通常に加え、29期期別戦も組まれた開催!
今年になってから各地で行なわれている期別戦。今回の伊勢崎では29期が集まって、その代表選手が決められる。もちろん通常の勝ち上がりによる優勝戦もあるので、楽しみは2倍だ。
まずは通常の勝ち上がりに出場する選手の中で、気になる選手を挙げていく。
地元不動のエースは高橋貢。前走は地元のSG。エンジンが完調ではないながらも、優勝戦では3着に食い込んだ。これまでの経験と腕だけでもぎ取った3着と言えよう。しかし、今回のような開催なら前回くらいの仕上がりでも十分通用する。当然、優勝候補の筆頭に挙げられる。
それを阻止すべく戦いを挑む選手は...。船橋からは内山高秀。伊勢崎のSGの頃はエンジンがイマイチだったが、その後の地元開催で見事立て直した。優勝戦では珍しく反則をしてしまったが、エンジンが良い状態に戻ったのは好材料。山陽からは前田淳や角南一如が来る。前田は、前走の川口では変則的な勝ち上がりで優勝戦には進めなかったが、エンジン状態は上々。伊勢崎のSGの時も活躍していたので、今回も見せ場を作れることは間違いない。角南の方は前走が船橋だったが、エンジン的には並か。本来の走りはできていなかった様子。地元の浅香潤は前走が地元のSGだったが、やはりエンジンは日替わりで安定した成績は残せなかった。それ以外のS級は、みんな29期なので、29期戦に出場する可能性が高い。S級ではないが、地元の栗原俊介はまだまだ成長の余地があり、これからの進化が楽しみな選手。
次に29期戦の有力選手を挙げる。
現在、29期の中でランク筆頭は浜松の佐藤貴也。前走は地元開催で、同地区の金子大輔と共に優勝戦まで進んだ。肝心の優勝戦は、試走後の急な降雨で難しい走路コンディションになったが2人とも健闘していた。同地区の岩科鮮太は優勝戦まで進めなかったが、エンジン的には悪くなさそう。29期の近況は浜松勢が元気だ。
他の地区では、地元の早川清太郎が当然気合入っている。走りなれた地元のコースで、外来に好き勝手にさせられるわけにはいかない。早川も前走の浜松開催で優出しており、流れとしては悪くない。仲田恵一朗も、前走の飯塚で優出し4着。調子を上げてきてる。
飯塚の29期でS級は岩見貴史と阿部仁志。岩見の方はここ何節もエンジンは良い状態で安定している。武器のスタートも切れてるので、速攻を見せてくれそう。阿部の方は、スタートが苦手なのもあるが成績はイマイチだ。A級ではあるが藤川幸宏が上昇中。地元の開催で準優勝してきている。他にも牧瀬嘉葵、細野俊介と快速派が多い。
川口は高橋義弘がエンジン上々。平田雅崇はいい時の動きではないので整備が必要か。S級からA級に陥落してしまった青木治親も、S級復帰を目指し奮起してくるに違いない。吉田祐也や高塚義明は展開さえハマれば大駆けができるタイプ。
山陽の29期ランク筆頭は藤岡一樹。ずいぶん長い間、軽いスランプが続いている。直前の浜松の最終日は良い走りができていたので、巻き返しに期待したい。丹村飛竜も良い時は思い切った攻めができるので、試走の動向には注意したい。
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主な出場予定選手
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高橋 貢〔伊勢崎 S-4(22期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-25(29期)〕
浅香 潤〔伊勢崎 S-31(23期)〕
前田 淳〔山陽 S-11(27期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-7(29期)〕
内山 高秀〔船橋 S-15(26期)〕
高橋 義弘〔川口 S-33(29期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-34(29期)〕