GIIライジングカップ開幕!
山陽で開催されるGIIライジングカップは、27期以前までの選手が参加する大会。若手の開け開けレースもいいが、熟練者による技の競い合いも見ごたえがある。
地元ランクトップは浜野淳。前走の地元5日間ではしっかり優出。優勝戦は6着だったが、それまでの4日間は3連対を外していない。今回も地元走路なので、ある程度セッティングは見えているか。同じ優勝戦に乗っていたのが林弘明。課題のスタートが多少良化され、レース展開も厳しくなくなっている。もちろんエンジンの方も良い状態。今回も活躍が期待される。安定感で言えば岡部聡もマズマズ。前走の地元5日間は最終日の6着以外は、全て3連対に絡む活躍。じっくりと追い込むスタイルは、レース展開が速くならなそうな今回の大会に向いている。佐々木啓は前走の浜松ではいいところがなかったが、今年に入ってからはほぼエンジン安定している。岩崎亮一は前走の浜松で落車したので、初日の試走には要注目だ。松尾啓史や角南一如は、絶好調ではないが戦える状態にはある。前田淳も前走の伊勢崎GIで優出しておりリズムは良い。
対する外来勢でランクトップは永井大介。今年は本来の活躍を見せられていないが、前走の伊勢崎GIでは準優勝。少しずつだが良化の気配は窺える。高い位置でエンジン推移しているのは浦田信輔。前走の浜松は優勝戦で5着だったが、予選道中の動きは問題なかった。このところ5節連続優出中でその内、準優勝が3回。そろそろ優勝が欲しいところだ。その優勝を前回の川口で決めてきたのは篠原睦。3日間開催で全て1着。完全優勝を果たした。勢いだけなら外来勢の中で一番か。その川口の優勝戦で7着だったのは、篠原と同期の木村武之。日によって凡走する時もあるが、おおむねエンジンは良い状態。更に、その川口の優勝戦で3着だったのは中野憲人。予選、準決も連対しておりエンジンは良い。ただし、今回は短ハンデ戦のレースが増えそうで、不安なスタート力をどこまで高められるかが焦点。
エンジン自体はイマイチだが、池田政和や加賀谷建明のパワー駆けには常に注意。混戦になれば東小野正道や五十嵐一夫が突っ込んでくる。雨走路になれば竹谷隆はアタマから狙いたい。
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主な出場予定選手
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浜野 淳〔山陽 S-10(24期)〕
岡部 聡〔山陽 S-14(19期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-17(23期)〕
永井 大介〔船橋 S-2(25期)〕
木村 武之〔浜松 S-6(26期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-7(23期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-8(26期)〕
加賀谷 建明〔川口 S-27(27期)〕