新ランク適用後の第1弾!
今節から年度が新しくなり、全国ランク1位になったのは中村雅人。今回は斡旋されていないが、船橋時代に弟分だった鈴木圭一郎は参戦。ランクはS級シングルとなる7位。今回出場する選手の中で最もランクが高い選手となる。S級選手はほとんどが前走は船橋のGIプレミアムカップ。その時の動きが参考になる。
今回出場する地元選手で最もランクが高いのは角南一如。前走は4日目に1着があったものの、シリーズを通してパッとしなかった。しかし、今回は地元だけに奮起したいところ。前田淳、松尾啓史にしても前走はレース内容が良くなかっただけに、早めの立て直しが図られる。藤岡一樹は今期からS級に返り咲いた。スランプに入るとなかなか脱出できないタイプで、一時期はエンジン上向き加減だったが、今は再び軽いスランプに入っている。本来は爆発的スタートからの独走を得意とする。早くそのスタイルが帰ってくることを期待する。
外来勢で注目は鈴木圭一郎。4月から浜松所属になり気分一新。前走の船橋GIプレミアムカップではしっかり優出し、飛ぶ鳥を落とす勢いの姿をそのまま見せ付けた。優勝戦では6着に終わったが、試走タイムは一番の3・25をマークした。持ち味のスピードとスタート、これに捌きが着実に加わっており、浜松を代表する選手になるのも時間の問題だ。船橋GIで鈴木と同様に優出していたのは、木村武之と東小野正道。木村は安定感が戻ってきており、迫力ある走りが出てきている。レース運びの巧さでは鈴木圭に大きな差を付けている。東小野は準決が不成立での優出だが、予選道中はオール連対の成績を残しており、近況はエンジンが上向き。今回も活躍できそうだ。
優勝戦までは行けなかったが、相変わらずの安定感を示していたのが篠原睦。以前は課題だったレース後半のペースダウンが解消され、ゴールまでハイスピードで走れるようになっている。武器のスタート力も健在。今回も鋭い速攻を見せてくれそう。伊藤信夫、遠藤誠、岩見貴史らもマズマズの状態でエンジンは推移している。
今期からS級になったのは飯塚の鐘ヶ江将平。前走の地元では準優勝の好結果。4日間のシリーズ通して掲示板を外していなかった。武器はスピードと雨走路。スタートが安定して切れれば、記念でも十分通用する素質を備えている。鐘ヶ江と同じく優勝戦に乗っていたのは松尾隆広、牧瀬嘉葵、福永貴史、斎藤正悟。松尾は予選準決を全て1着。ハンデが最重ハンの10M前なら良いレースができる。牧瀬、福永は豪快な捲りが魅力。斎藤は素早い飛び出しからの速攻に期待できる選手。
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主な出場予定選手
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角南 一如〔山陽 S-21(27期)〕
前田 淳〔山陽 S-28(27期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-42(26期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-7(32期)〕
木村 武之〔浜松 S-13(26期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-22(24期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-9(26期)〕
東小野 正道〔飯塚 S-27(25期)〕