
桝崎陽介がクレバーな走りで優勝をゲット!
0ハン単騎の日室はペースを上げることができなかった。10線外枠から先行した中村颯が、早い段階で日室を交わし逃げ態勢に入った。それを追っていくのは30線最内からスタート先行し、10メートル前の井村を叩いた桝崎陽。中村颯を追って一対一の状態の持ち込むと、5周2コーナーでインから交わして先頭を奪取。そのままゴールを迎えた。後ろでは浦田が中村颯を捌いて準優勝。岩見や中村杏は追い足が鈍く、番手を上げることができなかった。
最終レースとはいえ走路温度は48度。追い込み勢にとって厳しい条件になったが、桝崎陽はしっかりと枠ナリにスタートが切れた上に、井村を叩いてまでいけた。外枠の選手にスタートで行かれていたら、そこからの巻き返しは厳しかっただろうし、ハンデが前の井村を叩けたのはこの上ない展開。自ら作り上げた有利な状況をしっかりとモノにできた。桝崎陽は2023年にG2ミッドナイトチャンピオンカップを制して以来、通算13度目の優勝。常に今回のようなスタートが切れれば、優勝回数はもっと増えていくことだろう。