第60回GI開場記念ゴールデンレース開幕!
今回の注目はズバリ中村雅人。この大会は過去4年連続優勝しており、今回で5連覇がかかっている。エンジン状態はソコソコ良いので、偉業達成なるか。それとも、それを阻止する選手は現れるのか。
先述の中村の前走はSGで、優勝戦まで進んでいる。優勝戦ではエンジンを仕上げきれず、4着止まりだったが決して悪いわけではない。更に、今回はこれまで4年連続で優勝している大会。毎年、これくらいの時期に開催されており、セッティングのデータはしっかり残っているハズ。初日から万全の状態まで持って行きそうだ。エンジンさえ仕上がれば、全国ランクナンバー1の誇りにかけて5連覇を達成してくる。
その中村を阻止すべく一番手は青山周平と金子大輔。青山は前走の飯塚SGの優勝戦で、ブッチきりの走りを見せ快勝。SGを2つ制し、完全にその才能を開花させた。更に、浜松は元々相性の良い走路。本人にとっても良いイメージでレースに臨めるハズ。金子もここ最近の調子は良い。先のSGでは、青山を追いきれず準優勝に終わったが、その後の地元開催では優勝戦の厳しいハンデ位置を克服し見事優勝を飾った。それから間も経っていないので、セッティング的に大きなアドバンテージがある。この2者が中村にとって大きな壁になりそう。
もちろん他にも優勝を狙える選手は多くいる。浦田信輔は、このゴールデンレースで2007年から2010年まで4連覇を達成している。つまり相性の良い大会ということだ。近況のエンジンに関しても、先のSGの準決でフライングしてしまったとはいえ、その準決では素晴らしい走りを披露した。良走路に関しては全く不安がない。連覇は途切れているが、5度目のゴールデン優勝を狙い、エンジンを仕上げてくるだろう。
地元勢は、鈴木圭一郎、木村武之、佐藤貴也と粒揃い。佐藤は、金子が優勝した前節の地元で準優勝。ここへきてエンジンを上昇させてきている。同期の金子に触発される形で快進撃を見せてくるか。木村は先のSGで優出しエンジンは好調。前走の地元は準決こそ3着だったが、それ以外は納得のいく内容。鈴木は近況、結果こそ出ていないがエンジン自体は高い位置で安定。地元トップ4で中村を包囲する隊形は整っている。
他では、先のSGで優出した若井友和。佐々木啓、岩崎亮一、岡部聡らレース巧者揃いの山陽勢。追い込み鋭い早川清太郎あたりが優勝争いに名乗りを挙げてくるか。
A級ではあるが、金子和裕が前走の地元開催で久々に優勝した。ここ何節もエンジンはずっと良い。加賀谷建明も前走のSGでは初日から3連勝を決める好調っぷり。スタートが課題の中村友和は、スピード面ではS級に十分通用するモノがあり、今後の成長には目が離せない。
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主な出場予定選手
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金子 大輔〔浜松 S-6(29期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-7(32期)〕
木村 武之〔浜松 S-13(26期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-16(29期)〕
中村 雅人〔川口 S-1(28期)〕
青山 周平〔伊勢崎 S-3(31期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-4(23期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-12(23期)〕