青山周平がシルクカップ連覇を達成!
伊勢崎オートで行われていた第45回GI開場記念シルクカップは、伊勢崎の31期・青山周平の優勝で幕を閉じた。青山は昨年に続いての優勝。同大会連覇を果たした。
良走路で行われた優勝戦は早川清太郎が試走一番時計の26。次いで青山が27、中村雅人と三浦康平が28、高橋貢が29、内山高秀が30、西原智昭が31、渋沢憲司が32だった。
レース展開は0ハン単騎の渋沢は残して出る。7車並んだ10線は大外の青山が猛ダッシュを決めて1コーナー先制。他は最内の内山から枠ナリ発進となった。いきなり2番手に立った青山は間髪入れずに渋沢を差す。その後は後続を引き離す一方の一人旅。圧倒的な走りを見せ付けた。後ろでは三浦が渋沢を交わして2番手に立ったが、徐々に番手を上げていた早川が最終3コーナーで三浦を差して準優勝。他はあまり動きがなかった。
それにしても青山のスタートは強烈だった。同ハンに並んでいた選手達は決してスタートが遅いわけではなかった。むしろスタートは得意な選手が多く、大外からカマシ切るのは厳しいと思われていた。内の6車全てではなく、何車かに先行できればそれでもかなり有利な状況だった。しかし、結果としては内枠勢を全て包んでスタートを決めてしまった。これでほぼ勝負はあった。独走に入ってからも、いつもよりペースが上がっているように感じられた。試走は2番時計ではあったが、エンジンにはかなりの手応えを感じていたのだろう。自信を持って気持ち良さそうに走っていた。これでシルクカップは連覇で2度目の優勝。GIは通算17度目の優勝。この数字はまだまだ伸びていくだろう。どこまでいくのか楽しみでならない。
好調の長田稚也、S級陣も奮起しそうだ!
このところ飯塚オートは開催ラッシュが続いているが、今回はナイターレース。主力S級の中には状態悪くない選手はいるが、A級やB級の中にも好調な選手は多い。断トツの優勝候補は見当たらず、群雄割拠の状況。
地元S級は4人参戦予定。その中でランクトップは有吉辰也。前回のミッドナイトでは準決4着で優勝戦には進めなかった。ただし、試走タイム自体はまずまず出ており、エンジン面はそこまで悪くない。今回は出場する中でランクトップとしての活躍を見せてくれるだろう。
滝下隼平と久門徹は前回のミッドナイトで優出。滝下は優勝戦こそ7着だったが、予選準決は共に1着。特に初日は試走27、上がり344の強烈なタイムを叩き出していた。滝下らしいスピードはしっかりと出ており、今回も高速バトルを展開できる。久門は優勝戦では4着。その前のナイターでも優出していた。今はエンジンがある程度で安定しており、武器の速攻が決まりやすい状態。このまま連続優出を伸ばしていくか。岩見貴史はやや低迷気味。昨年の後半は絶好調が続いていたが、その時の動きと比べると近況は一息。エンジン立て直しが急務。
外来S級は山陽から丹村飛竜と角南一如。丹村は年末のSSシリーズ以来の競走。そのSSシリーズでは初日に試走24をマークするなどエンジンの好調っぷりが目立っていた。結果的には準決4着で優出はできなかったが、連日良い試走タイムを叩き出していた。最終日の特別選抜戦でもしっかりと白星を挙げており、今年へのいい入り方ができそう。角南は前回の飯塚ナイターでは準決5着だったが、初日と最終日は連に絡めていた。最近は試走タイムがそこまで出ないが、レースでは大外を回って番手を上げていけている。
A級で注目なのは長田稚也。前回のミッドナイトで優勝していた。それも初日からオール1着の完全Vだった。準決では試走26、上がり340をマークするなどスピード面での大幅な強化が図れている。その優勝戦で3着だったのは中村杏亮。予選準決は1着だった。特に初日の勝利は試走25の上がり349をマーク。長田稚と同じくハイペースで走れる技術を身に付けている。石本圭耶もミッドナイトでは優出し5着。石本はデビューが遅れたり、ケガで長期休養したりと実戦慣れに時間を要しているが、元々持っているセンスは高いモノがあるので、レースを重ねるごとに急成長を見せるはず。
B級では石橋大が好調。前走の飯塚ナイターでは優出し4着。その前の年末ミッドナイトでも優出し7着。最後は最重ハンの30M前に置かれていたが、このハンデの変動があるのかどうかは大きなポイント。据え置きならば同じような活躍に期待できる。新人35期では永島潤太郎が好成績を収めている。ここまで7走して1着が5本、3着が2本。全て車券に絡めている。今回からは勝ち上がり権利が発生するので、いきなりの優出、そして優勝まで視野に入ってくる。
※1月10日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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有吉 辰也〔飯塚 S-14(25期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-24(28期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-30(29期)〕
久門 徹〔飯塚 S-41(26期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-29(29期)〕
角南 一如〔山陽 S-39(27期)〕
長田 稚也〔飯塚 A-77(34期)〕
中村 杏亮〔飯塚 A-52(33期)〕
青山周平がナンバー1のパワーを見せ付ける!
第45回GI開場記念シルクカップも優勝戦のメンバーが出揃った。準決では最重ハンの中でも外枠の選手は苦戦を強いられ、内枠勢の活躍が目立った。更には10M前の渋沢憲司が優出を決めたため、優勝戦は0、10Mのハンデ戦になった。0ハン単騎に渋沢、10線は内から内山高秀、三浦康平、西原智昭、高橋貢、中村雅人、早川清太郎、青山周平。
0ハンの渋沢はスタートが巧い方なので、10線勢に叩かれる事はないだろう。10線のスタート争いだが、スタートが苦手な選手はいないのでほぼ枠ナリ発進か。もしかしたら内山、中村あたりがやや凹むかどうか程度。
まずは逃げに入る渋沢だが、記念レースの優勝戦で8周戦になる事を考えると、最後まで逃げ切れるかどうかは疑問。実際、6周戦の準決でも中村に捕まっており、優勝戦で逃げ切るのは厳しそうだ。
10線で渋沢を追う一番手は内山か三浦。どちらが追っても渋沢を捕まえる事ができるだろう。というより10線の誰が2番手に立っても、そのまま渋沢を捕まえることができそう。そして10線勢は誰が先頭に立ってもハイペースの流れになる。レース後半で順位の変動はあまりなさそうで、レース序盤から中盤にかけて主導権を握った選手が最後まで先頭を走り続ける展開が想定される。
当ブログでの本命には青山を挙げる。10線大外でレース展開は最悪とも言える状況だが、スタートで内枠勢を何車か置いて出る可能性があるし、そうでなくても1周バックストレッチで好位置に潜り込む可能性もある。激しい先陣争いを制した選手が逃げ態勢を作る前に、青山が素早く交わして先頭に立ちそう。そこからはペースを上げて後続を離しにかかる。
相手は早川。初日は5着でどうなるかと思ったが、しっかりと軌道修正ができている。エンジン的には十分戦える仕上がりにあり、得意の地元バンクでスピードを存分に発揮できている。青山に対し先手の攻めが決まれば、同大会3度目の優勝が見えてくる。次に中村。中村も3日目までは仕上がりを欠いていたが、準決ではしっかりと合わせてきた。スタート争いにはやや不安な面もあるが、8周戦になるのは中村にとって好材料。そして三浦。10線の内から2番目の位置は大きな魅力。内山を置いてトップスタートを決めるようなら絶好の展開になる。準決では上がり370をマークしており、レース序盤で独走態勢を作れれば後続を振り切れる。最後に西原。西原も三浦と同様に、序盤で独走に持ち込めればチャンス。記念タイトルはない西原だが、今回は初優勝の絶好のチャンス。
◎青山周平
○早川清太郎
△中村雅人
△三浦康平
▲西原智昭
前回活躍した選手が今回も好走を見せそう!
飯塚オートは直前のナイターからリレー開催。今度はミッドナイトの時間帯に移行しての戦いになる。出場するほどんどの選手は前回のナイターで走っており、更にはレース間隔が空いておらず、前回の動きが今回にも影響しそうだ。
地元のS級は4人の予定。その中で最もランクが上なのは有吉辰也。前々走の年末SS王座決定戦乗りを決めた有吉は、前回のナイターでは準決4着で優出はならなかった。速い流れに苦しんでいたが、捌きの面では今回出場する中で断トツ。優勝戦までは駒を進めてくるだろう。
滝下隼平は準決5着で優出はならなかったが、試走タイムはしっかりと出ていた。エンジン的には問題ないので、後はどれだけレース道中の展開を有利に作れるかだけ。好調が続いていた岩見貴史は前回の準決は4着。滝下と同様に優勝戦には進めなかったが、エンジン自体は中堅上位を保てている。完調時の動きに戻すべく、細かい調整を施してくるか。久門徹は初日から連勝で優出。乗り換わった『エンマ』号はナイターの時間によく合っている。
A級では井村淳一と牧瀬嘉葵、山本翔が優出を果たした。井村はその前の開催では優勝しており、今は好調の波に乗れている。課題とされているスタートも、乗り手が乗れている今はある程度克服できている。爆発力ある走りは魅力だ。牧瀬は乗りっぷりが良く、スタートもソコソコ切れていたし、準決では荒尾聡を苦しめていた。山本翔は高い独走力を持っており、早い段階で先頭を走れる展開になればS級相手でも振り切れるスピードがある。重走路でも高い連対率を誇っている。
好調の部類は阿部仁志。前々走の山陽では優勝戦まで進んでいた。その日は悪天候で開催中止になったが、その後の地元でもよく車券に絡めていた。山陽の西村龍太郎も快走が目立っていた。最重ハンの10M前に置かれているのも好成績を残せる大きなプラス材料。
B級では古城龍之介に注目。1級車に乗り換わった直後は快進撃を続けていたがひと頃、伸び悩む時期があった。それでも近況は再びスピードある走りを見せている。独走力があるのは西村昭紀。いきなり先頭を走れるようならハイペースの逃げに入れる。杉本雅彦はペース上がる方ではないが、インをしっかり抑えて後続を封じ込むシーンが多く見られる。
※1月4日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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有吉 辰也〔飯塚 S-14(25期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-24(28期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-30(29期)〕
久門 徹〔飯塚 S-41(26期)〕
藤岡 一樹〔山陽 S-33(29期)〕
阿部 仁志〔飯塚 A-64(29期)〕
井村 淳一〔飯塚 A-110(28期)〕
山本 翔〔山陽 A-155(34期)〕
青山周平が大会連覇を狙う!
伊勢崎オート新年最初の開催はいきなりGI競争。第45回開場記念シルクカップだ。昨年の優勝は青山周平。年末のSS王座決定戦を制し、乗り手もエンジンも絶好調なので連覇も十分あり得る。
その青山は完調モード。SSでは見事な走りを披露していたし、その前の山陽GIでも優勝。昨年の11月からは記念レースを5節連続で走っているが、その内優勝2回。準優勝2回、優出3着が1回。全ての開催で優出し、更にはその優勝戦でも上位着に入っている。シリーズ中に勝ち切れないレースはあるが、最終的にはしっかりとエンジンを仕上げてくる。今回も当然の優勝候補。これを打ち破る選手は現れるのか。
他に地元で有力なのは早川清太郎、高橋貢、新井恵匠など。早川は年末のSSトライアルで3日目に被害があり落車。他の3走のポイントが足りずSS順位決定戦回りになったが、そこでは2着に入っている。そのレースを見る限りはエンジンや乗り手に落車による悪影響は感じられなかった。得意の地元走路で今回も活躍を見せてくれそう。高橋貢はSSシリーズ戦で走っていたが、準決4着で優勝戦には進めなかった。ただし、試走タイムはそこそこ出ていたので、そこまで悲観する状況ではないか。新井恵はエンジン上昇と共に、持ち味の果敢な走りができるようになっている。
外来でSS王座決定戦に乗っていたのは黒川京介、佐藤貴也、伊藤信夫。黒川はSSトライアルで連日好スタートを見せていたし、王座決定戦でもトップスタートを決めていた。ペースを上げる前に青山に交わされてしまったが、そこからは2番手を保ち、準優勝の結果を残した。ビックレーサーへの変貌を遂げる競争内容だった。佐藤貴はシリーズ中に白星はなかったが、着をまとめて王座決定戦乗りを決めた。スタートの切れは良かったし、レース道中も後ろを走る車に交わされるシーンは少なかった。伊藤信は3日目に白星。ここ一番の大事な場面での勝負強さが光っていた。
中村雅人、金子大輔、佐々木啓、篠原睦はSSトライアル戦でのポイントが足りず順位決定戦回りだった。中村はスタートもレース道中もピリッとしない内容だった。トライアル戦に出場しているメンバーの中ではエンジンが劣勢だったが、今回ならまだ通用するかも。金子は2日目の反則で失権。早々と勝ち上がり権利を喪失したが、4日目などは力走を見せていた。エンジン的には悪くない。佐々木は枠番抽選運に恵まれず、大きな着が続いてしまった。ただし、試走タイムはしっかりと出ていたので、エンジン自体は心配ないか。篠原は試走タイムから劣勢だった。エンジンの上積みを図りたい。
※1月3日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-4(22期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-6(29期)〕
中村 雅人〔川口 S-5(28期)〕
黒川 京介〔川口 S-27(33期)〕
金子 大輔〔浜松 S-7(29期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-11(29期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-13(23期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-18(23期)〕