川口VS伊勢崎、対抗戦が開幕!
今回の川口4日間開催は川口から48名、伊勢崎から48名が集まり、対抗戦が行なわれる。予選2日間は各レース川口4名、伊勢崎4名で組まれ、各地区得点上位16名が、地区ごとに分かれて準決を2つずつ行う。つまり、優勝戦には両地区から4名ずつ出場する仕組みになっている。
迎え撃つ地元勢のランクトップは永井大介。前走は飯塚のGIだったが、ここでは優出を逃してしまった。雨走路の準決では1回先頭に立ったが、荒尾聡と浅香潤の巻き返しにあい、3着に後退。悔しいシリーズになってしまった。ただし、最終日の良走路では2着とは言え、上がり3・361の好タイムをマークしていたのでエンジン面は心配ない。今回はウサ晴らしの一戦といきたい。
11月28日に行なわれた川口の優勝戦で見事優勝したのは加賀谷建明。絶好の位置からシッカリとスタートを決め、後続を振り切る快走。乗り手もエンジンも波に乗れている。連続優勝を目指すべく、今回も初日から臨んでくることだろう。この優勝戦には森且行と中村雅人も乗っていた。森は4着で、中村が7着。森は走路温度が下がってきてからは安定して好成績を残せている。優出率が大幅にアップし、優勝戦までは進めるようになっている。優勝まであと一息の状態が続いているので、この辺で優勝も決めておきたい。中村は優勝戦の動きはニブかったが、予選準決の3日間は全て1着。エンジンはある程度の所にある。
若井友和は前々走の地元で優勝したが、前走は初日に自落。ただし、その後は3走すべて1着で、試走も27が出ていたので落車の悪影響はなさそう。山田達也は前走の飯塚GIではイマイチだった。地元に帰ってきたので整備で立て直したいところ。A級ではスピード出てきた中山光、3連対率が高くなってきた五十嵐一夫らに注目。
伊勢崎は高橋貢と青山周平のツートップが来場。高橋貢は前走の地元では準優勝だった。優勝戦は展開的なモノで金子大輔に屈してしまったが、予選準決はすべて1着とエンジン面は全く不安ない。青山は近5節、優勝戦から遠ざかってる点は気になるが、ほとんどのレースで3着には入っており、エンジンはマズマズの所で推移。今後は、準決などの大事な局面でもシッカリと結果を出していきたい。
他のS級は新井恵匠、内山高秀、三浦康平、吉原恭佑の4人。新井はソコソコの成績を残しているが、もう一つエンジン欲しい状態か。内山は前走の飯塚GIでは準決7着だったが、それ以外の4走はすべて掲示板に乗る成績。三浦は成績はイマイチだが、試走タイムは3・2秒台が出ておりエンジン的には悪くない。吉原はエンジン上昇と共に、本来の強気な走りができている。
A級では落合淳が前走の地元で優出し6着。最重ハンの10M前の今は車券的に狙える絶好のチャンス。また、浅香潤は前走の飯塚GIで優出。優勝戦は4着だったが、その試走で3・28をマーク。これはこの優勝戦を制した鈴木圭一郎を上回るタイムで、エンジンの良さがうかがえた。
今回は伊勢崎から新人も来場。最も勝ち星が多いのは伊藤正真で、ここまで5勝。前走の地元4日間も2、2、2、1着とオール連対を果たしている。次いで田崎萌がここまで3勝。特に前節では2勝を挙げており、急成長している。高橋絵莉子はまだ初勝利を挙げていない。地元の新人は黒川京介がここまでで7勝。新人ではトップの勝ち星だ。泉田修佑が4勝、稲川聖也が2勝を挙げている。
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主な出場予定選手
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永井 大介〔川口 S-2(25期)〕
中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
森 且行〔川口 S-43(25期)〕
加賀谷 建明〔川口 S-44(27期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-3(22期)〕
青山 周平〔伊勢崎 S-11(31期)〕
新井 恵匠〔伊勢崎 S-22(30期)〕
内山 高秀〔伊勢崎 S-23(26期)〕