中村雅人が久々に登場!
約2週間ぶりの開催となる川口オート。前回は3日間の短期決戦を中野憲人が制し、約4年ぶりの優勝となった。その前の川口では新人の黒川京介が優勝。中野と黒川は師弟関係にあり、この2人が川口オートを盛り上げている。しかし、今回は実力者・中村雅人が参戦。果たして優勝争いの行方は...。
今回出場する中でランク筆頭は先述の中村雅人。今年はまだ1節しか走っておらず、それが年始に飯塚で行なわれたSG全日本選抜。ここではしっかり優出し、上々の結果を残した。ただ、そこから1ヶ月半レースから遠ざかっているので、気候やエンジンの変化には注意を払いたい。目安は初日の試走で、並のタイムが出れば戦えると思われる。
今回は一般開催ながら各地から強豪が集結している。少し前の浜松GIで優出したのは青山周平と佐藤貴也。青山は初日から連勝スタート。準決を2着で突破すると優勝戦まで駒を進めた。優勝戦では外枠に置かれ、厳しいレース展開になってしまったが、エンジン面はマズマズといったところ。佐藤貴も初日から気合の入った走りで優出。優勝戦は5着だったが、準決までの4日間は全て車券に絡む活躍。良いリズムで今回に乗ってこれた。
金子大輔は逆に、地元のGIで優勝戦まで進めず悔しい涙を飲んだ。ただ大会3日目までは、その前の節から続く連勝を9に延ばしていた。準決は4着で10連勝はならなかったが、エンジンも気力もいい位置で保てている。前走の悔しさを今回にぶつけたいところ。伊勢崎の三浦康平も前走は浜松GIだった。白星はなかったが、大崩れすることもなく、エンジンは並以下ではない。田中賢と角南一如も前走は浜松GIだった。しかし、この両者はイマイチな結果に終わってしまった。
地元のS級は中村以外に山田達也、大木光、阿部剛士が参戦。山田は前走の浜松GIではパッとしなかった。今回は巻き返しの節となるか。大木は前走の地元3日間開催で優出5着。初日と準決は1着だったので、エンジンは上々。阿部は今年に入り成績が上向いて来ない。
大木が優出した前回の川口では中野憲人が優勝。エンジンが良いのに加え、スタートも良くなってきた印象。この優勝戦には平田雅崇も乗っていた。平田は近年、優勝戦に乗る機会が少なく、優勝も2年ちょい遠ざかっている。前回の優出で勢いに乗りたいところ。A級では他に鈴木清や黒岩明、高橋義弘といったあたりが有力株。
B級は、新人の黒川京介が1月15日に初優勝を遂げて以来のレース。同期の泉田修佑や稲川聖也も調子を上げている。伊勢崎から参戦の伊藤正真も高い走力を発揮している。高橋絵莉子も前走の川口で初勝利を上げており、今後に期待。
また、今回は初日の12Rに「オール女子レース」が組まれている。女子選手だけによる7車立てのレースが企画されているので、こちらも楽しみにしたい。
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主な出場予定選手
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中村雅人〔川口 S-6(28期)〕
山田達也〔川口 S-14(28期)〕
大木光〔川口 S-38(28期)〕
阿部剛士〔川口 S-40(27期)〕
青山周平〔伊勢崎 S-11(31期)〕
佐藤貴也〔浜松 S-12(29期)〕
金子大輔〔浜松 S-48(29期)〕
角南一如〔山陽 S-32(27期)〕
浜松勢に勢いがあり、地元勢はやや手薄!
今回は地元の総大将・浦田信輔は不在で、荒尾聡が留守をあずかる形。そこへ田中茂や鐘ヶ江将平、桝崎陽介、岩見貴史らの地元S級陣が脇を固め、襲来してくる外来勢を迎え撃つ。対する外来勢は、全国ランク1位の鈴木圭一郎をはじめ、早川清太郎や人見剛志、加賀谷建明など強力なメンバー。どのようなシリーズになるのか。
今回地元のランクトップは荒尾聡。昨年末のスーパースター王座決定戦を制してから好調が続いていたが、前走の浜松GIでやや変調。8連勝で迎えた3日目の最終予選で2着。そして準決ではまさかの7着。最終日も連に絡むことができず、それまでの勢いは失われてしまった形。ただし、整備には熱心に取り組む方なので、再び快進撃を開始すべく、立て直しのシリーズになるかも。
地元2番手となる田中茂も前走は浜松GI。ここでは1着を取ることができず、不本意な成績に終わったが、連日30を切る試走タイムをマークしていたのでそれほどエンンジンは心配ないか。鐘ヶ江は前走の地元では準決5着で優出できなかったが、予選2日間は試走28が出ていたので状態としてはマズマズ。岩見は前走の地元で優出。優勝戦は降雪のため競走ができなかった。それでも優出できたのだから乗り手のリズムは悪くない。桝崎陽介は、もう一つといったところか。
外来の注目は、もちろん鈴木圭一郎。前走は地元のGIで、初日から4連勝で優出。優勝戦は6着に終わったが、これは展開的なモノでエンジン面は悪くはないだろう。今回も順当に行けば優勝戦までは進めそう。同じく浜松GIの優勝戦に乗ったのが渡辺篤。こちらは優勝戦も展開がよく、準優勝の結果になった。シリーズを通して3勝を挙げており、エンジンも乗り手も好調だ。浜松からは中村友和もS級として参戦。スピード面は申し分ないのだが、課題のスタートが散発傾向で、良かったり悪かったりだ。
伊勢崎からは早川清太郎と田村治郎がS級として参戦。どちらも前走は浜松GI。早川は準決3着で惜しくも優出はならなかったが、エンジン的には中の上はありそうな印象。田村は2日目に反則してしまい、当分無理な攻めはできないが、エンジンの方は並以下ではない。
他にS級は山陽から人見剛志と丹村飛竜。川口から加賀谷建明だ。人見は地元のGIIで優出すると、その後の川口3日間開催でも優出し4着。いい流れできている。同じく川口で優出したのが加賀谷。初日から連勝だったが、優勝戦ではフライングをしてしまうと、レース中にも反則をしてしまい、スタートも道中の攻めも無理はできない状態。丹村は前走の飯塚で優出。優勝戦は降雪のため競走はできなかったが、予選3日間は全て車券に絡めていたので状態は悪くない。
A級では川口で優出した稲原良太郎や、復調ムードが出てきた藤川幸宏、山浦博幸あたりに注目したい。また、今回の初日の12Rは「夢のイケメンレース」という企画レースが行われる。オートレース業界きってのイケメンが、レースでガチのバトルを繰り広げる。こちらもお楽しみに。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-9(27期)〕
田中 茂〔飯塚 S-20(26期)〕
鐘ヶ江 将平〔飯塚 S-33(31期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-45(29期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-1(32期)〕
渡辺 篤〔浜松 S-30(31期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-5(29期)〕
人見 剛志〔山陽 S-7(28期)〕
加賀谷 建明〔川口 S-44(27期)〕