今日は大井競馬場にて、北海道所属の山口竜一騎手に会って来ました!!
現在、短期騎乗中。
「南は流れが厳しいし、コース取りが全然違う。馬と馬がビッチリくっついてるからね。だから、少しでも間隔開けちゃうと、そこに2頭とか入ってくるから逆に危なくなっちゃう。去年福山でも乗ってたけど、更に難しいね。」
といいつつ、すでに結果を出している山竜さん。
「北関東とか、北海道の流れで乗せてもらってる。ありがたいよ。」
とさすが謙虚ですね。
今年1年を1文字で表すとしたら、
『質』
だそう。
「シチじゃないよ、シツね。今年は勝ち鞍は減っちゃったけど、内容が濃かったから。欲をいえば、もっと勝ち鞍で接戦したかったね。」
来年の目標は
「中央で通用する2歳に乗ること」
それってかなり近い目標ですよね。
ミスターピンクと共に、進化し続ける山竜さん。
でも栃木には、この2人と戦ってリーディング争いをしていたジョッキーが、あと3人もいたんです。
信じられますか?!これだけ全国的に活躍しているピンクや山竜さんが、リーディングじゃなかったんですよ?!
本当レベル高かったなぁ〜
浦和の最終戦では、なにかと話題の【キンタマーニ】くんが登場しました。
何人かの人たちに、
「馬の名前って気になる?キンタマーニ乗るとしたらどう?」
と聞かれたんですけど。
正直言って、全く気になりません。
以外とみんなが気にしていることにビックリしたくらいで。
もちろん、騎乗した真衣ちゃんも全く気にしてません。よく追い込んで3着来ましたよねぇ〜
・・ちょっとブリッコしてみて!
という私の要求に応えてくれた図。ホントはこんなキャラじゃあないです。彼女は熱い女です。
【キンタマーニ】くんで思い出したんですけど。
昔高崎に【ドテチンスター】という馬がいて、私が乗っていたんです。
そしたら、女性団体?かなにかの方に、えらい抗議を受けたことがありまして・・・
「競走馬に【ドテチン】なんて名前を付けるなんて!しかもその馬に女性が乗るなんて考えられません!!」みたいな。
私としては大切なお手馬だし、彼はとっても優秀だったので、調教師の先生がめんどくさくなって下ろされたらどうしよう・・・とヒヤヒヤしたもんです。
でも。
そんな風に感じる人もいるんだなぁ〜って、勉強になりました。
岩田さぁ〜ん!!
感動して久々号泣してしまった・・・
あの男泣き・・やばいです。
私が騎手を志すキッカケとなった、【チョウカイキャロル】のオークスの小島貞騎手の涙ぐらいのインパクトだった・・
涙って・・・素敵ですね☆
【ポップロック】を外したことを猛烈に後悔したけれど・・・馬券なんていいのさ。感動をありがとう!ってことで。
今日は水沢でも【タイガーマスク】勝ったし♪前走の回避で心配していたけど、3馬身差の圧勝劇。
競馬って・・・ロマンですね☆
さて、今日は『LJS2007』を振り返って、お伝えしきれなかったことを書こうと思います。
今回、初めて3週間という短い間にレースが集約されたことで、みんなのモチベーションも高く、仲も良く、でも負けたくない!という勝負根性もいかんなく発揮されました。
特に私が注目していたのが、岩永千明ちゃん。
昨年のLJSでは結果が出せず、しかも最終戦は怪我で乗ることが出来なかった。その後も復帰するまでに長い時間を要して、ようやく復活!
デビューしてから順調に来ていたし、レディース連覇だったし、千明ちゃんにとって、初めての大きな試練だったのではないかな。
あまり闘志を前面に出すタイプではないけれど、今年のLJSでは相当気合い入ってました。
特に、最後の浦和シリーズ。
第1戦目が終わると座り込んでしばらく悔しがっていた。話かけるのが憚られるほどに。あんな千明ちゃんは初めて見た。2戦目はグルグル本命で、プレッシャーもあったでしょう。
「あんな強い馬で負けるなんて・・・すべてジョッキーのせいです。」
と、唇を噛み締めながら自分を責めていた。
そんな千明ちゃんですが・・
あの瞳さんだって、ずっとレディースでは結果が出せずにいたんだよ。
この悔しさをバネに・・・きっと来年のレディースでは・・・弾ける笑顔が見れるのではないかな。
2戦目は少しバラっとしたスタートから、平山騎手がハナ。2番手の宮下騎手は、1コーナーで掛り気味。でもそこは瞳さん。キッチリ押さえて折り合い付けてました。
レースはそのまま落ち着いたペースで運んで、前残りの展開に。いいペースで逃げていた平山騎手の逃げ切りか?というところで宮下騎手が馬体を併せて追い比べ。後ろからは別府騎手が追い込むも、どう考えても3着まで。前の追い比べは直線最後まで続き、クビ差で宮下騎手の勝利☆
1着、宮下瞳騎手
2着、平山真希騎手
3着、別府真衣騎手
浦和ラウンド順位
1位、別府真衣騎手
2位、平山真希騎手
3位、皆川麻由美騎手
4位、宮下瞳騎手
5位、増沢由貴子騎手
シリーズ総合順位
1位、宮下瞳騎手
2位、別府真衣騎手
3位、皆川麻由美騎手
4位、牛房由美子騎手
5位、平山真希騎手
宮下騎手の勝利を見て、泣きそうになってしまった私・・・
瞳「私も泣きそうになった〜。ホント嬉しい。」と会心の笑顔☆
・・・荒尾勝って吹っ切れた感じですか?
瞳「それもあるね。あと浦和の1戦目負けちゃって・・・総合優勝!って力入ってたから、アレでラクになったのもある。」
感動してて・・写真撮ってなくってすいません・・・
右回りでだけ走っているジョッキーにとって、久し振りの左回りというのはなんとなく違和感があるもの。学校時代は左右平等に訓練するし、実は左回りの方が走りやすいんだけど、それでも久し振りだと不安もあり。
特になにが違うかというと、まずゲートの中で鞭を持つ手が右になること。基本は、って事ですけどね。
どっちの手でも鞭は使えるけど、ゲートの中がいつもと違うのが私は一番気になったなぁ〜
そんな感じで不安に思ってる騎手もいたけれど、レースはいたってすんなり、キレイに流れたのでした。
揃ったスタートから池本騎手が逃げ、岩永騎手が2番手。3,4コーナーでは別府騎手が中から突っ込んで来て、外からは平山騎手&皆川騎手。
最後は別府騎手vs皆川騎手の叩き合い。
ゴール直後に「負けたぁ〜」
と言った皆川騎手の悔しそうな声が響いてました。
1着別府真衣騎手
2着皆川麻由美騎手
3着平山真希騎手
勝った真衣ちゃんは、今回のシリーズ初勝利で喜び爆発!砂がノドに引っ掛かってしまい、ゲホゲホしながらも
「やったぁ〜!茜がいないので、茜の分まで頑張ろうって思ってたから。今回のシリーズはずっと着ばっかりで中途半端だったから、すごく嬉い♪」
印象的だったのは、2番手から伸びられず6着だった岩永千明ちゃん。座り込んでいたので、大丈夫?と声をかけると、
「本当に悔しい」
とすごく厳しい表情。いつも温和で明るい千明ちゃんの、勝負師の姿でした。