
難走路を制して今年の初優勝決めた早川清太郎
濡れてはいるが、乾いてる部分もあり難しい走路となった優勝戦。雨巧者の林稔哲や、西原智昭と人気は割れ気味。格上の早川は試走出して、存在感をアピールした。2連単は1-7が一番人気で、折り返しの7-1や1-2の出たナリも売れ筋。3連単は1-2-7、1-7-2、7-1-2が人気も、10倍を割るオッズは見当たらなかった。
1枠の林がスタート行けず木村義明が主導権を取った。林は喰い下がれず、西原が早めに2番手へ付けたが早川もキレのあるイン攻めで残り2周を余して先頭へ立った。西原は3番手から進まず木村義が2着に粘り込んだ。
早川は今年初優出で初優勝。通算43度目のVとなった。しばらく低迷してたが、これが上昇のキッカケになるのか真価を問われる今後に。
鈴木圭一郎が地元7車を一刀両断
名うての強豪たちが挑んだ4日目の準決勝戦。青山周平は初日に続いて川口走路の雨を掴めなかったか、折り合いを欠き着外に沈んだ。
まだ走路が完全には濡れていなかった準決勝戦10レースで驚異の試走3.20秒をマークしてレースでも黒川京介を近寄らせなかった佐藤励に対する、地元タイトル初獲得への機運が高まりそうだが、鈴木圭一郎に射程へ入られたら攻撃をしのぎきることは難しそう。そうさせないために佐藤励としてはスタートダッシュから独走する展開を築いてハイペースで逃げたい。再び速い試走タイムを出して速攻が決まれば、S1鈴木圭をくだして念願の地元G1制覇を成し遂げる可能性も十分にある。
同様のことは黒川にもいえる。先月には浜松デイレースSG全日本選抜で本走3.310秒、川口ナイトレースで3.312秒を出しており、自分のペースに持ち込めればライバルたちを引き離せるスピード能力がある。
穴候補なら高橋義弘か。準決勝戦で松本康を完封した変則的なコース取りを決勝戦でも駆使しての残り目に注意したい。
◎ 8 鈴木圭一郎
○ 6 佐藤励
△ 7 黒川京介
▲ 5 若井友和
× 2 高橋義弘
おすすめの買い目
8=6-752
穴なら
2=8-675
文/鈴木
総合力は早川清太郎だが石川哲也のパワー光る
天候のゆくえも気になるところだが、伊勢崎3強の一角を担う早川清太郎が追い切ろう。林稔哲の出足が近況は上向いているが、高い先行力が武器の木村義明が先手で逃げる展開になればレース全体の流れがあまり速くならず、30線勢が次々と軽ハン勢へ襲いかかる。
気になるのは石川哲也の存在感。今節に示しているレース内容とスピードなら早川に逆転まで可能とみる。
0ハンから林稔が先手を奪って逃げるようだとハイペース大逃げに持ち込むシーンもありそうだ。もし走路が濡れれば林稔のチャンスは更に拡がるだろう。
◎ 7 早川清太郎
○ 5 石川哲也
△ 4 佐久間健光
▲ 6 西原智昭
穴 1 林稔哲
おすすめの買い目
7=5-461
穴なら
1=5-746
文/鈴木
9R...地元勢vs遠征29期
佐藤摩弥と若井友和が安定した追撃力を見せている。松本康や岩見貴史のダッシュに続いて出る佐藤摩が捌いて抜け出し、若井と金子大輔は中盤以降の周回に追い上げてくる。
◎ 7 佐藤摩弥
○ 8 金子大輔
△ 5 若井友和
▲ 6 岩見貴史
穴 4 松本康
おすすめの買い目
7=8-564
穴なら
4=8-756
10R...黒川京介と荒尾聡が飛び出す
ここ一番のスタート力に定評のある黒川京介と荒尾聡は外枠に置かれてもカマシ気味に伸びていく。この準決勝戦からハンデ重化した形の森谷隼人と松尾彩の内へインファイターの佐藤裕二が潜り込むか。
◎ 8 黒川京介
○ 7 荒尾聡
△ 6 佐藤励
▲ 3 佐藤裕二
穴 1 松尾彩
おすすめの買い目
8-7=6315
穴なら
1=8-7635
11R...速攻の永井大介を青山周平が追撃
初日の雨こそ苦戦したが2日目以降は安定して動いている青山周平を信頼。先に攻め上がるのは永井大介。3日目に佐藤励にチギられた佐藤貴也はスピードが課題か。中枠の28期2名や鐘ヶ江将平もスタート次第で上位喰い込みがありそうだ。
◎ 8 青山周平
○ 6 永井大介
△ 7 佐藤貴也
▲ 4 山田達也
穴 3 鐘ヶ江将平
おすすめの買い目
8-6=743
穴なら
3=7-864
12R...「トルク感が出た」と語る鈴木圭一郎
鈴木圭一郎と丹村飛竜の仕上がり度が充実。有吉辰也は3日目にひと滑りするなど走路との折り合い面に若干の不安が残る。渡辺篤が2日目のように展開を突いて先頭へ立つとペース上げての大逃げ十分。
◎ 8 鈴木圭一郎
○ 6 丹村飛竜
△ 7 有吉辰也
▲ 4 平田雅崇
穴 3 渡辺篤
おすすめの買い目
8-6=743
穴なら
3=8-674
文/鈴木