
0ハン両名が好調で波乱含み
SGタイトルホルダー3名を含む精鋭が20線に並んだが、0ハン両者が今節に示しているスピードも相当なもの。特に木村享平は準決勝戦のタイムが高林亮よりも優秀で、スタート先行すれば道中で徐々に引き離して単騎でハイペースの逃げに入るか。
20線は岩田行雄と荒尾聡が飛び出しそう。高橋貢も今節の仕掛けが早いので両者に追随できるが、準決勝戦で伊藤正真に逆転の差しを許した点は気がかりな要素。早川清太郎はスタート直後は中団~後方に置かれるケースもあるが、周回ごとにキッチリ追い上げてくる。
◎ 1 木村享平
○ 6 早川清太郎
△ 8 荒尾聡
▲ 7 高橋貢
穴 4 伊藤正真
おすすめの買い目
1-6=874
穴なら
4=6-871
文/鈴木
伊藤信夫が好展開に持ち込みV!
20線のスタート争いは最内の新井日が出たかに見えたが、1コーナーで伊藤信が外から被せていった。0ハン単騎の満村はペースを上げたかったが、伊藤信が1周を回る頃に交わして先頭に立つ。そこからは伊藤信が逃げに入った。金子大は序盤の仕掛けが早く、伊藤信と一対一の態勢を作ったが、最後まで伊藤信を交わすことができず準優勝だった。実力者・鈴木圭はレース中盤まで最後方。木村武を交わすのに手間取ってしまった。
伊藤信は今年5度目の優出にして今年の初優勝を決めた。今回の優勝戦は20線に強力なメンバーが並んだが、スタート後に好展開を作れたのが優勝できた最大の要因。先頭に立ってからもコースを守りつつ、ペースを上げて走ることができた。これで通算95V。100Vの大台まであと5つ。浜松は若手の成長が著しいが、今回のようにエンジンをしっかり仕上げ、レース運びもうまくいけば決して不可能な数字ではない。