オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。
台風の影響により一日順延され、17日に行なわれた秋のスピード王優勝戦は、一番人気に推された青山周平が期待に応えて優勝を決めた。
試走タイムは佐々木啓が3・31で一番時計。次いで松尾啓史と青山が3・32で2番時計だった。それでも青山が一番人気、次いで佐々木、松尾へ人気となり、地元エースの金子大輔は3・35の試走の影響かそこまで人気にはならなかった。
レース展開としては青山がトップスタートを決め、後続を離すだけの横綱相撲。持ってる力をいかんなく発揮してハイペースの逃げに持ち込んだ。
このレースで素晴らしかったのはスタート。このところフライングが続いており、慎重にならざるを得ない状況でトップスタートを決めてきた。次にSG日本選手権も控えており、絶対フライングは切れない状況でもスタート決めるのは、相当な技術と精神力が必要となるだろう。
もちろんその後の走りも素晴らしかった。ミスなく8周回を走りきり、十分な上がりタイムを出せた。スタート力と独走力。この二つは次の選手権での戦いにおいて最も必要とされる要素。選手権での走りにも期待せずにはいられない。
他の選手で目立ったのは濱野淳。試走タイムは3・34とやや劣勢だったが、同じ山陽地区の佐々木や松尾に先着しての準優勝。元々、センスで乗るタイプで多少試走タイムが劣っていても、いい走りができるのが特長。近年は記念の優勝戦にたびたび顔を出し、好成績を収めている。次の選手権でも元気のいい走りを見せて欲しい。