絶好調の選手が不在で乱戦ムード!?
今節はエンジンの仕上がり絶好調の選手がいないので、逆に優勝争いは混沌としている。S級選手に限らず、誰にでもチャンスあるので全選手が目の色を変えてくるだろう。まずは地元選手の動向を追ってみたい。
混戦模様の中でも、優勝に最も近い存在は地元ランク上位の佐藤裕二。現在2連続優出中で、前々節は優勝している。前回の優勝戦は5着とイマイチだったが、成績はここ11走中7連対。その内6本は1着だ。だいぶ安定した動きを見せている。前回の開催から間も経っていないので、この佐藤がシリーズを引っ張って行く存在になる。
他の地元S級は青木治親、平田雅崇、高橋義弘の29期勢。青木の前走は浜松のGⅡだが、序盤からリズムを掴めていなかった。平田、高橋義は共に前走が山陽のGⅡ若獅子杯だが、両者とも納得の行く内容ではなかったハズだ。ただ、高橋義に関してはそれ以前の成績が良化してきているし、それほど問題なさそう。平田の方は本人の能力を考えれば、もっと戦えてもいいハズだ。
S級以外では、山田達也が前走の山陽GⅡはイマイチだったが、その前は浜松の一般開催で準優勝しており、悪くない状態。秋田貴弘も気温が下がってきてからは、持ち味の捲りが決まっている様子。篠崎実は、相変わらず元気一杯の走りを見せているし、且元滋紀も豊富な経験をレースで生かしている。
B級では、単騎で逃げると粘り強い鈴木健や丸山浩信、高石光将に注意したいところ。まだ32期新人もここに来て急速に力を付けているので注目したい。
外来勢は飯塚地区が層が厚い。S級選手は東小野正道、桝崎陽介の2名だが、A級の中でもスピードある選手が多い。東小野の前走は地元のオートレース7で4日間をオール連対している。桝崎の方も優勝戦には乗っていないものの、マズマズの成績を残している。他では、藤川幸宏、田中進がスピードあるので一発に注意。井村淳一、片岡賢児が意外性あるので動向に注意したい。
船橋からは、一時期の勢い薄れてる岩田行雄が参戦。しかし、前走の地元では初日と最終日に1着を取っており存在感を示している。新村嘉之は川口との相性が良いので警戒が必要。
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主な出場予定選手
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佐藤 裕二〔川口 S-17(24期)〕
青木 治親〔川口 S-39(29期)〕
平田 雅崇〔川口 S-41(29期)〕
高橋 義弘〔川口 S-42(29期)〕
山田 達也〔川口 A-2(28期)〕
岩田 行雄〔船橋 S-48(15期)〕
東小野 正道〔飯塚 S-30(25期)〕
桝崎 陽介〔飯塚 S-32(28期)〕