地方競馬応援プロジェクトの2世代目、笠松のカサマツブライトが、本日笠松10Rのライデンリーダー記念に出走します!
前走で見事JRA認定競走を制覇。
初の重賞に向けて、尾島徹調教師にお話を伺いました。
赤見:前走はJRA認定競走で見事2勝目を挙げましたね。
尾島:勝ててホッとしました。馬もよくがんばりましたし、騎乗した佐藤友則くんも上手に乗ってくれましたから。
今まで内枠ばっかり引いていて、揉まれて子供っぽい面を出すことが多かったんですけど、スムーズに流れに乗れれば力を出せるということを証明してくれましたね。
赤見:まだ揉まれると厳しいんですかね?
尾島:そうなんですよ。砂を被ると嫌がってしまって...。
前走で、「チークピーシーズを着けてみようか」っていう話もしていたんですけど、上手く道中運べたので、まだ馬具を使って矯正するのは早いかなと。
キャリアを積みながら克服できると思っています。
普段厩舎ではすごく大人しくて、リラックスして過ごしているんですけど、競馬場に来るとスイッチが入ってカリカリしちゃうんですよね。オンとオフがしっかりしているといういい面ではあるものの、もう少し落ち着いてくれるとさらに良くなると思います。
赤見:牝馬ですから、食は細いんですか?
尾島:それが、すごくよく食べてくれるんですよ!夏の暑い頃に少し食いが落ちたこともありましたが、今は追い切り後もペロリと食べてくれるんです。
今月は追い切りを3本行って、15-15も何度か行ってるんですけど、しっかりと食べてくれました。
食べてくれるからこそ強い調教ができるので、ホント有難いですね。
赤見:砂を被る以外に課題はありますか?
尾島:課題というか、まだ後ろ脚がゆるいんですよね。その辺りが成長してくればと思います。
ただ、ゆるいと言ってもこの馬はすごく柔らかいので、そこはいいところですよね。
認定も勝ったし、ゆくゆくは芝にも挑戦してみたいと思っています。
赤見:では、ライデンリーダー記念に向けて一言お願いします。
尾島:状態はバッチリです。間もあいたし、追い切りもしっかりできましたし、体はできています。
枠もいいところに入ったので、スムーズに流れに乗れればここでも勝負できると思っています。
応援よろしくお願いします!
昨年からオッズパークが進めている地方競馬応援プロジェクト。
第1世代の4頭はすべてデビューを果たし、3頭が勝ち上がりました。
未だ初勝利を手にしていないハルカカナタ(兵庫)も、新馬戦2着、JRA認定競走2着2回と、あと一歩のところまで来ています。
そしていよいよ今年は、第2世代3頭がデビュー予定。
その中で、笠松・尾島徹厩舎に入厩予定のキアーロの2014について、最新情報をお聞きしました。
(2015.8.25撮影)
父:アドマイヤムーン
母:キアーロ 母父:ゴールドアリュール
♀ 鹿毛 生産牧場:松本信行 近親:レインボーダリア(2012年エリザベス女王杯)
赤見:一昨日(3月6日)に北海道へ行ってJBTでの様子を見て来たそうですが、いかがでしたか?
尾島:はい、去年のサマーセールの時に比べると2まわりは成長していました。ふっくらしていて、まだ余裕のある感じですが、体は立派になりましたね。実際に見て安心しました。
赤見:調整などはどんな状況なんでしょうか?
尾島:今は成長を促すよう軽めの調整をしていますが、牧場の方とも話してそろそろ15-15くらいは乗って行くということです。4月半ばにもう一度見に来る予定なので、その時の状態を見ていつ頃入厩するのかオーナーサイドと相談するつもりです。
赤見:性格的にはどうですか?
尾島:アドマイヤムーンの女の子なので、少しピリっとしたところは持っているようですね。でも調教では素直だし、前向きに走ってくれる性格です。母父がゴールドアリュールなのでダートはもちろんですが、芝でも使ってみたいという気持ちはありますね。デビューしたらJRA認定競走を勝って、京都か中京に連れて行くのが目標です。
(2015.7.21撮影)
赤見:去年調教師デビューした尾島先生ですが、しっかりと結果を出してますね。
尾島:本当に周りの皆さんのお蔭です。いい馬を預けていただいていますし、スタッフも一生懸命がんばってくれてすごく助かっています。
調教師になってみて、騎手の時とはまた違う視点で馬を見るようになりました。特に1頭の馬に対する時間はとても増えましたね。ご縁があってうちに来ることになった馬たちには、きっちりと力を出せるようにしてあげたいし、それが僕の責任です。こうやって、キアーロの2014のように新馬から預けてもらえるのはとても光栄ですし、クラブの馬ということで注目度も高くなると思います。いい緊張感の中でやらせてもらえるので、僕も馬と一緒に成長していけるようがんばります!
佐賀の兒島真二騎手が、九州ジュニアチャンピオンでソウダイショウに騎乗して見事勝利!
名古屋から佐賀に移籍して、初のS1重賞制覇を手にしました。
―おめでとうございます!ゴール板過ぎてガッツポーズがでましたね。
兒島:ありがとうございます。もう、やったー!という感じで自然にガッツポーズがでました。5,6着くらいまで横一線になって、かなり接戦だったので、きっちり差すことができてすごく嬉しかったです。
―レースは後ろからになりました。振り返っていただけますか?
兒島:東先生からも、「ゆっくり急かさないで行って」と言われていたので、ペースもゆっくりでしたけど、出たなりでそのまま構えていました。あんまり後ろ過ぎても届かないし、2コーナー過ぎて徐々に上がって行こうと思ってて、3,4コーナーはいい勢いで上がって行ってくれました。コーナーから伸びてくれたことが大きかったです。直線は大外に出したら、さらに伸びてくれて。すごくいい脚を使ってくれました。
―佐賀移籍後、初のS1制覇です。どんなお気持ちですか?
兒島:最高ですね!先生の指示通りに乗れて、しっかりと結果を出すことができて本当に嬉しいです。これまで2着はあったけど、初めてタイトルを獲れてホッとしました。頑張ってくれた馬にも感謝しています。
―今年の4月に名古屋から佐賀に移籍したわけですが、その経緯というのは?
兒島:もう年齢も年齢なんで、そろそろ引退しようかなと思っていたんです。その前に他所でも乗ってみたいということで佐賀で期間限定騎乗をさせてもらって、その時の成績が良かったので声を掛けてもらいました。佐賀の期間限定騎乗が終わったら引退しようと思っていたんですけど、「もったいない!佐賀でやってみたら」と言う風に言ってもらって、本当に感謝しています。
―佐賀にはもう慣れましたか?
兒島:そうですね。名古屋とはレース形態が違いますけど、もう慣れました。内側を開ける競馬も違和感なくできるようになりましたね。周りのみなさんも良くしてくれるので、第二の騎手人生を受け入れてくれた佐賀に恩返しをするためにも、精いっぱい頑張ります!
東眞市先生のお話では、ソウダイショウはここに来て一気に良くなって来ていたとのこと。今後の目標は馬の状態とオーナーと相談して決めるそうですが、しばらくは地元の自己条件を進んで行く予定だそうです。
一番人気ローカルロマンが6着に敗れてしまったので、東先生も「嬉しいけど複雑です...」と、手放しで喜べない様子でしたが、接戦をモノにしたソウダイショウには拍手を送りたいし、今後のさらなる活躍を期待します!
そして、オッズパーク地方競馬応援プロジェクトの1頭であるローカルロマンは、好位追走も伸びきれずに6着という結果に...。
山口勲騎手
「他の馬を怖がる面があるので、内から出られなかったことはキツかったです。かなり遅いペースになって、終始馬込みがバラけることなく外に出せませんでした。それでも、けっこう我慢してくれていたんですけど、直線で追い出してから思ったほど伸びなくて。初めての1750mでしたが、距離的なこともあったのかもしれません。
レースを使いながら少しずついろいろなことを覚えてきてくれていますが、やっぱりもう少し体が欲しいですね。そこが一番の課題だと思います」
東眞市調教師
「人気を背負っていただけに、本当に申し訳ないです。内枠がアダになりました。
血統的にも体的にも芝もこなせそうなので、来年の小倉遠征をしてみたいなという気持ちはあります。ただ、グランダムの3歳シーズンもあるので、馬の様子を見ながら慎重に決めたいと思います」
着順としては6着でしたが、コンマ4秒差とほとんど差はありませんでした。
馬群の中で我慢ができたことは大きな収穫だし、あとは山口騎手の言葉にあるように、食べたものが身になってくればと思います。
今後のローテーションは未定ですが、地方競馬応援プロジェクトの初勝利馬として、これからも無事にがんばっていって欲しいです!!
いよいよ、地方競馬応援プロジェクトがスタートしました!
『オッズパーク地方競馬応援プロジェクト』とは、
オッズ・パーク株式会社は、地方競馬が抱える様々な課題に貢献するため「オッズパーク地方競馬応援プロジェクト」をスタートしました。第1弾として、地方競馬が抱える課題の一つである馬資源減少の対策として、株式会社グリーンファーム愛馬会との共同企画により、地方競馬向け競走馬ファンドを開始致しました。
ということで、地方競馬向け競走馬ファンドが始まったのです。
まず第一弾は、現2歳の4頭。
この4頭は、昨年のオータムセールで取引成立したため、わたしも現地で取材して来ました。
きちんとした立ち写真は、グリーンファームさんのHPでどうぞ☆
まず1頭目に落札されたのは...
トップアサーティンの2013
父バトルプラン
母トップアサーティン
生産牧場:出口牧場
♂ 栗毛
兵庫・田中範雄厩舎所属
栗毛が日の光を浴びて、ピカピカでした☆
馬体展示でも終始おだやかで、お客さんのリクエストで歩きを見てもらう時も、とても素直に指示に従っていましたよ。
現在の様子はグリーンファームさんのHPで確認することが出来ますが、1月下旬よりBTCでの調教が始まったそうです!
このまま順調に行けば、4月に園田入厩、5月の新馬戦に使えればとのこと。2月7日時点での馬体重は456キロですから、調教が進むと同時に筋肉量も増していくのではないでしょうか♪
2頭目に落札されたのは、カジノドライヴ産駒のメジロジェンダーの2013。
メジロジェンダーの2013
父カジノドライヴ
母メジロジェンダー
生産牧場:レイクヴィラファーム
栗毛 ♀
名古屋・角田輝也厩舎所属
この世代が初年度産駒となる、カジノドライヴ産駒です!
1歳の時点でかなり大きく、遠くから見ても惚れ惚れするような馬体でした。
風になびくタテガミがまた、かっこいいです♪
こちらも瞳が澄んでいて、とても素直な印象。
すでに名古屋の丸野騎手が牧場へ駆けつけ、調教を付けたそう。ダイナミックな走りということですが、2月2日時点で515キロですから、ダートにピッタリの力強い女の子に成長するのではないでしょうか。
3頭目は、クイーンオブハルカの2013。こちらも栗毛の女の子です。
クイーンオブハルカの2013
父スパイキュール
母クイーンオブハルカ
生産牧場:前谷武志
兵庫・田中道夫厩舎所属
身長は少し低めだったのですが、体つきは丸みを帯びていて素晴らしかったです!
BTCでの調教はすでに始まっているし、なんと坂路も走っているそうですよ。かなり早い仕上がりになるのではないでしょうか。
上から目線の視線が、とても可愛かったです☆
早く園田競馬場で見てみたいですね!
そして4頭目が、スペシャルウィークの女の子、ギプス2013です。
ギプス2013
父スペシャルウィーク
母ギプス
生産牧場:スイートファーム
♀ 鹿毛
佐賀・東眞市厩舎所属
体つきはまだ小さかったのですが、コンパクトにまとまっていて、軽やかな足取りでした。
クイーンオブハルカの2013とペアで調教を行っているそうですが、こちらはなんと!2月中に佐賀への入厩を予定しているそう。
見て下さい!この澄んだ瞳を。
彼女はサラブレッドだけど馬づらではなく小顔で、気品あるお嬢様風の顔つきです。
調教も進んでいるようですから、どんな風に成長しているか楽しみですね♪
ということで、今後もこのブログでは4頭の成長を追いかけて行きたいと思います!!
競走馬ファンドの魅力は、1頭の馬のデビュー前からの成長過程が見られること。この4頭がどんな風に成長して、新馬戦を迎え、初勝利を挙げて...
考えただけでワクワクします♪
まずは、とにかく無事に、ケガなく順調に行って欲しい...
これからも、4頭の成長をお楽しみに☆