A級やB級にもチャンスありそうなシリーズ!
伊勢崎オートはGIシルクカップ以来の開催で、今回はアフター6ナイター。緊急事態宣言に伴い、専用場外場が20時までの営業短縮になる関係で、レースの時間帯が繰り上げられる。第1Rは17時20分発走で、最終第7Rは19時50分。20時までに全てのレースが終わる算段だ。
今回出場するS級は3人の予定。その中でランクトップは内山高秀。内山は今年に入ってからピリッとしない。GIが続いているとはいえ、まだ白星がない。今回は大幅にメンバーが軽くなるので、今年の初勝利を今回で挙げたい。松本やすしもエンジン状態が良いとは言えない。前走の川口でも勝ち切れなかった。ただ、試走タイムは出ているのでちょっとしたキッカケで上昇の余地はありそう。外来S級は渡辺篤。渡辺は地元のお正月開催で優出と、今年は上々の滑り出しを見せた。その後はGIで連戦したが、どちらもシリーズ中に1勝は挙げており、状態としてはまずまずか。
今回はS級よりA級やB級の方に好調な選手が多い。三浦康平は前走のGIシルクカップで優勝戦まで進んだ。準決と優勝戦では試走3・24秒の強烈なタイムを叩き出した。エンジンが仕上がると成績も連動するタイプ。今回もスピードが出やすい条件で、三浦の走りにピタリとマッチする。同じくシルクカップで優出していたのは浅香潤。そこでは初日から連勝。準決、優勝戦では試走3・27秒を出すなどエンジンは良好だった。今回のメンバー的にも連続優出は十分。
他のA級では的確な捌きが魅力の谷津圭治や、強引な仕掛けで車群を突破していける田中哲にアウト戦鋭い桜井晴光が狙い。後半動く仲田恵一朗にも注意が必要。川口からは五十嵐一夫が堅実な走りを展開中。インからしっかりと番手を上げていくタイプだ。
B級では34期勢に注目。横田翔紀と石川哲也は前走の川口で優出。横田は優勝のチャンスがありそうだったが、レース道中で被害があり3着入線。エンジンも乗り手も好調だ。石川は優勝戦で5着。ただ、そこまでの4走は全て1着で走りが良くなってきた。一つだけ難点を挙げるなら、その優勝戦で両者ともフライングを喫したこと。今後しばらくはスタートが慎重になるかも。
他のB級では松村真がエンジン良い状態。スタートには不安を残してるが、序盤さえうまくこなせれば粘り強さを発揮できる。田崎萌と高橋絵莉子の女子レーサーも近況は好成績を収めている。
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主な出場予定選手
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内山 高秀〔伊勢崎 S-27(26期)〕
松本 やすし〔伊勢崎 S-43(32期)〕
渡辺 篤〔浜松 S-31(31期)〕
三浦 康平〔伊勢崎 A-2(28期)〕
谷津 圭治〔伊勢崎 A-22(25期)〕
田中 哲〔伊勢崎 A-29(28期)〕
浅香 潤〔伊勢崎 A-54(23期)〕
五十嵐 一夫〔川口 A-26(21期)〕
高橋貢が連続参戦でシリーズの中心に!
飯塚オートは24日にGIが終わったばかり。その時はナイターだったが、今回は昼間開催に移行する。出場する主力選手は、前走がほぼそのGIシリーズ。レースの時間帯は変わるがリズムは持続で、その時の成績が大いに参考になりそう。注目選手を挙げていく。
まずはそのGIで優勝した高橋貢。優勝戦では試走一番時計をマークするなど、しっかりとエンジンの上積みができていた。その影響か、スタートもいいのが切れてレース展開がだいぶ楽になった。道中も落ち着いて乗れており、今回も地元勢を脅かす大きな存在になりそう。
その高橋貢に対抗したい地元勢は荒尾聡がリーダー。前走のGIでもしっかりと優出していた。優勝戦ではスタート後に好位を奪えず、苦しい展開になったが、そこから巻き返して3着入線。今年はその前の伊勢崎シルクカップでも優出し準優勝。いい流れに乗れている。
他で有力なのは浦田信輔や篠原睦、有吉辰也など。浦田は前走ではエンジンが仕上がらず成績もイマイチだった。ただ、最終日は2着に入り、一定のエンジン上昇は見込まれた様子。今回はメンバーが薄くなるので、今の状態でも中団を捌いていけるか。篠原は前走の初日こそ白星だったが、その後は失速。早々に立て直しを図りたい。有吉もシリーズ中に1着はあるが、本来の力を考えると物足りないシリーズだった。今回で踏ん張りを見せて、軌道修正しておきたい。前回の記念最終日にF切ってしまった重富大輔だが、破壊力を秘めており試走次第では掲示板に載る可能性は大だ。
山陽のS級は佐々木啓、丸山智史、長田恭徳。佐々木は前走のGIで優出。シリーズ中はおおむね安定した動きを見せていたし、優勝戦でも試走27と、まずまずのタイムが出ていた。今年は2節走って両方とも優出。エンジンを高い位置で推移させるのが得意だ。丸山は前走で3日目の8着が響き、準決に進めなかったが、エンジン気配は悪くなさそうだった。長田も良走路では試走タイムが出ていたので、エンジン自体はそこそこ。
A級では中尾貴志が前走のGIで優出。その優勝戦では10Mオープンの最内に置かれたが、スタートを決めることができず8着。苦い優勝戦になってしまったが、GIで優勝戦まで進んだこと自体は大いに評価できる。今後の糧になるだろう。滝下隼平は準決で7着。ただし、それ以外は全て車券に絡めていた。エンジン自体は高い位置にある。あとはスタートをこなせるかだけ。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-3(27期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-5(23期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-11(26期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-16(25期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-4(22期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-8(23期)〕
丸山 智史〔山陽 S-21(31期)〕
長田 恭徳〔山陽 S-37(32期)〕