*28日(水)川崎 第11R『エンプレス杯』 2100m 16:30発走*
女王ララベルがフェブラリーSを最後に引退しました。
24日(土)には大井競馬場で引退式が行われ、たくさのファンの皆さんがお見送り。
今後は生まれ故郷の北海道に帰り、お母さんになる準備に入ります。
順調に行けば、3年後には子供の姿が競馬場で見られるかもしれません♪
かなり気が早いですが(笑)、
牡馬の引退で産駒を期待する以上に、牝馬の引退でしかも繁殖になるとなれば、子供の誕生を期待してしまいます。
まずはゆっくり休んで、第二の馬生を穏やかに過ごして欲しいですね。
さてエンプレス杯。
ここはTCK女王盃で意外な?負け方をしてしまったプリンシアコメータの巻き返しに期待します。
TCK女王盃の時は、その週の月曜日に降ったドカ雪のせいで、馬場がかなり特殊な状態になっていました。
前半3レースまでは馬場整備のために中止になりましたし、普段以上に厳しく難しい馬場状態だったと思います。
その中で、これまでのように先行しなかったこと、ロスなく立ち回ったとはいえ当時伸びなかった内を選択したことが、結果的には6着という成績に繋がったのではないでしょうか。
JBCレディスクラシック、クイーン賞で能力の高さは証明済み。
スタートも速くレースが上手だし、難しい川崎2100mもまったく問題ないでしょう。
積極的なレースで2つ目のタイトル獲得を期待しています。
対抗はミッシングリンク。
前走のTCK女王盃は、初のダートグレード挑戦でしたが、好位から早めに押し上げる王道の競馬で勝利。
特殊な馬場をものともせず、いきなり強さを見せつけてくれました。
大井の馬場を知り尽くした戸崎騎手の好騎乗も光りましたが、馬自体の能力も相当なもの。
今回は初めての2100mになりますが、芝時代に何度も2000mを経験しているので心配はしていません。
1コーナーでグッとペースが落ち、向正面から一気に速くなる難しいコースですが、
前走を見ていると緩急もつけられそうだし、引き続き好レースを見せてくれると思います。
3番手評価は長期休養から復活したワンミリオンス。
前走のJBCレディスクラシックは約半年ぶりのレースで、好位を進みながら4着と伸び切れませんでしたが、
復帰戦がいきなりGIで、しかも内容的には悪くないものでした。
昨年のエンプレス杯はまったく危なげない強い走りで勝利しているし、
叩き2戦目の今回は状態もさらにアップしているはず。
調子さえ戻れば、再び女王街道を進める馬ではないでしょうか。
アンジュデジールは大きく崩れることがなく、常に上位争いに食い込んで来る印象です。
川崎ではスパーキングレディカップを勝っているし、急なコーナーにも上手に対応できる馬。
勝ち切れないレースが続いていますが、大きく負けることはないと考えます。
ラインハートは距離延長がカギになりますが、ダートグレードでも十分勝負できる馬です。
昨年の関東オークスで3着に食い込んだステップオブダンスまで。
◎7、プリンシアコメータ
〇9、ミッシングリンク
▲5、ワンミリオンス
△1、アンジュデジール
△2、ラインハート
☆4、ステップオブダンス
オッズパーク地方競馬応援プロジェクトの3世代目、愛知のサムライドライブがスプリングカップに出走します!
*27日(火)名古屋 第10R『スプリングカップ』 1600m 16:20発走*
ここまで7戦無敗、しかも現在重賞4連勝中とものすごい勢いで勝ち進んでいるのです。
2歳の時期は体質が弱いということで、ゴールドウィング賞の後はゆっくり休養にあてました。
今年に入ってからは、この馬としては間隔を詰めて使っていますから、だいぶしっかりとしてきたようですね。
スタートが上手でダッシュが速く、追われてからもしっかり伸びてくれるこの馬にとって、
これまで唯一の課題として上げられていたのが『初めての場所でフリーズしてしまうこと』。
特に初めての距離で初めてのスタート地点では、納得するまでかたくなにゲートには入らないという頑固さを見せていました。
なので、前走初の1800mのゲート入りをけっこう心配していたのですが...
なんのことはなく、すんなりゲートイン。
馬の成長はもちろん、丸野騎手をはじめ関係者の皆さんの努力の賜物ですね!
今回は慣れている1600m戦。特に死角は見当たらないでしょう。
強いて言えば、スタートがかなり早いので揉まれたことがない、ということくらいでしょうか。
隣の枠に入ったユーセイスラッガーや、ライトセイラといった逃げ馬がいますから、被せられた時にどう対応するかといった課題は残ります。
ただ、この馬は本当にダッシュ力があるし、今回も最内枠に入ったので、溢れるスピードでそのまま押し切れるのではないかと思っています。
大目標は東海ダービーですから、経験を積んで無事に育って欲しいです。
対抗にしたのは金沢のノブイチ。
前走笠松のゴールドジュニアで、同じくオッズパーク地方競馬応援プロジェクトの3世代目、兵庫のコーナスフロリダを負かした馬です。
すんなりと好位に取りつけ、勝負所で早めに進出。
後ろから伸びて来るコーナスフロリダに並ばせませんでした。
この時は悔しかったけれど...
レースがとても上手だし、初めての名古屋も特に問題ないでしょう。
ここも上位争いに絡んで来ると思います。
新春ペガサスカップではサムライドライブに果敢に挑んで来たユーセイスラッガー。
勝ちに行く競馬をしたため、最後は甘くなって4着になってしまいましたが、力のあるところは見せてくれました。
前に行くスピードがあるし、一度負かしたとはいえサムライドライブにとっては怖い存在です。
スリルトサスペンスはまだタイトルはないものの、園田クイーンセレクション&梅桜賞で3着に頑張っています。
前走はJRAの芝に挑戦して10着と惨敗しましたが、この伸び盛りの時期に遠征して強い馬たちに揉まれた経験は、今後に活きて来ると思います。
中団、後方から追い込んで来る馬なので、前が速くなるようであれば、さらにこの馬の末脚が活きそうですね。
笠松移籍後安定して高いレベルで走れているドリームスイーブルまで。
◎1、サムライドライブ
〇4、ノブイチ
▲2、ユーセイスラッガー
△3、スリルトサスペンス
△7、ドリームスイーブル
*25日(日)高知 第7R『だるま夕日賞』 1600m 18:10発走*
今や高知を代表する看板馬に育ったフリビオンが中心でしょう。
大みそかの高知県知事賞も4馬身差の完勝で、現状地元に敵はいません。
前走の佐賀記念は初のダートグレード挑戦でどこまで戦えるか期待していましたが、結果は6着。
初めて馬券圏外に負けてしまいました。
JRA勢のペースは速く、道中の追走が忙しかったし、脚が溜まらずいつものロングスパートが決まりませんでした。
今後さらに高いレベルで戦って欲しいので、
エンジンの掛かりがゆっくりなこの馬にとっては、前半いかについていけるかがポイントになってくるでしょう。
今回は1600mのマイル戦。
長い距離でロングスパートが持ち味の馬ですから、この距離短縮は忙しいと思います。
それでも、今後のことを考えると、この辺りでは負けて欲しくない馬です。
対抗はイッツガナハプンにしました。
一昨年高知に移籍してから、長い間安定した走りを見せている馬です。
前々走の高知県知事賞は12着と初めて大きく崩れてしまいました。
レースを振り返ると、前半は後方2番手を追走、途中内からジワジワ上がって来ているのですが、
2周目の向正面でついて行けなくなり、大差のしんがり負け。
体的な問題なのか、精神的な問題なのか、ちょっとわかりませんが、あまりにも負け過ぎで心配になりました。
しかし前走、A2特別では、今度は早め先頭から大差勝ち。
体の方はまったく問題なさそうですね。
高知県知事賞の惨敗は推測することしかできませんが、久しぶりの長距離戦でがっつり砂を被り、集中力が途切れてしまったのかな。。
このレースは去年勝っている相性のいいレースだし、いつもの状態にあればいい勝負ができると思っています。
3番手評価はセトノプロミス。
前走の黒潮スプリンターズカップでは、先行勢を見る形で進み、3コーナー馬なりで2番手まで進出すると
1番人気だったサクラインザスカイを競り落として勝利。
重賞2勝目を挙げました。
重賞でも常に上位争いに食い込んでいるし、ここも大崩れはないと思います。
高知移籍後3戦2勝のナンヨーマーク、高知県知事賞で2着に健闘したチャオまで。
◎2、フリビオン
〇3、イッツガナハプン
▲7、セトノプロミス
△8、ナンヨーマーク
△9、チャオ
オッズパーク地方競馬応援プロジェクトの3世代目、兵庫のコーナスフロリダが本日園田競馬第6Rに出走します!
*22日(木)園田 第6R『3歳AB特別』 1700m 13:40発走*
コーナスフロリダはデビューから5戦3勝2着2回とパーフェクト連対中。
昨年末の園田ジュニアCを制して重賞初制覇を果たしました。
前走は初の遠征で笠松のゴールドジュニアに挑戦。
一番人気に支持されましたが、早め先頭だったノブイチを捉えきれず2着という結果でした。
エスポワールシチー産駒の割に、ゲートがゆっくりなコーナスフロリダさん。
今回大外枠に入ったので、揉まれないことはプラスでしょう。
今は経験を積んで、兵庫ダービーに向けてどんどん成長して欲しいです!!
今日は5頭立てと少頭数ですが、コーナスフロリダの強敵になりそうなのが、③ラガーデリゲートと④スーパージェットの2頭。
まずラガーデリゲートですが、今回がJRAからの転厩初戦。
力の比較が難しいところですが、注目のロードカナロア産駒でスピードがありそうです。
小倉の新馬戦では1番人気に支持されて3着。
その後3戦は前に行ってバテてしまうレースが続いていますが、先行できるスピードがあるだけに小回りは合いそうです。
初の1700mがどうかですが、侮れない存在です。
スーパージェットは門別デビューで昨秋から兵庫に仲間入り。
重賞勝ちはありませんが、高いレベルで安定した走りを見せているし、
特にここ2戦は力をつけて2連勝を飾っています。
この馬も中団・後方からロングスパートを得意としているので、
コーナスフロリダとしてはこの馬の後ろからになってしまうと3,4コーナーでかなり外に振られてしまう恐れが...
鞍上も田中学騎手ですし、手ごわい相手です。
しかし、そこは我らがコーナスフロリダ。
ここまでの実績、戦って来たメンバーが違います。
今後のためにも揉まれた方がいい気もするし、スムーズに勝って欲しい気もするし。
とにかく無事にゴールしてくれることを一番に願っています。
◎5、コーナスフロリダ
〇4、スーパージェット
▲3、ラガーデリゲート
昨日佐賀競馬場で行われたレディスヴィクトリーラウンド(以下LVR)今期最終戦。
これまで、盛岡・名古屋・高知と転戦して来ましたが、暫定1位で迎えた別府真衣騎手が、佐賀ラウンドでも2着1着の活躍を見せて総合優勝を果たしました!
これで、昨シーズンに続き2連覇を達成!
すべてのラウンドで馬券に絡む活躍で、存在感を示しましたね。
【別府騎手の成績】
盛岡ラウンド 3着 1着
名古屋ラウンド 10着 2着
高知ラウンド 1着 10着
佐賀ラウンド 2着 1着
現在、わたしは第2子妊娠中(4月に出産予定なのです)で、現地に行けなかったことは残念なのですが、
TV越しでも白熱した様子がビシビシ伝わってきました。
写真はすべて、大恵陽子ちゃんから送っていただきました。
それでは早速、佐賀ラウンドを振り返っていきましょう。
まずは第1戦。
1番人気イチザラブに騎乗したのが別府真衣騎手、2番人気モデストに騎乗したのが宮下瞳騎手でした。
このシリーズを通してお2人の存在感は際立っていて、3ラウンドを終えた時点で別府騎手2勝2着1回、宮下騎手2勝2着1回と互角の戦いを演じていました。
第1戦でも引き続き2人の戦いになることが予想され、見事に結果を出してくれました。
ロケットスタートを切った宮下騎手は、内の別府騎手が行く気を見せたのですぐに抑えて2番手へ。
別府騎手もスタートは悪くなかったし、そこまで無理せずハナを取れた印象です。
しかし勝負所からの宮下騎手の手ごたえはバツグン。
中団から上がって来た下村騎手、山口以和騎手と4コーナーでは4頭の叩き合いになるかと思われましたが、
直線は盛り返した別府騎手VS宮下騎手の一気打ちに。
最後まで危なげなく伸びた宮下騎手が第1戦を制しました。
これで宮下騎手と別府騎手のポイントは44ポイントで並びました。
第2戦は最終戦ということで、1位のポイントがこれまでの2倍の10ポイントになります。
この時点で上位2名とのポイント差は大きく、優勝争いは宮下騎手と別府騎手に絞られました。
そして第2戦。
1番人気ガルトマーンに騎乗したのが宮下騎手、2番人気ダイメイライナーには下村騎手、別府騎手は4番人気のミスターベアーに騎乗、
このシリーズまだらしさが発揮できていない木之前騎手は5番人気のムーンパスラブに騎乗しました。
好スタートを切った別府騎手は楽な手ごたえで2番手へ、宮下騎手は中団待機という展開。
下村騎手はゲートの中でのダイメイライナーの姿勢があまり良くなく、立て直そうとした時にゲートが開いたのかハミに当たってしまったようで...。
大きな出遅れとなってしまいました。
別府騎手は3コーナーから積極的に動いて攻めの競馬で先頭へ。
直線そのまま突き抜けて勝利しました。
中団から長くいい脚を使って伸びて来たのが木之前騎手。
内にいた宮下騎手との2着争いを制して、今シリーズ初の連対を果たしました!
この結果により、別府騎手が59ポイント、宮下騎手49ポイントで別府騎手の優勝が決まりました。
【総合ポイント】
別府真衣騎手 59ポイント
宮下瞳騎手 49ポイント
木之前葵騎手 32ポイント
下村瑠衣騎手 29ポイント
すべてのレースで怪我なく無事に終われたことが何よりですし、
特に上位2人の白熱した戦いは見ごたえがありました。
別府騎手はこの2年、優秀女性騎手賞を逃して悔しい想いをして来ました。
波に乗るとどんどんいい方向に向いて行く騎手ですから、今年はさらなる活躍を期待しています。
宮下騎手は昨年女性騎手トップの61勝を挙げ、優秀女性騎手賞に輝きました。
さらに!
先日の梅見月杯を8番人気のポルタディソーニで制覇!
一昨年の復帰から快進撃が続いています。
木之前騎手は一昨年から昨年初め頃までの勢いがものすごかっただけに、現状に物足りなさを感じているそうです。
しかし、最終戦でも結果を出したし、悩んだ先には必ず明るい光があると信じています。
下村騎手は悔しい結果となってしまいましたが、普段以上に注目される舞台で人気馬に乗り、負けた悔しさは今後の大きな糧になるはずです。
これまで以上にハイレベルになった高知で、今後の成長に期待しています!
先月引退した鈴木麻優ちゃんの笑顔が見られたことも嬉しかったです♪
そして、地元佐賀所属の岩永千明騎手の現状について。
昨年の紹介式には「元気な姿をファンの方にお見せしたい」と、顔を出してくれた岩永騎手。
今年の紹介式に現れず心配されている方も多いと思います。
現在は厩舎のお手伝いをしていて、何頭か馬にも乗っているそうですよ。
ただ、今後のことなど具体的に決まっていないため、ご挨拶するのは控えたということです。
とても大きな怪我でしたし、岩永騎手の体も気持ちも大事に進んでいって欲しいです。