鈴木圭一郎が有終の美を飾るか!
スーパースターフェスタ2019も最終日を迎えた。4日目は1Rから不安定な走路での競走になったが、初日から3日目までは良走路で行われた。SSトライアルポイント上位8名が12Rの王座決定戦へ。SSシリーズ戦は準決4個レースの各1、2着が11RのSSシリーズ優勝戦へ進出。ファイナルバトルが今、始まる。
SS王座決定戦は0Mオープンで内枠から青山周平、永井大介、高橋貢、佐藤貴也、鈴木圭一郎、早川清太郎、佐藤摩弥、荒尾聡。
肝心のスタート争いだが、今節切れ味が鋭いのが佐藤貴。青山も安定して良質のスタートが切れている。おそらく、この両者が先陣争いを演じそう。単純なスタート力だとこの後に佐藤摩、荒尾となるのだが、外枠から3番手を奪取するのは厳しいか。内枠勢の永井、中段から鈴木圭が3番手発進をしそうだ。3枠の高橋貢は本人も言っているように今節はスタートの切れがイマイチ。
レース序盤は青山と佐藤貴がハイペースの逃げを見せそう。どちらが逃げても後続は苦しくなりそうだ。ただ、この両者が競り合うと話は別。コースに隙が生まれるかもしれないし、ペースが落ちるかもしれない。
当ブログでの本命には鈴木圭を推す。スタート争いでそこまで遅れることはなさそうなので十分、勝負圏内に入れる。今節は3日目に良い走りを見せており、10周戦でのエンジン力もスタミナも問題ない。トップスタートはできなくても道中で前団を交わすチャンスを突いてくる。先頭を走れば誰も寄せ付けぬ走りでブッチ切り態勢を築く。
相手は青山。今節は内枠に入ったときは必ずトップスタートを決めていた。ここも最内から外枠勢を突っ張っていきそう。10周戦で、後半のペースにやや不安を残しているが、SGの優勝戦なら乗り手の気合でカバーできるか。インを締め上げる走法で後続を最後まで苦しめる。3番手は永井。トップスタートを望めなくても、3日目のような落ち着いたレース運びができれば争覇圏内に入れる。もちろんトップスタートを決めてしまえば、大きなコース取りでハイペースの展開を作れる。
次に佐藤貴。今節は8枠からでもトップスタートを決めるなど持ち味を存分に発揮している。優勝戦は4枠なので、先行確率は大幅に高まる。青山と同様にインコースを守る走法で最後まで粘り切るか。最後に高橋貢。初日快勝の後はパッとしないが、経験豊かな整備力で急に立て直してくるケースを何度も見ている。試走でトップタイムを出すようなら自在のテクニックでレースを沸かす。早川と荒尾はエンジン状態に一抹の不安。佐藤摩も7枠ではどうかという所だが、レース序盤の展開次第では見せ場を作ってくるか。
◎鈴木圭一郎
○青山周平
△永井大介
△佐藤貴也
▲高橋貢
SSシリーズ戦の優勝戦は10Mオープンで、ファイナリストは内枠から中山光、松本やすし、重富大輔、森且行、内山高秀、大木光、山田達也、若井友和。スタートは内枠が有利になる。
レース序盤は最内の中山が主導権を握りそう。独走力が高まっている中山なので、そのまま押し切りも十分ある。2番手に付けそうなのは森か。スタートを含めて序盤の動きは鋭いものがある。しかし、レース後半は伸びが止まる傾向があり、8周戦ではそれが大きく響きそう。力強く追い込んでくるのは若井や大木。混戦でもスピード戦でも柔軟に対応してくるこの両者が、競り合いながらでなければ中山を捕まえられる技量がある。
当ブログでは若井を本命に推す。今年はこれまで充実した成績を残している。年末の大一番のこの大会でしっかり勝って締めくくりたい。相手は大木。イン攻めは冴えており、ゴチャ付く展開でより存在感を増す。次に中山。スタートは早い方なので、絶好の展開に持ち込めそう。そして内山。今節は初日から安定したレース運びが見られる。エンジン的にも十分戦える状態。最後に山田。周回が延びる事が最も有利に働くのはこの山田だ。
◎若井友和
○大木光
△中山光
△内山高秀
▲山田達也