伊勢崎アフター6ナイター開幕!
かなり前のオートレースは昼間開催のみだった。そこからナイター開催が始まり、薄暮レース、ミッドナイトとさまざまな時間帯でのレースが執り行われてきた。今回のアフター6ナイターは、午後6時以降に第1Rが始まり、最終Rは20時50分。各レース7車立てで、全7R制で行われる。参加選手数は49で、普段は優勝から縁遠い選手にとっては優勝する絶好のチャンス。
今回出場するS級選手は3名。地元からは内山高秀、西原智昭。浜松から木村武之だ。内山の近況はあまりパッとしない。いい時と比べて優出するケースが多くなくなった。もちろんエンジン状態が上向かないのが原因だが、乗り手の方のリズムが要因になっていることも多少はあるだろう。今回は通常よりメンバーが大幅に軽化されている。失いかけた自信を取り戻すのはちょうどいい開催。初日から好走を決めて波に乗りたい。
西原も近況の流れは良いほうではない。前走は浜松GIIだったが、ここでは白星がないばかりか、5走して4着以内が一回もなかった。エンジンは明らかに崩れていると言える。今回の地元で整備を施し、復調のきっかけ掴みたいところ。その浜松GIIで優勝したのは木村武。優勝戦では先頭に立つと、佐藤貴也に付け入る隙を与えず、更には鈴木圭一郎を振り切っての勝利だった。その後の地元3日間一般開催では、準決でまさかの内線突破。勝ち上がり権利を失ってしまったが、その前後のレースはともに2着。エンジンの方は問題なさそうだった。内線突破の反則による精神面への悪影響は考えにくいので、今回の伊勢崎でも切れ味鋭い走りを披露してくれそう。
参加するA級の中でランクトップは岩田行雄。すでに還暦を越えて数年経つが、走りの方はまだまだ健在。前走の浜松GIIは準決で4着だったが、シリーズ中に3回の1着があった。エンジン的にもまずまずで、レース道中で仕掛けどころがあれば迷わずインに突っ込んでいける。スピードあるのは桜井晴光と佐久間健光の26期コンビ。どちらもスタートにやや不安な面あるが、車速に乗れるコースを回り出すとS級に匹敵する力を発揮できる。佐久間は前走で優出。優勝戦は重走路で8着だったが、良走路なら車券に貢献できる状態だ。
外来A級は浜松勢のみ。その中でランクトップは鈴木健吾。前走の地元GIIでは、序盤こそソコソコだったが準決以降の後半は失速。メンバーが濃くないところでは戦えていた様子。ランク次位は柴田健治。こちらは快速派で知られている。レース序盤の位置取りが巧く、自分の走りたいコースを走れる状況になると力を出せるタイプ。今回のメンバーの中では力も上位の方なので、その走りには注目したい。
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主な出場予定選手
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内山 高秀〔伊勢崎 S-27(26期)〕
西原 智昭〔伊勢崎 S-34(28期)〕
木村 武之〔浜松 S-24(26期)〕
岩田 行雄〔伊勢崎 A-6(15期)〕
桜井 晴光〔伊勢崎 A-35(26期)〕
佐久間 健光〔伊勢崎 A-44(26期)〕
鈴木 健吾〔浜松 A-9(28期)〕
柴田 健治〔浜松 A-31(27期)〕