盛岡競馬場を代表するギャンブルフードといえば、当然ジャンボ焼き鳥なのだが、年に何度かしか行かないとはいえ、さすがに旧盛岡競馬場のころから通算して15年以上も通っていると、毎度毎度ジャンボ焼き鳥ばかり食べたいということにもならない。
そういう意味では、最近盛岡競馬場は目新しい食べ物がないなあ、と思っていたところ、屋台村に(おそらく)今シーズン、新たな店がオープンした。
「はらぺこ門下生募集中!」なる謳い文句のついた「満ぷく道場」だ。
ここのオーロ満ぷく丼(チキン南蛮丼)600円也は、久しぶりにギャンブルフードとしてはヒットであった。
まあいわゆる最近ちょっと流行かもしれないチキン南蛮なのだが、その鶏肉が分厚くて柔らかいこと。おまけに「満ぷく」の名に恥じないボリュームたっぷりなのだ。
おそらく鶏肉と一緒に揚げたであろうナスとプチトマトの付け合わせもなかなかだし、タルタルソースはおそらく市販のものではなく、自家製ではないだろうか。
いや、これはもう、はっきり言って40代半ばのおっさんには、ちょっとカロリー摂り過ぎであります。
それでもおいしいので完食。夜までお腹がすかず、帰りの新幹線を待つあいだ、駅の近くでじゃじゃ麺を食べようと思っていたのだけど、そんなことはまったく無理でありました。
さすがにジャンボな焼き鳥が名物になる場所だけあって、チキン南蛮もおいしいです。
いよいよ「夜さ恋ナイター」がスタートする。発走時刻を見てちょっと驚いた。メインのトレノ賞が20時20分、最終レースは20時55分。同日大井のメイン、最終よりそれぞれ5分遅れでの発走となる。アクシデントによる発走遅れなどの場合を除き、日本でもっとも遅い時刻に行われるナイトレースとなるのではないだろうか。
重賞勝ち馬でも近走勝ったり負けたりの馬や、高知転入後にまだ底を見せてない馬などがいて、難解な一戦。そもそも近年、高知の古馬戦線は確たる主役が不在で重賞でも荒れることのほうが多い。
中心はオリジナルステップ。昨秋から今年にかけては不振が続いたが、春から復調気配。特に4月以降、1600メートル以上では掲示板外だが、1400メートル戦は4戦3勝、2着1回とオール連対。1300メートルのここでも期待できそうだ。倉兼育康騎手には韓国から帰国後の重賞初制覇がかかる。
相手はオラクルメサイア。昨秋、中央から転入して以降は、19戦して1度しか掲示板を外さないという堅実ぶりで、A1までクラスを上げてきた。前走1400メートルのA1特別でも後方から押し上げてそれほど差のない4着とまずまずの好走。別府真衣騎手は、今回重賞ゆえに減量がないのは不利な材料だが、昨年のロマンタッチに続くこのレース連覇がかかる。
ここのところ勝ったり負けたりのコスモジャイブが不気味な存在。A1特別では苦戦することが多いが、オーストラリアの短距離血統だけに、1300メートルという距離に活路を見出したい。
転入後E級で4連勝中のヘキレキがいきなりこのメンバーに入ってどんなレースを見せてくれるか。
再転入後2戦目のケイエスシンケイトも上積みが見込めそう。
重賞実績は最上位のトサローラン、昨年の覇者ロマンタッチらは近走の調子から無印としたが、最初にも書いたとおり荒れることの多い高知の古馬重賞だけに、あっと驚くレースを見せてくれる可能性はある。
◎オリジナルステップ
○オラクルメサイア
▲コスモジャイブ
△ヘキレキ
△ケイエスシンケイト
もともとアラブと区別する意味で「サラ・クイーンカップ」というレース名だったのだろうが、いよいよ最後に残された福山でもアラブのレースが今シーズン限りかという状況となり、さすがにレース名から「サラ」は取ることになったのだろう。ちなみに昨年ニュースターガールが制した「サラ・プリンセス特別」も、今年からは単に「プリンセス特別」となるようだ。
金沢からの遠征を1頭含む10頭立てで、馬券に絡みそうな馬とそうでない馬と、はっきりしたメンバー構成だが、馬券に絡みそうな馬の中で順番をつけるのは、ちょっと難しい。
関東甲信越では一応梅雨が明けたが、東海地区ではいまだに明けてないらしい。笠松競馬場は、23日は雨は降らないようだが重馬場での開催。そしてクイーンカップ当日はまた雨予報だ。
ならば先行できるスピードがあって、最後も粘れる馬から狙ってみたい。今年中央から転入して3歳の条件戦で6戦オール連対のワールドレデー。前走の関東オークスJpnII惨敗は、さすがに度外視でいいだろう。
実力最上位はトウホクビジン。大雨の東海ダービーはダイナマイトボディに逃げ切られたが、雨馬場にもかかわらず中団から押し上げて2着を確保した。末脚勝負の馬だが、道悪でも十分勝負になる。ただ心配なのは、関東オークスJpnII(7着)、ジャパンダートダービーJpnI(9着)と遠征競馬で強い相手と厳しいレースをしてきたこと。反動がないとも限らず、今回は対抗に落とした。
エーシンロレーンは中央から転入して5連勝中だが、経験不足が気にかかる。ただ勝ちタイムは徐々に上がってきているだけに、上昇の余地はありそう。
2歳時に重賞を3勝しているニュースターガールや、2歳時にジュニアクラウンを制したブルーベリーは、ともに近走結果が出ていないが、牝馬同士のここで巻き返せるかどうか。
◎ワールドレデー
○トウホクビジン
▲エーシンロレーン
△ニュースターガール
△ブルーベリー
今シーズンの開幕日にデビューしてここまで6連勝のファイアーアップに注目が集まる。不安材料は、今回一気の距離延長となる1800メートル戦。前走1200メートルのレースぶりを見ると、スタート後はまわりの様子を見ながら一旦好位に下げ、3〜4コーナーではほとんど何もせずに先頭に迫った。直線での競り合いも、粘るプレザントシーズンをゴール前でとらえると、最後は余裕があった。距離延長も問題なしと見る。
相手筆頭はエイガゴールド。前走3歳オープンの天秤座特別では、楽勝のフーガには3馬身離されたが、4番手追走から直線馬群をこじ開けて抜け出し、2着を確保したレースには見どころがあった。前々走で2着に負けたのも、相手はデビュー2戦目から3連勝でまだ上に行けそうなモエレパーフェクトだった。重賞実績馬が北斗盃勝ちのサンサンヒカリのみという今回のメンバーなら上位争いになる。
3番手に、そのサンサンヒカリ。シーズン開幕日の北斗盃は休み明けの馬も多く、展開に恵まれた感じでの勝利だった。続く北海優駿では直線で7着に沈んでいるだけに、今回も疑ってかかる必要はある。
今年5月デビューのブラザーキングは、古馬D3、D2と連勝し、前走D1は先行した3頭をとらえきれずの4着。やや限界が見えた感じはある。
モエレアウトランは、北海優駿では前2頭からは離されたものの、中団から直線しぶとく伸びて3着。今回も連下争いには加わってきそうだ。
◎ファイアーアップ
○エイガゴールド
▲サンサンヒカリ
△ブラザーキング
△モエレアウトラン
昨年の第1回は姫路1500メートルで行われたが、今年は園田1700メートルが舞台。
重賞はこれで2度目の挑戦となるホールドマイラヴを狙ってみたい。前走牡馬相手で1230メートルの園田フレンドリーカップ(5着)はともかく、前々走のA1ひめじ広峰特別は3〜4コーナー中団も直線で豪快に差し切り、今回出走のエンタノメガミやボールドグレインなどに完勝した。兵庫では1500メートルまでしか経験がないが、脚質的にも血統的にも1700メートルならこなせるはず。園田の短い直線に替わってどうかだが、3コーナー手前から早めにまくっていけば差し切れる脚は持っていると見る。
相手筆頭はエンタノメガミ。2月の福山牝馬特別こそキーポケットに1馬身及ばずの2着だったが、その後は牡馬のトップクラスと6戦して3着を一度も外さない安定ぶり。牝馬同士のここはあらためて期待しみたい。
キーポケットも当然差はなく、ここまで牝馬同士の重賞を3勝。園田1700メートルは6戦4勝、3着2回と得意の舞台。4カ月ぶりの休み明けで少々割引。
ボールドグレインは昨年11月の兵庫クイーンカップでキーポケットのクビ差2着。ここ2戦は結果が出ていないが、いずれも牡馬一線級とのレース。牝馬同士のここなら巻き返しもある。
のじぎく賞を完勝したバージンサファイヤは初の古馬との対戦。福山に遠征した若草賞では離されての2着だけに、このメンバーに入って馬券にからめるかどうか。
◎ホールドマイラヴ
○エンタノメガミ
▲キーポケット
△ボールドグレイン
△バージンサファイヤ