高速バトル必至! スピード王決定戦!!
今年に入り浜松3回目の開催はGIスピード王決定戦。各地で好タイムが連発されているオートレース。今回も驚異的な上がりタイムがマークされそうで、初日の1レースからシリーズは盛り上がる。
地元浜松の一番手の鈴木圭一郎は今年、これまで3節を消化。優勝こそまだないが、今年12走中、連を外したのが2走だけ。1走だけあった重走路以外は、全て試走30を切っており、エンジン自体は好調そのもの。前走の地元一般開催の準決では試走23をマークしており、今節に向けても準備は万端だ。
地元のS級陣では佐藤貴也、伊藤信夫、木村武之らも近況好調。佐藤貴は前走の地元一般開催で準優勝。4日間のシリーズをオール連対でまとめていた。伊藤信も優勝戦まで進み3着。シリーズ中は4着以下がない安定感。木村武の前走は地元で補充参戦。3走して全て1着。この3者が鈴木圭とともに外来勢を迎え撃つ態勢を整える。
外来で注目は全国ランク1位の青山周平。今年から新車「ブルーマン」に乗り替わり、試走は全て30を切るタイムをマークしているが、レースではそこまでの迫力が見られない。目下のところ、試走のアシをレースに繋げられるかが大きなカギ。伊勢崎からは、高橋貢、早川清太郎、吉原恭佑、田村治郎もS級として参戦。高橋貢は今年、まだ地元のGIを走っただけ。その時はイマイチな結果に終わったので、状態としてはあまり良くない。早川は前走の飯塚のGIIで優出。変わらぬ活躍が期待される。吉原と田村は、完調ではないが状態マズマズといったところ。
川口勢のS級陣もおおむね好調。若井友和、池田政和、森且行らが1月17日の川口優勝戦に進出。昨年、大きな成長を見せた黒岩明もエンジン上々だし、今年の飯塚GIIを制した加賀谷建明も、前走の地元準決で落車したとは言え、最終日は悪影響を感じさせない走りを見せていた。
飯塚勢は、地元のGIIで優出した篠原睦が安定した成績を残しているし、荒尾聡も機力は悪くない。強烈な攻めが決まっている田中茂や、大化けの可能性を秘めている鐘ヶ江将平らも参戦。
山陽勢は、松尾啓史が絶好調。今年は3節を消化し全てで優出。試走も上がりタイムも良い数字を叩き出しており、そろそろ優勝もありそう。岩崎亮一、佐々木啓、角南一如らは、本人の実力を考えると近況の成績はイマイチ。
A級では鈴木聡太が絶好調。前走の地元開催で久々に優勝を決めてきた。今回に向けて流れは良い。ただし、ハンデが重化されると思われるので、その点だけは注意が必要。同じ優勝戦に乗っていた新井淳も状態は悪くなく、得意の速攻を見せてくれそう。地元浜松では渡辺篤が前走の地元開催で優出している。中村友和は試走で2秒台を連発しており、スピード面ではS級に引けを取らない。
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主な出場予定選手
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鈴木 圭一郎〔浜松 S-3(32期)〕
木村 武之〔浜松 S-10(26期)〕
青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-5(22期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-6(26期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-9(27期)〕
若井 友和〔川口 S-14(25期)〕
岩崎 亮一〔山陽 S-21(25期)〕