今年2度目の飯塚ナイター開催は優勝戦が2回!
この開催は4日目と5日目が1R~12Rまで同じ番組で行なわれるため、優勝戦が2回ある。5日目の方が通算優勝回数にもカウントされる優勝戦で、4日目のはプレ優勝戦となっている。予選が初日と2日目、準決勝が3日目になるので、どの選手も早めにエンジンを仕上げたいところだ。
まずは地元勢から好調車を挙げてみたい。前回の一般開催で雨走路ながら優勝した篠原睦(飯塚)。予選、準決勝と勝ち星はなかったが、安定した動きを見せていた。今回はナイターとなるとは言え、前回から開催間隔もそれほど空いてないので、初日から飛ばしてきそうだ。浦田信輔(飯塚)は前回優勝戦が雨走路となってしまって力を出せなかったが、通算1000勝にリーチがかかっており、良走路になればしっかり決めてくる。同門の田中茂(飯塚)も前回は優勝戦に乗って、雨走路で3着。エンジンはまずまずの推移と言える。一方、東小野正道(飯塚)は、このところ元気がなく成績もイマイチな状況。整備での立て直しに期待したい。荒尾聡(飯塚)、有吉辰也(飯塚)は、直前の浜松GⅠゴールデンレースに参戦し、共に優出と気配は上向き。他に、中堅勢で状態がいいのは別府敬剛(飯塚)、松尾隆広(飯塚)、越智尚寿(飯塚)あたりで、その動向に注目していただきたい。
遠征勢はと言うと、まず青山周平(船橋)。船橋開催の最終日は6着だったが、これは前を走る選手の落車を避けてのモノで、エンジンそのものはかなり高い位置で安定してる。当地は3月にGⅡを制し、4月のSGも準優勝と相性がいいので、今節も大注目の一人だ。
三浦康平(伊勢崎)は地元のナイター開催で優勝戦に乗って4着。今回はレース場が違うとは言え、同じナイター開催なので勢いそのまま参戦という形になる。
朗報は金子大輔(浜松)。直前の地元記念開催では準決で完調の動きを見せた。優勝戦はスタートで遅れて厳しいレースとなったが、そこからの追い上げは素晴らしかったので、この飯塚開催でもいい走りを見せてくれる。また、同期の高橋義弘(川口)も浜松の記念で優出しており、上り調子と言えるし、スタートも徐々によくなっている。山陽の岩崎亮一(山陽)もソコソコの動きを保っており、初日から注意したい存在だ。
いずれにしても、ナイター開催ではセッティングを合わせるのが難しくなるので、基本どおり試走の気配を大事にしたい。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-4(27期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-5(23期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-8(26期)〕
西原 智昭〔船橋 S-35(28期)〕
高橋 義弘〔川口 S-22(29期)〕
三浦 康平〔伊勢崎 S-37(28期)〕
金子 大輔〔浜松 S-7(29期)〕
岩崎 亮一〔山陽 S-16(25期)〕
青山 周平〔船橋 A-87(31期)〕