荒尾、浦田の二枚看板が中心！

　

　今節地元Ｓ級陣はやや手薄だが、荒尾聡(飯塚)、浦田信輔(飯塚)は健在で、この二人がシリーズを核を形成していく。荒尾の方は直前の伊勢崎開催に参戦。準決で珍しく反則してしまったが、他の3日間は全て1着。遠征に行く前の地元開催でも優勝しているだけにエンジンの方は問題ない。浦田の方も、前回地元開催で優勝。完全Ｖのおまけ付きと、すこぶる好調を誇示。今節も優勝候補筆頭に挙げられる。

　他の地元勢は永冨高志(飯塚)は勝ち切れないレースが続いている。瀧下隼平(飯塚)は試走タイムが出ないとレースで好走できないタイプ。試走タイムが出た時は大駆けもある。別府敬剛(飯塚)、久門徹(飯塚)、藤川幸宏(飯塚)はやや調子が上がってこない。細野俊介(飯塚)は日によっては好走する事もある。

　逆に好調なのは辻大樹(飯塚)。ここ何節もエンジンはいい状態が続いていて、前節は優勝戦まで進出。宮地朗(飯塚)もここにきてエンジン急上昇。前回は優勝戦まで進んで3着と好結果を残している。

　対する外来勢は山陽勢の層が厚い。一番手の藤岡一樹(山陽)は、近況波に乗れていないが整備で立て直してくる事は必至。岡部聡(山陽)は完調とは言えないものの、堅実な走りが光っている。松尾啓史(山陽)は長期離脱から復帰して、徐々に本来の姿を取り戻している。エンジン面が付いてくれば、かつてのキレのある捌きを見せてくれそうだ。前田淳(山陽)は前節は浜松に参戦して優出。予選中は6着が3本続いたが、準決で1着を取り優勝戦は5着だった。大事な場面で勝負強さを発揮するのが同選手の強み。

　他には、ハンデが重くなったがエンジン的には上々の山下知秀(山陽)、熱走路でも追い込めている小関勝治(山陽)、人を抜く技術が上がってきた丸山智史(山陽)、さらにここ15走で13連対と絶好調の磯部真樹(山陽)に要注目だ。

　参戦者数が少ない船橋、川口からは武藤博臣（船橋）が地元、川口と連続優出中。佐久間健光(船橋)もスピードが出てきた。地元開催で優勝戦まで進んだ中野憲人(川口)は変わらず追い込みに鋭さを持っている。

　32期新人では佐藤裕児(飯塚)と小栗勝太(山陽)に勢いがある。

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主な出場予定選手
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荒尾　聡〔飯塚 S-4(27期)〕
浦田　信輔〔飯塚 S-5(23期)〕
桝崎　陽介〔飯塚 S-17(28期)〕
中野　憲人〔川口 S-43(24期)〕
藤岡　一樹〔山陽 S-18(29期)〕
岡部　聡〔山陽 S-20(19期)〕
松尾　啓史〔山陽 S-25(26期)〕
前田　淳〔山陽 S-34(27期)〕