鈴木圭一郎が完全優勝を狙う!
川口オートで行われている第69回GI開設記念グランプリレースも優勝戦のメンバーが出揃った。好天の下、競走が続いており、冬場らしい好タイムのレースが多かった。準決は強豪がしっかりと力を見せ、豪華な優勝戦になった。ハンデ構成は10Mオープンで内から黒川京介、有吉辰也、佐藤摩弥、若井友和、早川清太郎、中村雅人、鈴木圭一郎、青山周平となった。優勝戦の日も天気は良さそうで、良走路での競走になりそう。
まず10Mオープンのスタート争い。ここはスタートが苦手な選手は不在で、ほぼ枠なり発進になりそう。あるいは有吉や佐藤摩がダッシュを決めるか。鈴木圭や青山がカマシ気味に出るか。
まずは逃げに入る黒川。準決でも素晴らしいタイムをマークしており、そのまま逃げ切りも十分考えられる。ただし、8周戦での経験にはやや不安が残る。全ての周回を同じペースで走れればいいが、途中で滑らせたりコースを外してしまうことも考えられる。その後ろの競り合いはどうか。有吉や佐藤摩はインをしっかり走れる方でブロック力は高いが、準決のタイムを見ると黒川がミスなく走った場合、先頭に立つ事は難しそうだ。捕える仕上がりにあるのは早川、青山、鈴木圭か。
仕上がりが一番いいのは青山だが、一つ内枠の鈴木圭が先行すると展開は楽でなくなる。鈴木圭が待ったなしの攻めで中団を先に交わせば、黒川と一対一の態勢に持ち込める。ここでも黒川をすんなり交わせば独走に入り、ペースを上げる事ができるだろう。当ブログでは、鈴木圭が序盤で速攻を決め、早めに抜け出すとみて本命に推したい。完全優勝で、2016年以来の同タイトル奪取を狙う。
相手は青山。スタートでどこまで好位置に付けられるかが大きなポイント。8番手発進になるとかなり苦しくなるが、内枠勢を何車か置いて出る事ができれば、優勝のチャンスは倍増する。青山も厳しい攻めを見せて先頭に踊り出るか。この大会は2014年に制しており、2度目の制覇も十分ある。次に黒川。独走でのスピードはかなりのものがある。しっかりとスタートを決め、車速に乗った逃げができれば自身2度目のGI優勝もあるだろう。
そして中村。ここまでオール連対できており、エンジンの仕上がりは悪くない。10Mオープンで、やはりスタートでどこまで行けるかがカギ。ある程度の位置には付けておきたい。周回が伸びる事は、スタミナがある中村にとって有利に働くはず。最後に早川。スタートで外枠勢に行かれない事が絶対条件だが、中村と同様に追撃能力はかなり高いので、レース後半まで楽しみはありそう。
◎鈴木圭一郎
○青山周平
△黒川京介
△中村雅人
▲早川清太郎