地元3強がシリーズの核だが、外来勢もチャンス十分!
地元主力選手が多数参戦で外来勢を迎え撃つ態勢は十分に整っている。年末の川口開催に参戦していた選手も多いので、その時の動きが参考になる。まずは地元S級から。
ランク最上位は金子大輔。川口のスーパースター王座決定戦では、大晦日のファイナルの8人に残れない悔しい結果になってしまったが、順位決定戦ではスタートを決めて快勝。SGの舞台ではエンジンの仕上がりを欠く状態だが、一般開催ならば十分戦える動きがある。気持ちを入れ直して年頭の開催を制し、今年に弾みをつけたいところだ。木村武之も川口では30日の順位決定戦回りとなった。そのレースでは8枠から厳しい展開になったが、エンジンの仕上がりはマズマズといったところ。今開催でも大いに存在感を見せ付けるだろう。伊藤信夫もやはり順位決定戦回り。トライアルの3走よりはだいぶエンジンが良くなった印象。地元での走りに期待したい。
他のS級では青島正樹の動きが良い。前走は地元の3日間開催で優勝戦まで進んで3着。試走タイム3・29出たのは本人にとって自信になるだろう。佐藤貴也も悪くはない。前走は年末の川口開催でGⅡ扱いとなるスーパースターフェスタ戦。優勝戦まで進んで6着。優勝戦は0オープンで7枠からと厳しい展開になったが、エンジンの方は上々の仕上がり。最後の地元S級選手は笠木美孝。近況は仕上がりを欠いていて、いいレースができていない。
対する外来勢は船橋、伊勢崎、山陽から参戦。
船橋勢で最も注目したいのは新井惠匠。直前の川口では3日目、準決と精彩を欠いたが、その前の地元開催で優勝。勢いはあると見て良い。また、鈴木慶太や深沢隆らもエンジンの状態は良いので、いい走りができそう。
伊勢崎からは浅香潤がランク最上位。前走は川口のスーパースター王座決定戦だが、順位決定戦回りとなってしまった。エンジン状態も良いとは言えず整備に苦しんでいる様子だが、単純な捌きの腕はあるので見せ場を作ろう。
山陽では松尾啓史に期待。前走は川口のスーパースター王座決定戦で、大晦日の最終戦まで駒を進めた。そのレースでは強豪相手にエンジン劣勢で苦戦を強いられたが、今回の開催の中では捌きの腕が上位級。優勝争いにまで参加してきそうだ。
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主な出場予定選手
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金子 大輔〔浜松 S-6(29期)〕
木村 武之〔浜松 S-9(26期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-13(24期)〕
青島 正樹〔浜松 S-27(22期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-36(29期)〕
岩田 行雄〔船橋 S-48(15期)〕
浅香 潤〔伊勢崎 S-33(23期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-8(26期)〕