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競輪界を代表する男子選手、ガールズケイリン選手にインタビューを実施します。他では聞けない素顔や本音、競輪にまつわるエピソード、今後の抱負などをご紹介します!

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田中 まい選手
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104期の田中まい選手(千葉)は、昨年行われたリオデジャネイロ・パラリンピックの自転車タンデムスプリント(視覚障がいの部)において、鹿沼由理恵(かぬまゆりえ)選手のパイロットとして出場し、見事銀メダルを獲得しました。世界の舞台に挑むまでの苦悩、そしてメダル獲得の喜びをお聞きしました。

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赤見:リオ・パラリンピックでの銀メダル獲得、おめでとうございます!

田中:ありがとうございます。ここまで本当にいろいろなことがあって、悩んだことも多かったんですけど、鹿沼選手と一緒にがんばって来たので、自分がメダルをかけてもらった以上に鹿沼選手の首にかけてもらったことが嬉しかったですね。とても重かったですし、鹿沼選手と一緒に獲れてよかったです。

赤見:パラリンピックでメダル獲得というのは、相当なインパクトです!わたしもメダルを触らせていただき、めちゃくちゃ感動しました。

田中:そうですね。誰もが経験できることではないですし、自転車に興味がない方にも声をかけていただいて嬉しいです。自転車競技のいいアピールになったのかなと思います。

赤見:タンデムスプリントのパイロットというのは、具体的にはどんな役目なんですか?

田中:2人で自転車に乗るんですけど、わたしが前に乗って、主にハンドル操作を担当します。トラックは固定ギアなんですけど、ロードの場合はギアチェンジとブレーキ操作もしますね。後ろの方の命を預かることになるので信頼してもらわないといけないですし、周りの雰囲気やコースどりを言葉で伝えたりしながら、2人で息を合せてペダルを踏み込みます。

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赤見:とても重要な役目ですね。鹿沼選手のパイロットになった経緯というのは?

田中:わたしは高校・大学と自転車競技をしていたんですけど、女子の自転車競技ってまだまだマイナーで、その中でも中距離を専門にしていた選手となると少なくて。鹿沼選手と同じくらいの身長ということもあって、パイロット候補としてわたしの名前が一番に上がったそうなんです。それで競輪学校にいる時に、監督と一緒に会いに来てくれたんですけど。正直、最初はかなり迷いました。

赤見:どんなところが引っ掛かったんですか?

田中:自分は学生時代、真剣に自転車競技をやってきたつもりだったんです。でも大学4年の時、インカレで日本一を目指していたのに全然成績が出なくて...。命を懸けるくらいの想いでやってきたのに、これでは「日本一になりたい」「世界を目指したい」なんて言えないなと思いました。自分の中では大きな挫折で、もう自転車を降りようとまで思ったんですけど、ガールズケイリンの選手としてもう一度がんばってみようと思い直して競輪学校に入って。ちょうどその頃にパイロットのお話しをいただいたんです。パイロットを務めるとなると、パラに向けてだけではなく、まず出場枠を取るところからずっと一緒にがんばることになりますから、競輪に集中できなくなってしまうわけですよ。ガールズの選手として上を目指したいという気持ちも強かったので、かなり悩んだんですけど、鹿沼さんがわたしのことを誉めてくれて、「一緒にやりたい」と言ってくれて。それで決意しました。

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赤見:実際にやってみていかがでしたか?

田中:それがですねぇ...。「やります!」ってなったら、すぐにナショナルジャージを手渡されたんですよ。あんなに一生懸命がんばって、「いつか絶対に着たい」と夢見ていた日の丸のジャージを。もうね、ものすごく戸惑いました。最初の世界戦から日の丸を背負っていくわけで、自分の欲しかったものがポンと手に入って、ものすごく悔しかったんです。それに、ガールズのレースと競技の合宿が重なったりして、なかなか上手く両立ができなくて。ガールズでも全然勝てない時期が続いて、このままじゃいけないって思いましたし、やると決めたからには真剣に打ち込みたかったので、まずは出場枠を取ることを一区切りに大会に挑みました。そこで出場枠の1枠を取ることができたので、1年くらい競技から離れてガールズに集中していたんです。その間に鹿沼選手もいろいろな方をパイロットにして競技に出ていたんですけど、踏み方とか乗りやすさで改めてわたしを指名してくれて。「一緒にリオを目指したい」と言われて、こうなったらもうこちらも本気で向き合いたいと思って、5月から五ヶ月間ガールズをお休みしてリオを目指しました。

赤見:パラリンピックはいかがでしたか?

田中:オリンピックと同じ舞台で、自分がずっと目指していた場所だったので、「まさかここに立てるとは...」って鳥肌が立ちました。自分がパラの舞台に立つというのは想像していなかったですし、本当に貴重な経験をさせていただきました。

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赤見:見事銀メダル獲得ということで、次の東京へという期待も大きいと思いますが。

田中:わたしも鹿沼選手もリオを目指して精いっぱいやって来たので、リオが終わってすぐに「次は東京ですね!」と言われて、正直戸惑いました。今はガールズに集中して、上を目指したいという気持ちが強いので、東京を目標に、というのは具体的には考えていないんです。ただ、わたしがパイロットをしたことで、ガールズの選手の中でも「自分もやってみたい」と言ってくれた人もいますし、タンデムの選手が増えてくれたら嬉しいですね。陸上や水泳が人気で、自転車は簡単に競技人口が増えるような競技ではないんですけど、自分も協力していけたらと思います。

赤見:では、オッズパーク会員の皆さんにメッセージをお願いします。

田中:2017年はいまいちなスタートになってしまったんですけど、自分には伸びしろしかないと思っているので、もっともっと上に行けるようがんばります。今はサマーナイトフェズティバルで決勝に勝ち上がることを目標にしています。強くなってたくさん1着を獲れる選手になりますので、これからも応援よろしくお願いします。


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※インタビュー / 赤見千尋
※写真提供:公益財団法人 JKA

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2017/04/05

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