今年の福永洋一記念当日は、名古屋でダートグレード『かきつばた記念』も行われました!
【コスモワッチミー】と共に参戦した赤岡修次騎手と、残念ながら回避となってしまった【クイックリープ】と共に参戦予定だった宮川実騎手が遠征により不在。
さらに韓国遠征中の倉兼騎手も不在ということで、普段よりも人数が少なかった高知ジョッキーズ。
そこで助っ人に呼ばれたのが、園田所属の北野真弘騎手と、川崎所属の佐藤博紀騎手。
まずは高知リーディングだった北野騎手から。
この日は久々の高知登場でしたが、3勝を挙げてものすごい存在感を放っていました!
「高知で乗ったのは、5,6年前に招待で2日間乗って以来です。
今回は騎手が少ないからって助っ人を頼まれたんですけど、そうやって声をかけてもらえるのは嬉しいですね。
なかなかこういう機会はないし。
高知は懐かしいし、やっぱり楽しいです。
ただ、半分くらいジョッキーわからなくなってたのにはビックリしました。若手が増えましたね。
でも変わらない部分もあって、西川とは昔から一番仲良かったんで。
乗ってて楽しいです。
今日は福永洋一記念ということで、特別な一日でした。
こういうレースをしてくれるのは、地方競馬に携わる者の1人として嬉しいです。
お客さんもいっぱい来てたしね。
また呼んでもらいたいです。いつでも来ますよ」
続いては、川崎の佐藤博紀騎手。
「高知は新人王に出たかったけど出れなかったので、ずっと憧れていた競馬場です。
前に一度黒船賞で乗せてもらったけど、こうやって1日通して乗るのは初めてなので、すごく楽しみにしてました。
コース的には、一見簡単に見えるけど実は難しいんですよ。
内開けて走らなきゃいけないし、逃げた時もどの辺を通るのかわからなかったし。
それに仕掛けですね。
早めなんだけど、あのタイトなコーナーをトップスピードで回って行くのは難しい。
今日1日でいろいろ勉強させてもらいました。
1つ勝たせてもらったし、福永洋一記念にも一度参加したかったので、本当に嬉しいです。
赤岡さんの代打ってことで、印のある馬にいっぱい乗せていただいて...1,2戦はちょっと緊張しましたね。
今回いい経験させてもらったし、また高知に来たいです。
高知だけじゃなく、色んな競馬場で乗るのが夢です」
続いては、門別で武者修行することが決まった目迫大輔騎手。
「いろいろ勉強したいと思って、今回の門別行を決めました。
笠松時代も、高知に来るか門別に行くかっていう話はあったんですけど、まだ今みたいに短期免許がキッチリしていなかったので、色んな人を受け入れている高知にしたんです。
美浦に行ったり、牧場に行ったりして、色々なところをみて勉強していたんですけど、やっぱり馬産地である北海道も経験したいなと。
ちょうど2人目が生まれたばかりで、奥さん(森井美香元騎手)には迷惑かけるけど。
すごく理解してくれているので、ありがたいですね。
今は騎手としてですけど、いつか調教師になりたいという夢もあるので。
幅広く色んなものを見て、勉強して来ます!」
目迫騎手は、この日の夜に北の大地に旅立ちました☆
最後にご紹介するのは、門別から福山、そして高知にやって来た下村瑠衣騎手。
この日は待望の、高知初勝利を挙げたのです!!
「今日でデビュー丸々2年なんですよ。
まだ高知に完全に慣れたわけじゃないけど、勝って安心したというか。力が抜けました。
実は...このまま勝てないかもってちょっと落ち込んでいたんです。
福山から来た自厩舎の馬たちも、高知の深い砂に慣れなくて、なかなか本来の走りが出来なかったし。
でもここに来て、自厩舎の馬たちも走りが良くなって、厩舎の雰囲気も上がって来てたんです。
その中でわたしも勝てて、すごく嬉しいですね。
高知に来て...改めて真衣ちゃんはすごいなと思います。
今までも憧れていたけど、近くで見たら勉強することが多くて。
真衣ちゃんは、行くなら行く、行かないなら行かないと、中途半端なことはしないんですよ。
いつも冷静で。
わたしならフワフワ行ってみたり、メリハリがつけられないというか。
聞いたら色々教えてくれるし、すごくありがたいです。
勝負服のデザインも一新したし、自厩舎も応援していっぱい乗せてくれるので。
新たな気持ちで頑張ります!」