飯塚オートは連続開催で、勢いのある選手に注目!
飯塚オートは16日にナイター開催が終わってすぐのリレー開催となる。今度はミッドナイトの時間帯に移行しての戦い。ほとんどの選手が前回のナイターから参戦しており、その時の動きが参考になるが、近況は選手たちもレースの出場機会が多く、ここ数節の大きな流れで好不調を掴む事も大事になってくる。
今回出場するS級は3人。地元から有吉辰也、田中茂、別府敬剛だ。有吉は前走で成績がイマイチ。試走タイムの数字から物足りなかった。今回はエンジンをしっかりと立て直して臨みたい。今回出場する中でランク的にトップなので、同じレースの中では試走一番時計が目標になる。田中茂は前走準決3着で優出はできなかった。しかし、タイム自体はそこそこ出ており、エンジンの方はそこまで悪くない。もうひと仕上げができるようだと、優出や優勝も十分視野に入ってくる。別府もエンジン状態はまずまず。スタートには多少の不安が残るが、今回は最後方から走る事が多いだろうから、そこまで心配しなくてもよい。
前走のナイターで優出したのは滝下隼平、森本優佑、竹中修二など。滝下はスピードある走りが持ち味。特に走路にタイヤが食い付く冬場は得意としており、成績も上昇するケースが多い。今回はミッドナイトで、走路温度がかなり下がる事が想定できるので、S級にも負けないスピードレースを展開してくるかも。森本は近況、成長が著しい選手の一人。独走時のスピードは元々かなりのモノがあったが、ハンデを背負って後ろから追い込むレースでも結果を出してきている。選手としての総合力が着実に高まっている。竹中はデビュー時からセンスの高さが評判だった。レースの結果に結びつかないケースも多いが、近況はハンデ位置を活かして好走できている。
他に成長を感じられる選手は山本将之、木山優輝、高宗良次。山本はこれまでに1回の優勝経験があり、成績の上昇とともにハンデも最重ハンの10M前まできている。ここからは捌きの上達が必須になってくるが、そこも徐々に良くなっている様子がうかがえる。木山も山本と同じく今は最重ハンの10M前。スピード面で大幅な強化が図れており、これからの季節は強烈なタイムをマークしてくるかも。高宗は山本や木山の1期先輩になるが、まだまだ伸びしろが多く、これからの成長が楽しみな一人。まだ走りが安定せず、落車が多い点は気になるが、そこを乗り越えると走力アップにつながる。
未だ優勝経験はないが、そこに到達できそうなのは阿部仁志や占部健太。阿部は速攻タイプではないが、道中でしっかりと追って行ける選手で、エンジンも今は十分戦える状態。占部は近況、エンジンが高水準で推移。ハンデ位置も魅力な今のうちに初優勝を決めておきたい。
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主な出場予定選手
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有吉 辰也〔飯塚 S-16(25期)〕
田中 茂〔飯塚 S-22(26期)〕
別府 敬剛〔飯塚 S-38(23期)〕
滝下 隼平〔飯塚 A-5(28期)〕
阿部 仁志〔飯塚 A-16(29期)〕
森本 優佑〔飯塚 A-28(31期)〕
竹中 修二〔飯塚 A-124(26期)〕
山本 将之〔山陽 A-93(33期)〕