鈴木圭一郎が完全優勝へリーチ!
第63回GI開設記念レースも大詰めを迎えた。予選準決の4日間、おおむね好天の下でレースが行われていた。優出メンバーの中で最も成績が良いのは鈴木圭一郎。ここまで負けなしで来ている。この勢いのまま優勝をもぎ取ってしまうのか。
0Mオープンとなった優勝戦の枠は、選択順に内から鈴木圭、松本やすし、重富大輔と埋まっていったが、4番目の東小野正道は5枠を選択。5番目の池田政和が4枠に入り、6番目の荒尾聡からは鈴木宏和、永井大介と再び選択順に埋まっていった。
純粋なスタート力評価をすると、今一番切れているのは鈴木宏和。今節も連日同ハンからトップスタートを決めている。2番手は鈴木圭か荒尾。そして永井。以下松本、東小野、池田、重富となるか。
枠順を加味したスタート争いだと、最内の鈴木圭が有利か。鈴木宏はこのメンバーで7枠だと、さすがにトップスタートまでは厳しくなりそう。荒尾の抵抗も十分ある。永井はスタート先行を狙うより、1周バックストレッチで好位を奪う作戦に出るか。あとは2枠から5枠までの選手がどこまで好スタートを切れるかどうか。
当ブログでの本命には鈴木圭を推す。スタート巧者が外枠に入っており、先行しやすい条件が整っている。いきなりの独走となれば、序盤からグングンとペースを上げて後続を引き離しにかかる。今節のエンジンの仕上がりと本人のスピード力を考えれば、誰も追ってこれない計算。アタマ固定で狙いたい。
相手は鈴木宏。鈴木圭が少しでもスタートでもたつくようなら、先行までありそうで絶好の展開に持ち込める。8周戦になると中盤以降のペースに不安はあるが、序盤で大きなリードを作れれば目一杯の残り目もある。記念レース初優勝へ向け全力疾走に注意。次に荒尾。全国一と言われたスタート力は色褪せておらず、今回は地元走路なので気合の面でも倍増してくるだろう。先頭に立ってしまえばブロック走法で後続を翻弄する。
そして池田。準決では鈴木圭に抜かれたとはいえ、上がり363の好タイムをマークしている。前節は伊勢崎でGIを勝ったばかりで、そのリズムは継続している。スタートである程度の位置に付けられれば勝負圏内に入ってくる。最後に重富。池田と同様にスタート後の位置取りに注文は付くが、3~4番手までに出ることができれば、道中はスピードある走りで巻き返してこれる。
◎鈴木圭一郎
○鈴木宏和
△荒尾聡
△池田政和
▲重富大輔