オッズパーク地方競馬応援プロジェクトの悲願だった、東海ダービー制覇という夢。
ついにセブンカラーズが勝利しました!!
関係者の皆さま、会員の皆さま、本当におめでとうございます。
我々にとってサムライドライブでの忘れ物を取りに行きたいという思いと、川西調教師にとってのリーダーズボードで果たせなかった生え抜き馬でのダービー制覇という夢が叶いました。
一昨年のサマーセールでセブンカラーズと出会ってから、川西毅調教師始め関係者の皆さんは、ずっと東海ダービー制覇を目標に掲げて来ました。
無事にレースを重ねながら成長を促し、東海ダービー制覇をする、ということは、言葉にするよりもずっと難しいことです。
昨日の東海ダービー後に川西調教師は、
「この1か月ずっとよく眠れませんでした。勝って当たり前の馬を勝たせるって、簡単ではないですから。生え抜きで勝っていないということが、自分にとって呪縛のように感じていたのかもしれません。今はとにかくホッとしています」
と話していました。
騎乗した山田祥雄騎手は、
「一回も負けていないということでプレッシャーが強かったです。
スタートを出たのでそのまま逃げる形になって、道中無理なくいいペースで運べていると思いましたが、3コーナー辺りから手応えがなくなって...。頑張ってくれと思いながら追いました。勝ててとても嬉しいです」
福山競馬所属としてデビューして21年、福山競馬場廃止から10年、見事ダービージョッキーとなりました。
気になる今後の予定ですが、
「まずはゆっくり休養します。夏は暑いですから、涼しい北海道の牧場で放牧する予定です。
今日のレースぶりだと、距離はマイルから1800mくらいが守備範囲というところかなと。西日本ダービーは少し念頭にありますが、今はとにかく休養。まだまだ良くなる馬ですから」
と川西調教師。
今後は遠征も視野に入っているということで、ますます楽しみが増えました。
セブンカラーズを直接目にしたのは、昨年11月のゴールドウィング賞以来。
当時から500kgあったのですが、馬体重の数字よりも少し細身に見えていました。
今回は全体的にボリュームアップして逞しくなった印象。
パドックで歩く姿も堂々としていて、女王の風格が出たなと感じるほど。
この夏を順調に越えて、秋にどんな姿を見せてくれるか楽しみです。
オッズパーク地方競馬応援プロジェクトの1頭であるセブンカラーズが、4戦無敗でゴールドウィング賞制覇を果たしました!!
名古屋競馬場に行って来ましたので、当日の様子をレポートします。
この日は開催初日。
しかもナイター開催ということで、発走時刻は19:55。
セブンカラーズにとって初めてのナイターでしたが、普段から暗い時間の早朝に調教しているそうで、パドックに出て来ても落ち着いて歩いていました。
初めてセブンカラーズを肉眼で見たのですが、パッと見た印象以上に馬体重が重い。
この日は503キロでした。
川西調教師曰く、「見た目よりも馬体重が重い馬は、それだけ印象以上にしっかりした体なんです」とのこと。
お腹のラインは少し細く見えましたが、お尻の筋肉はモリモリしていて、ギュギュっと筋肉がつまっている印象でした。
最大のライバルと目されていた笠松のスタンレーもパドックでは小柄に見えて、「440キロくらいかな?」と思いましたが、461キロあって見た目以上の馬体重。
レースは逃げなくてもいいという雰囲気でしたが、外のエムエスドンのスタートが速く、少し追っ付けたらスピードの違いでハナに立つ、という展開。勝負所からはスタンレーとの一騎打ちで、早めに仕掛けて来たのはスタンレーの方でした。
しかし並ぶまでは行かず、逆に4コーナーでは突き放して、ここで勝負ありましたね。前走は最後の直線で手前が替わらなかったセブンカラーズですが、今回は1周目も最後の直線もしっかりと手前を替え、この馬自身の成長も見せてくれました。
ただ今回負かしたとはいえ、スタンレーも自分から動いて来て2着を確保しました。
川西調教師に教えていただいた見た目より重い馬体重で、印象以上にしっかりした体の法則の通り、初めての名古屋でも力を見せましたね。
さらに体も成長して来るでしょうし、距離が延びてどうかという部分もありますから、手強いライバルと認識致しました。
川西調教師
「まずはここを勝ててホッとしています。最大の目標は来年の東海ダービーで、距離も今後調教していきますから、問題ないと思います。まだまだ成長途中の馬ですから、ここでいったん休養して、また来年、馬の様子を見ながらどこから復帰させるかですね。ダービーから逆算して調教していきます」
という力強いコメントをいだたきました!!
サムライドライブで果たせなかった東海ダービー制覇...ぜひとも順調に進んで、果たして欲しいと願っています。
まずは怪我なく順調に育って欲しいです。
赤見:昨日のマーキュリーカップ、強豪に混じってランガディアが3着に追い込んで来ましたね!
板垣:レース前に鈴木祐騎手には、「相手が相当強いし、リラックスして乗ってきて」と話しました。
ペースが流れたということもありますが、向正面ではまだジッと動かず、3,4コーナー辺りから仕掛けだして、最後までよく伸びてくれましたね。
赤見:マーキュリーカップで地元所属馬が3着以内に入ったのは久しぶりでした。
板垣:やっぱり2000mだと力差が大きく出ますからね。そういう条件で上位に食い込めたというのはとても嬉しいです。
今朝も様子を見ましたが、いつも通りカイバをしっかり食べていました。
上に行く馬というのは食欲も落ちないんですよね。
写真は前走みちのく大賞典を勝った時のもの
赤見:今後の予定が気になりますが、もう決まっていますか?
板垣:昨日もけっこう聞かれましたけど、今はまだ白紙です。
とりあえず8月は岩手も暑くなりますから、お休みする予定でいます。
その後は遠征も含め、適鞍を考えていこうと思っています。
赤見:この馬の適距離というのはどのくらいだとお考えですか?
板垣:僕の中ではマイルから1800mくらいがベストではないかと思っていて。
昨日鈴木騎手は「2000mでもやれる」と言っていましたから、2000mまでは大丈夫だと思いますね。
ただ地元馬同士の2000mとなるとかなりスローになって、折り合いをつけるのが大変なので、折り合いの面を考えるとマイルがベストなのかなと。
赤見:マーキュリーカップで3着に頑張ったことで、さらに注目度が上がりましたね。
板垣:ファンの皆さまにはとても感謝しています。
今後も馬の状態を見ながら、どのレースに出走するかしっかり考えていきます。
赤見:そしてもう1頭、オッズパーク地方競馬応援プロジェクトのマリーグレイスですが、好調が続いていますね。
昨年末も3連勝していましたが、この馬は波が大きいのでしょうか?
板垣:実は逆で、好不調の波は全然ないんですよ。
うちの厩舎に来た2歳の頃から、調子の変動というのはあまり感じないですね。
小柄な女の子なのでそういうところがありそうなものですが、調教では常にテンションが高くて、レースでは自分の形にさえなれば、けっこう強い相手でも粘ってくれるんです。
赤見:なるほど。一番重要なのは展開ということですね。
板垣:そうです。逃げか番手、揉まれないということが大きいです。
それに、昨年デビューの塚本涼人騎手とも相性がいいですね。
今までは盛岡に輸送すると、ガクッと体重が減ることが多かったんですが、前走はマイナス2キロでしたから、精神的にも成長してくれたなと。
次は芝が1000mの番組なので、ダートの自己条件を予定しています。
今後とも宜しくお願い致します。
オッズパーク地方競馬応援プロジェクトの3世代目、サムライドライブが本日笠松で行われるウインター争覇に出走します。
*7日(木)笠松 第9R『ウインター争覇』 1800m 15:50発走*
ずっとずっと連対を外さなかったサムライドライブですが、
兵庫クイーンCで大崩れ、まあこれは初めての園田遠征だったので、繊細な面のあるサムライドライブにとっては仕方ないかなと。
マイル争覇は相手が強かったとはいえ、まったく競馬ができず...
この2戦はサムライドライブらしさが見れなくて残念なレースが続きましたが、
前走の白銀争覇では3番手から見せ場を作り、よく踏ん張って3着。
光が見えて来ました。
笠松は3度目の遠征なので問題ないし、久しぶりの1800mもスタートダッシュが決まれば自分の形に持ち込みやすいのではないでしょうか。
逃げ一辺倒から、揉まれに揉まれて番手でも競馬ができるようになったことは大きな成長です。
相手は揃っていますが、この馬らしさを見せて欲しいと思っています。
実力馬ストロングサウザーがどんな競馬をするのか気になるところ。
休み明け、初笠松など簡単な条件ではないけれど、これまで戦ってきた相手を考えると、いきなり走ってもおかしくありません。
盛岡では逃げ切っているし、力を出せればここではスピードが違う可能性もありますね。
前走名古屋のA級を勝ったデジタルフラッシュは後ろから行くタイプ。
前がやり合う展開になれば末脚が活きて来ると思います。
安定感のあるハタノリヴィール、前走快勝したストロベリーキングまで。
◎2、サムライドライブ
○1、ストロングサウザー
▲4、デジタルフラッシュ
△8、ハタノリヴィール
△10、ストロベリーキング
*10日(木)笠松 第10R『白銀争覇』 1400m 15:55発走*
地方競馬応援プロジェクトの3世代目、名古屋のサムライドライブ。
デビューから破竹の勢いで10連勝を飾り、東海ダービーでは圧倒的な1番人気に支持されたものの、惜しくも2着。
その後、秋の鞍を勝ち、初遠征だった岐阜金賞はクリノヒビキの2着。
ここ2戦は大きく負けていますが、
兵庫クイーンCは初の東海以外への輸送ということもあってか、珍しく出遅れ。
初めて後方からの競馬になって、まったく力を発揮できす。。
前走のマイル争覇はカツゲキキトキトを始め、愛知の古馬一線級が相手。
ここも自分の競馬をすることができず、いいところなしで沈んでしまいました。
一時期の勢いはなくなってしまったけれど、この馬の競馬さえできれば再び輝きを取り戻してくれると信じています。
今回は遠征といっても近場の笠松。
一度遠征経験のある場所です。
メンバー的にも、スタートさえ決めれば逃げられそうだし、そうなれば早めに被されない限り、力を出すことができるのではないでしょうか。
以前から角田先生が、「繊細なところのある馬なので、遠征は慎重に考えたい」と仰っていました。
最大目標であった東海ダービーが終わった今、これからはより精神的に強くなるためにも、積極的に遠征してどんな場所でも自分の形を作れるような馬になって欲しいです。
強敵1番手は笠松のストーミーワンダー。
笠松グランプリはさすがに相手が強かったけれど、同じ舞台のサマーCでエイシンバランサーの2着に頑張りました。
前走も2番手から抜け出しての勝利だったし、好位から流れに乗ったら怖い存在です。
兵庫クイーンCの勝ち馬ナナヨンハーバーは初の笠松遠征がカギになりそう。
ただし、佐賀遠征で2着と結果を出しているだけに、大きなマイナスになるとは考えていません。
笠松でも一気のマクリがさく裂するか注目です。
先行力があるブレイヴコール、安定感のあるエビスリアンまで。
◎8、サムライドライブ
○3、ストーミーワンダー
▲10、ナナヨンハーバー
△9、ブレイヴコール
△7、エビスリアン