良馬場でのもの。同世代同士でどこまで上にいけるか楽しみな存在。
ニューブラウンは、2歳時はホッカイドウ競馬の重賞サンライズカップでビッグバンの3着という成績を残した実績馬。転入初戦となった正月の新春ペガサスカップはパラダイスラビーダの4着。その後3戦はいずれも中央芝のレースだけに、そこでどのくらい力をつけているか。ただその3戦はいずれも芝1200メートルで、今回はダート1900メートルと一気の距離延長となるだけに、その点はちょっと心配。
これがキャリア18戦目となるホウライオーカンは、4走前に3歳キングを勝ち、2走前には中央との条件交流を勝利と、ここにきて充実してきた。
近走、3歳の特別や重賞で堅実な成績を残しているアミーズホープ、カラーレストパーズも上位争いに加わってくる力はありそう。
◎メモリーキャップ
○マースキッス
▲ニューブラウン
△ホウライオーカン
△アミーズホープ
△カラーレストパーズ
冬季休催中に名古屋に遠征していたスマートパワーが力をつけて戻ってきた。昨年6月のJRA認定新馬戦を勝ったものの、以降はまったく勝てず、11月のヤングチャンピオンでは最下位12着。名古屋3戦目となった2月2日のおしどり特別でようやく8年半ぶりに勝ち星を挙げた。続く重賞のスプリングカップこそ6着に敗れたものの、この2戦で馬が変わったようだ。金沢に戻ってシーズン開幕後の2戦は、同世代を相手にそれぞれ6馬身、8馬身差をつける圧勝。今回の出走馬中、3歳下級条件で連勝中のイチエイオウジとだけはまだ直接対戦がないが、それ以外の馬たちは圧倒している。その充実ぶりから、ここで重賞初制覇の可能性は高い。
ここ2戦でスマートパワーに完敗しているメンバーばかりならば、同世代同士の条件戦で3連勝中のイチエイオウジの可能性にかけてみたい。前走4月4日の3歳A3戦、中団追走から3~4コーナーで外から一気にまくりきるというレースぶりは、センスを感じさせるものだった。
ヤングチャンピオンのタイトルがあるファインスターが3番手だが、クラピカンハマー、ハヤテカムイオー、ヤクシンロードあたりはそれほど差はなさそう。
◎スマートパワー
○イチエイオウジ
▲ファインスター
△クラピカンハマー
△ハヤテカムイオー
△ヤクシンロード