馬インフルエンザの影響があるとはいえ、他場からの遠征を拒否はしていない笠松だが、おとなりの名古屋からエントリーがなく、遠征馬は金沢から1頭のみ。重賞としてはちょっと寂しいメンバー構成となった。
実績を考えれば、前走で同じ笠松1400メートルが舞台の東海クラウンを勝っているマルヨスポットで中心は堅そうだ。昨年11月には、やはり同じ舞台の重賞・スプリントを制し、その後は中央馬が相手の兵庫ゴールドトロフィーJpnIII(9着)を除けば、常に掲示板以内という安定した成績を残している。今回も勝ち負けはともかく、馬券圏内は外さないだろう。
相手には、勝負付けが済んでいるメンバーよりも、未知の魅力に賭けてみたい。これが転入緒戦となるシールビーバックは、今年3月に阪神ダート1400メートルの1000万下のクラスを勝った。地方競馬では、3歳時に川崎の関東オークスGIIIで2着という結果も残している。ほぼ笠松だけのメンバーが相手なら、いきなり通用する可能性は十分。
中央1勝のケイアイカルディナは、笠松転入後、前走のA4選抜戦まで5戦3勝。前々走の東海クラウンでは、勝ったマルヨスポットよりも1キロ重い斤量で0秒3差の3着。今回はマルヨスポットとは同斤量の57キロで、逆転まであってもおかしくない。
転入4戦目となるカセギガシラは、南関東の短距離重賞で2着の実績があり、ここなら十分に争覇圏。
話題になっている01年の兵庫3冠馬ロードバクシンだが、前走5月30日のローレル争覇では、果敢に2番手を追走するも、向正面から後退して5着。復調はまだ先のようだ。
◎マルヨスポット
○シールビーバック
▲ケイアイカルディナ
△カセギガシラ
年明けから5連勝、そのうち重賞4勝で快進撃を続けていたサチコゴージャスが、駿蹄賞で失速。レース内容も、最後100メートルでバッタリと失速。勝ったのは7番人気のクロスウォーターで、2着に10番人気のヒロノバイオという決着で大波乱。ここまで重賞実績がないという2頭の組合せで、東海地区の3歳戦線は一転、混戦となった。
ところで、笠松競馬場で馬インフルエンザが発生。この名古屋開催には笠松所属馬が出走できないのがなんとも残念でならない。駿蹄賞で2着だったヒロノバイオも当然出走できず、遠征馬は金沢からの2頭のみとなった。
さて、6日間連続のダービーウイークも、この東海ダービーでおしまい。
4日の東京ダービーは戸崎圭太騎手、5日の兵庫ダービーは田中学騎手が勝って、いずれも昨年からの連覇。よし、後半の3レースは連覇の騎手だ。と気づいたものの、昨年マルヨフェニックスで制した尾島徹騎手は残念ながら騎乗がないのでこのデータはボツ。
そして発見したのがこのデータ。
ダービーウイークのここまで5戦。勝った馬は、いずれもが重賞初制覇だった。
というわけで、重賞をまだ勝ってない馬のなかから、中央から転入後7戦6勝、2着1回というヒシウォーシイの勢いに賭けてみたい。
そして買うか切るか迷うのがサチコゴージャス。駿蹄賞は、たしかに直線に入ると手ごたえが悪くなり、それでも粘るだろうと思って見ていたところ、最後の100メートルでバッタリと止まって4着。2000メートルあたりまでは問題なくこなせる血統なのだが、敗因はほんとうに距離だったのだろうか。人気を落として楽に先行できるようならこの距離もこなせるだろうと見て、もう一度買ってみたい。
駿蹄賞を勝ったクロスウォーターは、前走古馬B1で勝ち馬から1秒7離されて5着。今回、その敗戦のショックはないだろうか。そもそも駿蹄賞は、サチコゴージャスという絶対的な人気馬が崩れての勝利だけに、その結果だけで信頼はしにくい。
伏兵勢の台頭も十分に考えるメンバー構成で、スプリングカップ2着、駿蹄賞3着と堅実なシンプウライアン、それに中央未勝利から転入初戦のマイミカプリンセスも人気がなさそうで配当的には楽しめそう。
前走北日本新聞杯で8馬身差圧勝のノーブルシーズだが、この世代の金沢のレベルを考えると手を出しにくい。人気になるようならむしろ無印で。
◎ヒシウォーシイ
○サチコゴージャス
▲クロスウォーター
△シンプウライアン
△マイミカプリンセス
兵庫のこの世代は、2歳時の兵庫ジュニアグランプリJpnIIでアルアルアルが中央勢に真っ向勝負で勝ち馬からそれほど差のない3着。この馬が全国区で活躍するのだろうと誰もが思ったところ、断然人気となった年明け緒戦の園田ユースカップでまさかの5着に敗れてしまい、それ以降は実戦から遠ざかっている。
その園田ユースカップは他地区からの遠征組に上位4着までを独占され、兵庫チャンピオンシップJpnIIでも中央4頭に上位を独占されるなど、兵庫ではアルアルアルに代わる有力馬がなかなか出てこないという状況。
今回の兵庫ダービーもほとんどが勝負付けの済んでいるメンバーで、したがってこれまでの重賞戦線で善戦してきたディアースパークル、パセティックシーンらが中心となりそうだ。
ここは前走5月15日のT1特別で直線抜け出して2馬身半差をつけて完勝のパセティックシーンのほうを本命にする。
菊水賞は7着も、5月5日のT1戦で7馬身差の圧勝劇を見せているレガーロに成長の跡が見られ、この馬が一気に突き抜ける可能性も否定できない。
園田ジュニアカップでアルアルアルの2着があるバンバンバンクは、兵庫チャンピオンシップでも地方最先着の5着と好走。
トップクラスにはなかなか勝てないものの、安定した成績のナムラネプチューンにも一角崩しの可能性がありそう。
◎パセティックシーン
○ディアースパークル
▲レガーロ
△バンバンバンク
△ナムラネプチューン
盛岡競馬場の3階指定席エリアいちばん奥にあったレストラン「シアンモア」は何度も利用させていただいて、それが去年だったか一昨年だったかに撤退してしまっていた。
そしてその後に何か入らないのかなあとずっと気にしていたのだが、今回、訪ねてみると新しいお店が入っていたのだった! ちょっとうれしい。
おかあさんの手作りラーメンハウス 『ままハウス』
で、食べてみた、基本のラーメン。
スープがところどころちょっと濁ったように見えるのは、コショーをたっぷり入れちゃったからです、ハイ。
よこっちょにあるお漬物は、おかあさんの手作り特製漬物。うれしい、ご自由にお食べください状態。
いまやラーメンというと魚介系とか豚骨系とかいろんなものでダシをとって背脂もいっぱい入れちゃって、とにかく濃くてどういう味がうまいんだかまずいんだかよくわからない状態だけど、こういうごく普通においしいラーメンをたまに食べるとホッとしますね。
ちなみにメニューはこちら。
それと。
ここ何年かごぶさたしていたので、ものすごく久々に食った。ジャンボ焼き鳥。の塩。南蛮(岩手では一味のことをこう呼ぶらしい)もたっぷり。
ごっつぁんでした。
1冠目の北斗盃を制したラブストレングスが短距離路線にこだわり、古馬に混じってエトワール賞を驚くほどの強さで圧勝。そしてこの2冠目の北海優駿は再び重賞勝ち馬が1頭もいないというメンバー構成になった。
とはいえ安定した成績がひときわ目をひくのがボク。これまで掲示板を外したことが一度もなく、昨年8〜9月に3戦した重賞では、3、4、3着。それ以外はオール連対で、今シーズンは3歳1組と3歳オープンを連勝している。その連勝が1700メートル戦で、今回は距離的な不安もまったくない。重賞勝ちがないとはいえ、他馬との比較では戦績の安定ぶりが突出している。
北斗盃組最先着が離れた3着のディアダンサーでは、やはり別の路線から狙ってみたい。
今シーズン初戦の1000メートル戦を制し、2戦目でボクの1馬身半差2着に入ったダイバフクが相手筆頭。
北斗盃で1番人気を裏切る3着だったディアダンサーだが、2歳時には1500メートルの重賞フローラルカップでの2着があるだけに、1000メートルよりむしろ今回の1600メートルのほうが力を発揮する可能性もある。
川崎から再転入したビービーダークライ、今シーズン2、1、3着と安定しているミスティックダイヤなどにも可能性はありそう。
◎ボク
○ダイバクフ
▲ディアダンアー
△ビービーダークライ
△ミスティックダイヤ