中原誠の逃げ切りに期待!
青山周が敗れる波乱があっただけではなく、軽ハン勢の活躍が目立った飯塚ナイターの準決。優勝戦はバラエティに富んだハンデ構成になった。優勝戦と同じ12Rで準決を走った中原はエンジン状態良好。優勝戦でもハイペースの流れを作りそう。10線単騎の藤川幸も離されずに付いて行くと重ハン勢は追い込みが届かないケースが出てくる。
20線3車は枠ナリ発進か。押田和も田中正も直線の伸びは良く、後続の車に射程に入らせない走りができそう。今回の優勝戦は重ハン勢が苦しむとみて、軽ハン勢を重視したい。準決で青山周を振り切った中原が、優勝戦でも先頭を譲らずゴールしそう。藤川幸が中盤までは付いていくも20線勢が襲い掛かる。その一番手は押田和。その流れに乗って田中正も割り込んでくる。厳しい展開になりそうな30線勢では実績から佐藤貴を重視する。丹村司は序盤である程度の位置に付けられれば。
◎ 1 中原誠
○ 3 押田和也
△ 4 田中正樹
△ 8 佐藤貴也
▲ 5 丹村司
おすすめの買い目
1-3458-3458
穴なら 速攻を決めた時の田中正
4-1358-1358
鈴木圭一郎が走力の高さをこれでもかと見せつけた!
良走路で始まった山陽最終日だが、第5Rの試走後に雨が降り一時は重走路になった。しかし、そこから走路が徐々に回復し、優勝戦は良走路で行われた。試走一番時計は鈴木圭の30、次いで鈴木宏の32。他は36~39と数字を落としていた。
0ハン単騎の田中崇は序盤からペースを上げ、大きなリードを作れた。レース中盤は吉松憲が重富を交わし2番手に立ったが、前を走る田中崇は遥か彼方。中団を冷静に捌いていた鈴木圭は吉松憲を交わし2番手に立つ。この時も、先頭を走る田中崇との差は大きかった。残り2周で追い詰めることはできても追い抜くまではどうかという距離。しかし、結果的にはゴール前でチョイ差しが決まり鈴木圭が田中崇を捕えてみせた。
絶望的とも思えた車間を詰めて優勝した鈴木圭は驚異。一度雨が降って走路温度が下がったことは、追う側の鈴木圭にしてみれば有利に働いたか。それでもあれほどの差を克服したのは見事だった。鈴木圭は前節の山陽G2に続いて連続優勝となり、次のSGオートレースグランプリに大きな弾みがついた。