新年一発目の記念レースはGIシルクカップ!
伊勢崎のGI開場記念シルクカップは42回目を数える。年末の川口スーパースターを盛り上げた選手や、その後の一般開催ですでに今年のスタートを切っている選手が合わさり、GI開催に相応しいメンバー構成になっている。昨年は開催されず、一昨年に2度開かれた同大会を、地元の早川清太郎が両方とも制している。早川は今回も活躍し3連覇達成となるか。
その早川は前走が川口一般開催。ここでは予選道中を順当にこなして優出。優勝戦でもよい追い込みをみせて3着に食い込んだ。SSの後半からエンジンは上向いているし、地元の記念では無類の強さを発揮するので、今回も地元のファンを沸かせそうだ。
地元でランク上位なのは青山周平や高橋貢。どちらも年末のSS王座決定戦に乗っていた。高橋貢は準優勝、青山は4着だった。その後は高橋貢が川口で走り、初日から3連勝を挙げ、優勝戦では6着。青山は浜松で走っていたが優勝戦には進めなかった。ただし、どちらもエンジンはおおむね良いと言える。地元S級では新井恵匠や内山高秀も好調。新井はSS王座決定戦まで進出し、その後の浜松でも優出していた。内山はSSシリーズ戦で優出。エンジン状態は上向いている。
外来では川口地区が勢いある。永井大介がSS王座決定戦で久々に優勝。その後の地元一般開催では振るわなかったが、エンジンも乗り手も高い位置にある。山田達也はSSシリーズ戦で優出し準優勝。その後の浜松でも4日間をオール連対で準優勝だった。池田政和は久々にSS王座決定戦で走っていたし、若井友和もSSトライアル戦では見せ場を作っていた。また、前走の地元で1級車に乗り替わった黒川京介は、その初節でいきなり優勝。オール連対で、更に強烈な上がりタイムをマークしていた。ハンデ位置によっては、記念での優勝戦進出も見えてくる。
浜松地区も近況は活発。鈴木圭一郎はSS王座決定戦で急激にエンジンを仕上げてきて3着入線。その後の地元でも試走22を出すなど、エンジン力の高さを見せ付けていた。佐藤貴也も前走の地元で優出。優勝戦は展開的に厳しくなってしまったが、エンジン面は良さそうだった。伊藤信夫や渡辺篤といったところも、記念で通用しそうな機力を誇っている。
山陽地区は丹村飛竜がエースとしての存在感を示している。前走のSSでは王座決定戦まで進出する躍進っぷり。結果は7着だったが、トライアル戦でも連日スタートが切れており、持ち味のスピードが生きていた。今回来場する山陽S級は他に佐々木啓と角南一如。その潜在能力を考えれば、最近の成績はもう一つだが、エンジンの仕上がり具合によっては上位争いに参加できるだけの実力の持ち主。
飯塚地区は荒尾聡がトップ。前走のSSトライアルでは思うような走りができなかった。武器であるスタートもそこまで切れていなかった。当地では2010年に同大会を制してからは、優勝から遠ざかっており鬼門とも言える走路。それでも不屈の精神で乗り越えてくるか。浦田信輔、田中茂、久門徹の3者は前走がSSシリーズ戦。3者とも悪くはないが、もう一つ波に乗り切れないでいた。桝崎陽介は好調。前走のミッドナイトで優出し3着。その前の山陽でも優勝戦まで進んでいた。
A級では、木村享平が前走の浜松で自身2度目となる優勝を決めてきた。それも4日間シリーズでオール連対。優勝戦では、そうそうたる相手に見事逃げ切ってみせた。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-4(31期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-6(22期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-10(29期)〕
新井 恵匠〔伊勢崎 S-14(30期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-1(32期)〕
永井 大介〔川口 S-8(25期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-5(27期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-13(29期)〕
新年第一弾の飯塚開催!
飯塚オートの前節は大晦日が最終日のミッドナイト開催。初の試みだったが、その日の昼間に行われていた川口のSSシリーズの余韻もあってか、なかなかに好評だったようだ。今回は昼間開催に移行し、4日間のバトルが繰り広げられる。
今回出場する中で全国ランクトップは篠原睦の7位。前走のSS王座トライアルではエンジン仕上がり切らず、苦しいレースを強いられた。大きな着が続いたが、強豪相手に機力が並以下では厳しくなるのも当然。しかし、今回はその時のメンバーからは大幅に軽化。今の状態でも十分通用するだろうし、整備で上向かせてくる可能性もある。シリーズの中心選手として獅子奮迅の活躍を見せてくれるだろう。
地元選手で好調なのは鐘ヶ江将平、滝下隼平、越智尚寿、高林亮、水崎正二あたり。鐘ヶ江は前走の山陽で優勝戦まで進出した。そこでは8着の結果だったが、その前の優出は昨年4月。長い間、軽いスランプに入っていたが、前回の優出で上昇のキッカケを掴んだか。
滝下と越智は前走の川口SSシリーズ戦で優出。滝下は爆発的なスピードを武器にシリーズを盛り上げていた。優勝戦ではスタートの不安を抱えながら、なぜか1枠を選択し苦戦したが、エンジン面は良好と言える。越智はシリーズ初日に白星を挙げ、その後も堅実に着をまとめていた。
高林と水崎は大晦日が最終日だったミッドナイト開催で優勝戦まで進出。高林は軽快な走りを見せていたが、惜しくも2着で準優勝だった。水崎は優勝戦6着だったが、初日と2日目に好タイムをマークし快勝。高い機力を誇っていた。
外来では岡松忠が絶好調。前々走の地元で優出し5着になると、その後の飯塚ミッドナイトで約2年ぶりに優勝を決めてみせた。そのレースには岡部聡や緒方浩一も乗っており、岡松同様にエンジン面は良さそうだった。
春本綾斗と人見剛志、西村龍太郎は、前走の地元で優出。ここでは春本が優勝。約2年ぶりの名誉で、これから勢いに乗る可能性は高い。人見は走路にタイヤが食い付く冬場に実績抜群。西村龍は優勝戦4着だったが、初日から3連勝を決めていた。
他にも岩崎亮一、斎藤撤二、平田雅崇などの実力者が、エンジン上向かせて上位争いに加わってきそう。また、今回から1級車乗りとなる33期の選手達は大幅な成長が見込まれる時期で、これまで車券の対象になりづらかった選手も軽視はできない。
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主な出場予定選手
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篠原 睦〔飯塚 S-7(26期)〕
重富 大輔〔飯塚 S-27(27期)〕
鐘ヶ江 将平〔飯塚 S-34(31期)〕
岩崎 亮一〔山陽 S-26(25期)〕
人見 剛志〔山陽 S-30(28期)〕
岡部 聡〔山陽 S-46(19期)〕
斎藤 撤二〔川口 S-44(25期)〕
平田 雅崇〔川口 S-47(29期)〕