シリーズリーダー荒尾聡を中心に地元飯塚勢が団結!
飯塚の総大将・浦田信輔は今節も不在。代わって地元のランクトップは荒尾聡。外来勢の強烈な攻めを、地元勢が一致団結して迎え撃つ。S級選手の前走は伊勢崎のSGオートレースグランプリ。その時の動きが参考になる。
荒尾聡はSGで大崩れはなかったものの、勝ち星もなく納得いくシリーズにはならなかった。ただし、一般開催なら十分戦えるエンジンではあるので、持ち味であるスタート力も活かして地元勢を引っ張って行く存在になれる。兄貴分の篠原睦は、SGではエンジン良くなかった。いつも安定した動きを見せている篠原だが、珍しく成績がパッとしなかった。今回は地元に帰り、しっかりと立て直したいところ。同期の田中茂も近況はイマイチ。かつての強烈な突っ込みを再び見たいものだ。
他の地元S級選手は、桝崎陽介、岩見貴史、鐘ヶ江将平。3者ともエンジン状態はイマイチだが、特色ある走りで存在感を示したい。桝崎は諦めない走りで、レース後半は上位に進出してくる選手。岩見は爆発的スタート力で、序盤でレースのケリを付けられる選手。鐘ヶ江はただ今、成長中。6月に地元で優勝もしている。スピードには定評がある選手だ。
対する外来S級は、5名参戦予定。最も状態が良いのは浜野淳。SGでは準決3着で優勝戦には進めなかったが、5日間シリーズで1着を3本挙げるなどオール3連対を果たしていた。得意の伊勢崎ナイターで、そこそこの成績を残せたが、今度は昼間の飯塚走路。しかし、レース場ごとの対応力があるので、しっかりエンジンを合わせてくるか。前田淳、松尾啓史、青島正樹は、悪くはないがもう少し欲しい現状。岡部聡は明らかにエンジン変調中。早急な立て直しが要される。
A級では、松尾学の状態が良い。前走の地元4日間開催では3連勝を挙げて優出。優勝戦は7着だったが、初日から白星を3つ重ねた勢いは軽視できない。伊勢崎の竹本修もエンジンは高位で安定中。癖のない綺麗な走りをするのが特徴の選手。試走タイムが並に出るなら狙っていける。丹村飛竜と岡松忠も前走のSGでは、マズマズの動きを見せており、今節の一般開催でも期待できる。また、B級ではあるが、畦坪孝雄が前走の地元で久々に優勝しており、こちらにも注目したい。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-8(27期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-9(26期)〕
桝崎 陽介〔飯塚 S-19(28期)〕
浜野 淳〔山陽 S-11(24期)〕
岡部 聡〔山陽 S-26(19期)〕
前田 淳〔山陽 S-28(27期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-42(26期)〕
青島 正樹〔浜松 S-31(22期)〕