GIIウィナーズカップ開幕!
浜松の名物GII競争、ウィナーズカップが8月22日から5日間の日程で開催される。地元はS級陣を中心に層の厚いメンバー構成だが、外来も強力な選手が参戦。S級のほとんどは前走がSG競争で、その時の動きが参考になる。
全国ランク1位の鈴木圭一郎は、SGで初日から4連勝で優出。優勝戦は展開にもまれ3着になったが、エンジン面はかなり良さそうだった。今回のウィナーズカップは前年度覇者であり、同大会連覇がかかっている。初日から異次元の走りを見せてくれそう。
佐藤貴也、金子大輔の29期コンビはSGでは優出できなかった。それでも佐藤貴はシリーズ中に3勝を挙げる活躍を見せ、鋭いスタートとイン突っ込みが決まっていた。金子は白星がなかったが、エンジン大崩れしている訳ではなく、ちょっとしたことで立て直しも可能な状態。木村武之も準決3着で優出できなかったが、最終日は気合の走りで特別選抜戦で1着を決めた。他では鈴木宏和がSGシリーズで2勝を上げていた。全国屈指のスタート力は全選手にとって脅威。
外来で最も注目なのは青山周平。前走のSGでは初日からオール1着の完全優勝を達成した。青山はその前の地元4日間の一般開催でも完全優勝を決めており、現在9連勝中。地元浜松勢にとっては最もマークするべき存在になる。
他にSGで優出していたのが若井友和や浦田信輔。若井は優勝戦8着だったが、その後の地元開催でも優出。今のところ6節連続優出を決めている。エンジンの安定度は抜群だ。浦田はSG優勝戦で5着だった。近年は迫力を失いかけていた浦田だったが、久々にSGの大舞台で存在感を示すことができた。
ほぼオープン戦に近い形のSGで力を出せなかった松尾啓史は、今回のようなハンデ戦なら強烈な追い込みを披露できる。佐々木啓、新井恵匠といったあたりも、レース後半からの巻き返しに期待できる。
A級では前回の浜松一般開催で優勝を決めた小林悠樹や、同5着の岩沼靖郎、同6着の鈴木辰己、同7着の仲口武志が上り調子で注目。また、S級と同じ実力を持っている有吉辰也も、今年は7月の浜松一般開催で優勝しており、その動向には注意を払いたい。
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主な出場予定選手
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鈴木 圭一郎〔浜松 S-1(32期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-7(29期)〕
金子 大輔〔浜松 S-8(29期)〕
木村 武之〔浜松 S-11(26期)〕
青山 周平〔伊勢崎 S-4(31期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-13(23期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-15(26期)〕
若井 友和〔川口 S-18(25期)〕