GIIレジェンドカップ開幕!
今回の伊勢崎GIIレジェンドカップは、25期以前の中から、過去に記念レース優勝経験のある選手がメインの開催。最も若い25期でも、すでに中堅の域に達してきている。若手メインのスピードレースも迫力あるが、ベテラン勢の捌き合いも見ごたえ十分。どのようなシリーズになっていくのか。
地元のS級選手は、ただ一人。高橋貢だ。今年はまだGIを2節走っただけだが、状態としては悪くない。前走の浜松GIでもしっかり優出し3着。良走路では全て試走30を切るタイムをマークし、浜松の優勝戦では25の数字をたたき出していた。今回は勝って知ったる地元走路。今年の初優勝へ向け、初日から飛ばしてくるだろう。
外来S級は川口勢が大量参戦。最も状態が良いのは若井友和。前走の地元3日間開催で完全優勝を決めてきた。ここ数節はずっとエンジン状態が良く、ようやく優勝という結果に結びついた形。このまま勢いに乗りたい。若井が優勝した節が、今年初めての出走となったのは永井大介。久々の実戦で動向が注目されていたが、初日から2連勝を挙げ、キッチリと優出していた。優勝戦は試走から劣勢で8着だったが、復帰戦としてはマズマズの滑り出し。これからは、いつもの強い永井を見せてくれそう。佐藤裕二も優勝戦に乗っていた。序盤の展開作りがうまくいかず6着だったが、エンジン面は良さそうだった。他では、乗り替わり正解の斎藤撤二や冬場に活躍が目立つ池田政和、試走タイムは出ている森などが川口から参戦。
飯塚からは浦田信輔がS級として唯一参戦。前走は若井が優勝した川口開催。浦田も安定感を見せ付けて優勝戦まで進出した。優勝戦の道中も浦田らしい捌きを披露していたので、今回も活躍が期待できる。
他で調子が良いのは浜野淳と岩崎亮一。浜野の前走は今回と同じ伊勢崎。4日間開催をオール連対の準優勝で締めくくった。レースからは約1ヶ月の間が空いているが、同じ走路でのレースとなればアドバンテージがある。元々、伊勢崎走路は浜野にとって好相性。優勝戦まで進んでくる可能性は大だ。岩崎の前走は浜松GI。3日目の試走後にタイヤのパンクで、出走停止になったが、それ以外は4走中、1着が3本、3着が1本と着取り自体は上々。
伊藤信夫や岡部聡、佐々木啓らの主力勢は、前走の成績はイマイチだったが、エンジン大崩れしているわけではないので、ちょっとしたところで戦える動きを引き出せそう。
A級では岩沼靖郎、岩田行雄が状態良い。岩沼は前走の浜松GIで準優勝。タイムが出るコンディションで、持ち味のスピードを遺憾なく発揮している。ただし、今回はハンデの変動に要注意。最重ハンからのレースになると展開はグッと厳しくなる。岩田は前走の飯塚4日間開催で準優勝。シリーズ中も4着以下がない安定した成績を残してきた。ここ数節はエンジンが高位で推移している印象。
*:浜野淳選手は、欠場となりました。
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主な出場予定選手
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高橋 貢〔伊勢崎 S-5(22期)〕
永井 大介〔川口 S-8(25期)〕
若井 友和〔川口 S-14(25期)〕
池田 政和〔川口 S-16(23期)〕
森 且行〔川口 S-27(25期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-7(23期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-12(24期)〕
岡部 聡〔山陽 S-20(19期)〕