昨日川崎競馬場で行われた、第14回佐々木竹見カップジョッキーズグランプリ。
今年も中央・地方のトップジョッキーが顔を揃え、華やかな雰囲気に包まれました。
前段左から、兵庫・川原正一騎手、佐賀・山口勲騎手、JRA栗東・ミルコ・デムーロ騎手、佐々木竹見さん、川崎・山崎誠士騎手、JRA美浦・戸崎圭太騎手、川崎・町田直希騎手
後段左から、大井・矢野貴之騎手、大井・真島大輔騎手、船橋・森泰斗騎手、名古屋・安部幸夫騎手、岩手・村上忍騎手、高知・赤岡修次騎手、浦和・繁田健一騎手、船橋・左海誠二騎手
その中でも一番の注目は、初出場となるミルコ・デムーロ騎手。
紹介式でも一際大きな声援を浴びていました。
この勝負服は、今回デムーロ騎手がデザインしたオリジナルの勝負服。
イタリアでは幸運のシンボルとされているてんとう虫をイメージしたそう。
普段から、腹帯やアンダーシャツなどにてんとう虫マークを付けているデムーロ騎手。
可愛らしいデザインで、とても似合っていました。
そしてレースは白熱した戦いが繰り広げられました!
第1戦を制したのは、今回初参戦の大井・矢野貴之騎手。
矢野貴之騎手
「初めてだったのでビビってましたが(笑)、レースに行っちゃえばいつも通り乗ることができました。
どんなレースでもできる馬なので特には決めつけず、流れの中で思い通りの競馬をすることができました。本当に馬ががんばってくれましたね。勝てて嬉しいです」
1着:矢野貴之騎手
2着:戸崎圭太騎手
3着:左海誠二騎手
4着:森泰斗騎手
5着:真島大輔騎手
続く第2戦は直線大接戦となりましたが、ミルコ・デムーロ騎手がハナ差で勝利!
ミルコ・デムーロ騎手
「ずっといい手応えで、初めての2100mも最後までよくがんばってくれました。ハナ差でしたが、差し切ったのはわかりました。
さすがネオユニヴァース産駒ですね!ハートが大きいです」
1着:ミルコ・デムーロ騎手
2着:真島大輔騎手
3着:安部幸夫騎手
4着:山口勲騎手
5着:戸崎圭太騎手
ということで、なんとここで前代未聞のことが起こりました!
ミルコ・デムーロ騎手(1着・8着)と真島大輔騎手(5着・2着)と戸崎圭太騎手(2着・5着)の3人が、60ポイントで並んでしまったのです。
規定では、最終レースの上位着順が上、となっていますので、第2戦の結果から、
1位:ミルコ・デムーロ騎手
2位:真島大輔騎手
3位:戸崎圭太騎手
となりました。
ミルコ・デムーロ騎手
「とても嬉しいです。
去年JRAのジョッキーになって、今回みなさんに会えて嬉しいです。
いい馬に乗せてもらって、ホント良かったです。
幸運のてんとう虫で勝てたし、誕生日と同じ11番でした。ラッキーでしたね」
真島大輔騎手
「嬉しいですし、すごい騎手の中で戦ってとても勉強になりました。
同ポイントだったということで、第2戦は大きいハナ差でした...。
去年は、毎年そうなんですけどいい馬に乗せてもらっているので、今年はリーディングを意識してがんばります」
戸崎圭太騎手
「同じ得点で3位ということで悔しいです...。賞金が大きく違うので(笑)。
スーパージョッキーが集まった中で戦えて嬉しかったですし、また来年もここに来たいです。次は表彰台の真ん中に立ちたいです!」
第14回佐々木竹見カップを終えて、佐々木竹見さんは、
「素晴らしいレースでした。どの騎手も上手に乗っていましたが、デムーロさんはさすがですね。第2戦では外に出さずにずっと我慢していて、それが最後の伸びに繋がったんだと思います。来年の戦いも楽しみですね」
と仰っていました。
毎年のことですが、トップジョッキーたちの戦いは本当に面白いです!!
恒例の竹見さんコスプレ誘導馬も盛り上げてくれましたよ♪