暑い・・帯広に下り立ち、始めに思った感想。
北海道だから、かなり気張って厚着してきちゃいました。。。夏以来のばんえい競馬、この時期に観に行くのは初です。
かなりお客さんが入ってて、場内は混みこみの様子。す、すごいぞ、ばんえい!コレが廃止寸前だった競馬場なのか?!関係者が一体となって、一生懸命頑張っている結果ですね★
さて明日の『ばんえい記念』。4月から3月まででワンシーズンのばんえい競馬にとっては、シーズンを締めくくる一大イベントであります。しかも今回は混戦模様。固い配当が多いばんえいですが、このレースは美味しい匂いがプンプンします♪
おそらく、1番人気になるであろう昨年の年度代表馬【トモエパワー】。主戦の西弘美騎手にインタビュー。
・・どんな気性なんですか?
「素直だね。でも負けん気は強い馬だよ。」
・・初めて接した時の感想は?
「普通のOP馬とはケタが違うと思った。とにかく平地でソリを引く時の力がものすごく強いんだ。」
・・明日は1トンの重荷を引くレースですが、さすがに1トンとなると騎乗面でも違います?
「そうだね。スタートしてからのペース配分には気を使う。あんまりスタスタ行っちゃうとゴール前で止まるから。あとは第二障害を越える時、二の腰三の腰を入れるタイミング、これが重要!」
[*]二の腰三の腰・・と言われるのはばんえい専門用語で、レース中にハミをかけて馬を止め、腰を据えて勢いをつけてますよね?あれを腰を入れるというそうです。
・・そのタイミングはどうやって計るんですか?
「もうこれは感覚だから。言葉で言えないな。周りの状況もあるしね。」
・・トモエパワーの調教は担当しているんですか?
「障害を越える時はやってるよ。今回仕上がりはいいから、連覇出来るように頑張るよ。」
おぉ!力強いお言葉!西弘美騎手は先日NARグランプリ2007で新人賞に選ばれた、西謙一騎手のお父様です。
・・息子さんの活躍はいかがですか?
「頑張ってくれてるね。レースのあとは2人で反省会をするんだよ。」
・・反省会?
「納得出来ないレースをすると、俺に色々聞いてくるんだ。」
ここでお父さんの顔を見せてくれました。素敵な親子関係ですね♪
・・ファンの皆さんに一言お願いします。
「ばんばの凄さ、迫力をぜひ間近で見てもらいたいです。」
確かに。このド迫力、近くで見るとビックリすると同時に、ばんばの魅力に魅せられますよ。
今日の馬場は、こんな感じ。
全く見えませんが・・この砂ぼこりの中に、全馬が入ってます。。とにかく乾いてます。まさに帯広砂漠。この馬場が、レースの命運を解くカギなのです!
今回の滞在時間は36時間・・・もっと時間あったらなぁ〜澳門に行ってミスターピンクに会ったり、カジノにも行きたかったなぁ〜。
それでも、行って良かった香港競馬♪もんのすごく刺激的でした。競馬だけじゃなく、香港という土地柄も見れたし。
最後の晩餐は広東料理。
初めての味ばっかりだったけど、美味しかった〜♪香港スペシャリストの土屋さんが、みんなのために有名店を予約しておいてくれたんです。朝の飲茶もそうだったけど、土屋さんのお陰で香港のいいとこどりが出来ました。
そういえば香港で使われていたゲートは地方競馬で使われているタイプに近かったです。真ん中にランプがあって、開くと同時にブザーが鳴る。でも中の広さは中央のゲートに近いんじゃないかな。遠目でハッキリはわからなかったけど。香港はファンファーレがないので、日本のような手拍子も出来ません。サラッとスタートしてました。
色んなことを吸収した36時間。他にも細かいこと思い出したら書こうと思ってます。
滞在中は、みんなと一緒にいる時は安心だけど、一人になるとやっぱり不安・・言葉もわからないし・・めずらしくナーバスになる場面もありました。鈍感な私でもこうなんだから、繊細な競走馬たちにとって、海外遠征というのはさぞや不安なんだろうな・・と実感しました。
そして日本がいかに安全で美しく、優しく過ごしやすい国であるかも再確認。海外に行くたびに思うこと・・日本万歳☆
香港の馬券は自分で書いたマークシートの裏に印刷されるんです。
紙がムダにならないので地球に優しいですね。
【単勝】【複勝】【馬連】【ワイド】【3連複】【3連単】【4連複】【ダブル】という馬券の種類がありましたが、私はよくわからないので単複で。
途中3連勝して調子づいてたら、後半ドボン(´Д`)結局9戦3勝でマイナスでした。。。
デットーリ騎手の手形。
デカイです。世界中の香港で活躍した調教師や騎手の手形が飾ってあります。もちろん日本勢のも。武豊騎手や四位騎手、福永騎手のは板だけでまだ手形がなかったけど。
香港のリーディング上位は、ほとんどが欧州・南ア・オセアニア出身のいわゆる外国人。現在のリーディングもダグラス・ホワイト騎手。安田記念2着やWSJS優勝など、日本でもお馴染みの騎手ですね。地元中国人の騎手が活躍するのはホントに狭き門で、だからこそ活躍している人たちはものすごく上手いし活きがいい。
香港では、
1、馬主
2、競走馬
3、ファン
という優先順位なんだそうです。馬主にとってはかなりの配慮をしていて、ビッグレースのスタート前には有力馬の馬主をターフビジョンに映したり、勝利インタビューも騎手や調教師より馬主が主役。
日本で主流なのはオーナーブリーダーですが、香港では生産がないため牧場もない。したがって、馬主になるのはすべてステイタスのため。その馬主心を上手に刺激し、競走馬のことも考え、ファンを楽しませる・・かなりのエンターテイメントです。根本的に、日本の体系とは違いますね。
あとビックリしたのが除外の決定の早さ。G?レースで、ゲートで暴れた馬がいたんです。全馬が入ったところでひっくり返ってしまい、その馬だけ後ろから出したんですが、すぐに発走委員の判断で除外。他の馬たちはその間、ジッとゲートの中で待っていて、結局そのままスタートに。全然時間かけないんですよ。除外の判断にも自信と責任感があるんだと思います。
香港の方がすべて上だとは思わないけど、見習うべきところはたくさんあると感じました。なにより、馬たちがいい表情をしている・・コレが1番です☆
競馬新聞が読めない&事前情報がない・・ということで、自分の目だけを頼りに予想しました!
とにかくパドック重視。
わかりますか?パドックの中に2台もベンツが置いてある。しかもマイクパフォーマンスでイベントまで始まっちゃう・・日本じゃ考えられない光景です。
でも馬たち、びくともしてない。フラッシュガンガンでも関係ない。人間との信頼関係が厚いようで、完全に信じきってリラックスして歩いているように見える。う、うらやましい・・あんな風に、馬に信頼されてみたい・・。
この日は『クイーンズシルバージュビリーC』と『香港ダービー』という2つのビッグレースがあったので、とっても盛り上がってました。ダービーのスポンサーがメルセデス社らしく、パドックの他にも検量前にも大きな車が飾られていました。
スポット騎乗をしていたぺリエ騎手。
漢字で書くと〔柏兆雷〕。
レースも迫力ありましたよぉ〜。ちょっとでもペースが遅いと、必ず3コーナー前からペースを上げて行く馬がいる。どのレースも厳しい展開。それなのにそれなのに、必ず最後伸びて来る。だいたい勝つ馬はラスト100mくらいから伸びて来て、ラスト50mくらいでもまだ激戦。一団でゴールするのがほとんど。コーナーも外に膨れないし、最後の直線でも前はなかなか開かない。
面白い・・ホントに面白い。多分乗ってる人たちも、相当面白いと思われますわ。厳しいけれど、伸び伸びと騎乗しているように見えました。
これが1コーナー。馬場の幅はそんなに広くないです。1周は1900m。
芝はけっこう長め。レースの間でも馬場で表彰式。ベンツは入るわハイヒールでガンガン歩くわ・・これも日本じゃ怒られそうだけど、香港では誰も全く気にしてない。