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岩見貴史が押し切りゴール!
やや強い風が吹いていた優勝戦の時間帯。試走タイム一番は鈴木圭一郎と永井大介の29。次いで、青山周平と伊藤信夫が30。金子大輔が31。岩見貴史が33。谷津圭治が再試走で36。最後に西川頼臣が38。
さて、スタート争い。3号車の岩見が西川を叩いて逃げ態勢。谷津はややへこんで、伊藤が続く。青山が鈴木を抑えて出て、永井と金子は7、8番手からのレース。
その後は、逃げてインを抑える岩見に伊藤が再三にわたりプレッシャーをかける。何度もイン覗いたが、岩見が好ブロックで封じ込む。結果的にはそのままゴール。3番手には青山が付けていたが永井が捌く。更に、鈴木も青山を交わして4番手へ。後ろの方ではあまり態勢の変化がなかった。
岩見は上がり3・363の好タイム。地元の一般開催に続いて連続優勝。武器のスタート力をしっかり発揮し、好展開に持ち込むあたりは流石。更に、特筆すべきは岩見のブロック力。インを狙われかけても抑え込める技術がある。強豪を相手にしても内枠に置かれることが多いだろうから、これからも記念レースでは注目したい存在。
伊藤にとっては悔しいレースだっただろう。エンジン的には岩見より少し強めに見えた。あと少し強引さがあれば突っ込み切れていたかもしれない。それでも永井に付け入る隙を与えぬスピードを証明することができた。上がりタイム歴代ナンバー1の存在感は示した。優勝争いに参加できなかった永井、鈴木、青山も3番手争いで良い走りを見せることができた。レースとしては見応えあるモノだった。