オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。
オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。 仲田恵一朗が鮮やかな逃げ切りで通算6度目のV!
0ハンから先行したのは仲田恵一朗。2級車の浅倉樹良は10線に叩かれはしなかったが、さすがに先行まではできなかった。10線は横田翔紀がカマシを決めて先行。20線は最内の笠木美孝が先行した。
いきなり先頭を走ることになった仲田はマイペースで走っていた。浅倉はピタリとマーク追走し、捲りを仕掛けたかったが仲田のペースが良く交わし切れないでいた。後ろでは吉田恵輔が横田を交わして3番手に立っていた。最終的にはこの隊形のままゴールを迎えた。2番手の浅倉はゴール前でチョイ差しを狙ったが届かなかったし、3番手を走っていた吉田恵は浅倉にプレッシャーを与え続けていたが、最後まで2番手浮上はならなかった。20線の3車は前団の速い流れに苦しみ、思うように番手を上げることができないでいた。
4日間開催の今節、仲田は全てのレースで車券に絡むことができていた。優勝戦でも落ち着いた逃げを見せていた。今節からハンデが軽くなっていた仲田だが、今回の優勝で次節からハンデが重くなりそう。これからは人を抜いていくレースが増えるだろうから、それに合わせたエンジン作りが当面の課題となるか。
長田稚也が完全優勝でシリーズを締めくくりそう!
一般開催ながら5日間のロングシリーズもいよいよ最終日を迎えた。シリーズ中は重走路になる日もあったが、オール1着で優出を果たしたのは長田稚也。エンジン状態も乗り手のリズムも最高潮と言えるだろう。優勝戦では外に金子大輔が控えているが、準決のようなスタートを再現し、先手の攻めで0ハン勢を攻略する。
その金子大輔は長田稚也を追う形になりそうだが、優出メンバーの中では捌き上位なのでしっかりと付いていく。0ハンのスタート争いは難解だが、北原岳哲が近況切れており、トップスタートから逃げ態勢を作るか。その流れに乗っていきたいのは藤川竜。道中の動きも悪くないのでチャンス十分。丹村司は0ハンの中で準決の上がりタイムが最も良いので、スタートで先行するようなら一発ありそう。
◎ 7 長田稚也
○ 8 金子大輔
△ 4 北原岳哲
△ 5 藤川竜
▲ 1 丹村司
おすすめの買い目
7=8-145
穴なら 独走に入った際の丹村司
1-4578
浅倉樹良のエンジンが強力だ
最終日4日目は天候が回復する見込みで、10線勢はタイヤが上滑りする危険を伴う濡れ走路の時よりも思いきりスタートを切りやすくなりそうで、浅倉樹良にとっては出足を残せるかが勝敗のカギを握るが、松尾隆広は良走路だとスタート遅れるケースが多く、吉田恵輔は10メートル前へ前輪を突き入れるほどの鋭発はできないか。師匠・高橋貢との対決で気合の入る横田翔紀は鋭いダッシュ力を持つが、10線3車の大外枠だと2車並びの0ハンを叩こうとするのは角度的に微妙。よって浅倉樹良は発走時に叩かれることなく軌道に乗ってしまえば一気に先頭を奪ってハイペースの逃げ態勢に入れる。
底力に断然の差がある高橋貢の追い込み十分とみるが、準決勝戦を走り終えてのコメントは「車の行き方が良くない」とのことで、レース全体の流れが浅倉によって速くなると重ハンは追いにくくなるケースも考えておきたい。
逆に浅倉のスタート展開がうまくいかなかったり道中のペースが上がらなくなったりして混戦になると、捌く腕のある笠木美孝や大木光が上位争いに加われる。
◎ 2 浅倉樹良
○ 8 高橋貢
△ 5 横田翔紀
▲ 6 笠木美孝
穴 7 大木光
おすすめの買い目
2=8-567
穴なら
7=8-652
文/鈴木
花田一輝 山陽オートでの初優勝なる!
準決で同地区・藤波直也に苦杯を喫した花田一輝。リベンジを果たすべく臨んだ優勝戦。10m後ろの大外からのレースとなるが、試走タイムは3.30といい数字。ところが、0ハン筒井健太が3.34ながら人気を背負う。今回が復帰節となる古城龍之介も3.32のタイムとアピール。0・10mの短ハンデ戦ゆえに序盤の展開が大事になる。人気は3連単が1-3-6、3-1-6、1-6-3が上位で割れ加減。2連単は1-6、1-3から6-1、3-6とこれも割れ気味だった。
発走。なんと0ハンから先行したのは外枠の祐定響。人気の筒井は開始数秒で圏外へ去ってしまったのだ。10mは古城を差した藤波が祐定に付ける。すかさずインを狙うが入れず、花田がアウトコースから藤波、祐定もろとも切り込み先頭へ立つ。藤波は結局、祐定を差せなかった。復帰V狙った古城も4着と残念な結果に。
3連単6-2-4は7,850円、2連単6-2は2,150円といずれも好配当。浜松市営の山陽ミッドナイトは浜松所属・花田一輝の優勝で4日間の幕を閉じた。これで花田は全場で優勝を挙げたことになる。おめでとうございます。
まさかの伏兵がひそんでいた
8号車を首位に採った組み合わせ以外は全て100倍以上と、3連単オッズは黒川京介の圧倒的人気という様相だったが...
0ハン西川頼臣に10線内枠の古木賢が続く形でレースは始まった。2周目に古木がコーナー流れて、平川博康が2番手へ浮上。同じく2周目、黒川は武藤博臣と稲川聖也を次々に交わして順調に番手を上げていた。
4周目に平川が西川を差して先頭へ。そのとき黒川は約2車身差の3番手まで接近しており、あとは平川と一対一の態勢から捌くだけに見えたのだが、残りの2周回は仕掛けられる距離まで近づけず、エンジンを仕上げてきた平川が振りきって1着ゴール。かつて所属していた船橋オートで2007年2月に遂げた初優勝ぶりとなる2度目の優勝を飾った。
今節準決勝戦を3.349秒で圧勝した黒川は、この決勝戦の本走タイムは3.382秒。前日ほど速いタイムを出せず、3節連続Vと通算9連勝を逸する結果になった。
文/鈴木