青山周平が完全Vに王手!
4日間、好天のもと行われた川口のスーパースター王座決定戦。前検日あたりの週間予報では、優勝戦の日に雨マークが出ていたが、前日の予報では曇りに変化。良走路での戦いになりそうだ。
準決では、それまで得点2位に付けていた木村武之がフライングで失権するハプニングはあったが、王座決定戦に乗ってきた8人はいずれも大舞台に相応しい顔ぶれ。必ずやハイレベルの戦いが繰り広げられそう。
ここまでで最も好成績を残しているのは青山周平。初日から負けなしの4連勝で王座決定戦乗りを決めた。次に、成績が安定していたのは鈴木圭一郎。1着こそないが、4日間全て車券に絡む活躍を見せている。他は、ギリギリで王座決定戦乗りを決めた浦田信輔以外の5車はそこまで差のない状況。
得点1位の青山が枠番選択順トップで、2枠を選択した。2番目の鈴木圭一郎は青山選手の外を希望していた通り3枠を選択。3番目だった荒尾聡が1枠に入り、4番目の早川清太郎は4枠。そこからは金子大輔、佐藤貴也、永井大介、浦田信輔と選択順に内枠から埋まっていった。
優勝戦のスタート争いだが、ここは青山が先行しそう。トライアルの4日間、常に好スタートを決めており、優勝戦も2枠の好位からいつものスタートを炸裂させそう。続いて行くのが荒尾か鈴木。早川もスタートが大幅に良化しており、外枠勢には先行されない飛び出しを見せそう。5~8枠でダッシュ決める可能性があるのは佐藤か永井。金子と浦田は序盤から厳しい展開になるとみた。
レース展開は、まず青山が逃げる。これを鈴木と荒尾が追って行く。どちらも4日目にエンジン良化の傾向が見られ、離されずに付いて行けそう。ただし、10周戦となると荒尾の後半の動きにはやや不安が残る。レース道中で鈴木が2番手に付け、青山との一騎打ち態勢に持ち込みそう。最終的には、コースを外さない青山が鈴木の攻撃を最後まで封じ込み、栄冠を勝ち取りそう。そこで当ブログの本命には青山を推す。
対抗は鈴木。スタートで2~3番手には付けられるだろうし、準決後のコメントで「レース後半の感じがかなりいい。10周戦向きですね」との声まで飛び出した。若手で体力は問題ない。エンジン的にも長丁場に対応できる状態になっているので、青山の隙を突いてインに飛び込むかもしれない。
3番手には早川を挙げる。今節は良いスタートを決めており、序盤である程度の位置には付けられそう。エンジンに関しては4日目に、道中で荒尾に飛び込まれてしまったように、満足いく状態ではない。しかし、レース後はすぐにエンジン全バラの整備に取り掛かっていた。総合的な戦力アップがあれば、十分優勝争いに参加できるだろう。次に荒尾。スタート力には定評があり、1枠からでもトップスタートを決める可能性は大。インコースを締め上げて後続を最後までブロックしてくるか。最後に永井。永井らしい走りは見られていないが、4日目は試走25秒が出たように、エンジンは良化の傾向がある。実績も全メンバーの中で断トツなので、経験を生かして上位に浮上してくるかも。
◎青山周平
○鈴木圭一郎
△早川清太郎
△荒尾聡
▲永井大介