『名古屋グランプリ』が行われた24日で、今年の開催をすべて終えた名古屋競馬場。
リーディングに輝いたのは、初の栄冠となった戸部尚実騎手でした!
「29年くらい乗ってて初めてです。
やっぱりケガしないで1年乗れたことが大きいですね。
周りの見る目も変わるし、いいリズムでこれたと思います。
来年もまたケガをしないで1年乗りたいです」
激戦区の名古屋競馬場で、131勝を挙げての1位獲得☆
お話をしている最中も、戸部さんらしい温かい人柄がにじみ出ていました。
高い技術と、この人柄で勝ち取ったリーディングですね。
戸部騎手に初リーディングの感想をお聞きしている時、検量室から騎手候補生の木之前葵ちゃんが登場!
リーディングから未来のジョッキーへ、アドバイスが送られました。
「女性騎手はみんなからも注目される存在だからね。ある意味スターだから。
厳しいこともあると思うけど、競馬場を盛り上げるような存在になって欲しい」
という戸部騎手の言葉を受け、
「はい!頑張ります!!
競馬場実習に来て、改めて厳しい世界だと感じてます。
でも毎日楽しいですね。デビューが待ち遠しいです」
この日認定が下りて決定したという、勝負服のデザインを嬉しそうに話してくれました。
葵の名前にちなんだ色と、日本初?いや世界初?となる可愛らしいデザインが認められたようです。
早く勝負服姿が見たいですね☆
...というやり取りを写真付きでお伝えしたかったんですが、、、なぜか写真がない。。
撮ったんですけど、SDカードの中に見当たらないのです。なぜなんだろう。すみません。
また改めて取材行った時にしっかり撮ってきます。。
こちらはトークイベントで盛り上げてくれた、宮下瞳さん。
すっかりママの表情で、優しい笑顔でファンの方の声援に応えていました。
育児は大変そうですが、ジョッキー時代と変わらずキラキラ輝いてました☆
昨日園田競馬場で行われた『兵庫ゴールドトロフィー』は、ティアップワイルドが逃げ切り勝ちを収めました!!!
好スタートを決めた【ティアップワイルド】がハナ、高知の【コスモワッチミー】が続き、1400m戦とは思えないようなゆったりしたペースで流れました。
【セイクリムズン】も好位に付けていましたが、その後ろにいた【オオエライジン】が向正面から動き出し、3,4コーナー外を回って追い上げます。
前を捉えるか...と一瞬思いましたが、【ティアップワイルド】の脚色は緩まず先頭でゴール。
2着は豪快に追い込んできた【ダイショウジェット】が入り、地元の期待を背負った【オオエライジン】が3着、高知の【コスモワッチミー】が粘って4着という結果でした。
石橋脩騎手
「この馬でずっと重賞を勝ちたかったけど、なかなか勝てなくて。
今回チャンスをいただいて、今年最後に勝てて良かったです。
園田には初めて来ましたが、レースを見ていたし地元のジョッキーに馬場について聞いたりしました。
1400小回りとは言っても一息では無理なので、3コーナーで息を入れられたことが大きかったですね。
勝ちたい気持ちが強かったので、最後まで必死でした」
西浦勝一調教師
「状態は前回からさらに上がっていたので、自信を持って臨みました。
小回りに上手に対応してくれたことが収穫ですね。
これまでは賞金的になかなか使いたいレースに使えなかったけど、これでローテーションも組みやすくなります。
次走は高知の『黒船賞』を目指す予定です」
初めての園田競馬場で重賞勝ちを収めた【ティアップワイルド】&石橋脩騎手。
事前のリサーチはもちろん、冷静な手綱さばきとそれに応え自在に動いた人馬のコンビネーションの良さを感じました。
これで小回りは完全克服。
中央地方問わず活躍してくれそうですね。
2着は超大型馬の【ダイショウジェット】。この日は564キロで登場。
パドックでも一際目立つど迫力の体を披露。
とても9歳には見えない張りのある体と、若々しい表情を見せていました。
柴山雄一騎手
「ペースが落ち着いちゃいましたね。
4コーナーではすごく手ごたえ良かったし、よく追い込んでくれたけど...、直線向いた時には勝った馬に随分離されてましたからね。
でも小回りでこれだけの脚を使ってくれるのは立派。
本当にコンスタントに頑張ってくれる馬で、頭が下がります」
なかなか勝ち切るまではいきませんが、これだけの大きな体で、超小回りで追い込んで来るんですから、本当にすごい馬ですね。
3着は兵庫の星【オオエライジン】。
今回は少しダッシュが付くのに時間がかかった印象で、好位グループの後ろに位置。
自分から動いて積極的なレースをしましたが、直線の伸びはあと一息という感じでした。
木村健騎手
「ええ感じで上がって来たけどなぁ。
3,4コーナーで上がってくる時から内にササってたけど、直線も頑張って走ってくれました。
あれだけ一気に動けたのは、やっぱりハンデも生きてましたね。
また力付けて、来年挑戦したいです」
そして4着には、高知の【コスモワッチミー】が粘り込みました。
赤岡修次騎手
「もうちょいやった...。
今日はハナにはこだわってませんでした。
この馬は2番手の方が前を追いかけるのでレースしやすいんですよ。
調子さえ良ければ、そのうち大きいとこ狙える馬ですよ!」
今回地方勢は3着4着でしたが、2頭ともこれから大きなところを十分狙える器ということで、今後の成長に期待したいと思います。
そして1番人気に支持された【セイクリムズン】は5着。
パドックでは、ビッカビカに光る迫力の体に、ゆったりと落ち着いて歩く姿が印象的でした。
レースもすぐにいい位置が取れたけど、【オオエライジン】が外から上がって来た時にはついて行けませんでしたね。
今回もこの馬らしくない反応だったし、この秋は勝ちきれないレースが続いていますが、連勝を飾ったときの強さはものすごいものがあります。
またリズムを取り戻して、本来のレースを見せてくれると信じています。
今日は園田競馬場で『兵庫ゴールドトロフィー』です。
かなり寒いですが...よく晴れてます!
馬場状態は、重からやや重に回復しました。
*26日園田 10R『兵庫ゴールドトロフィー』 1400m 15:50*
ここはもう【オオエライジン】に大きな期待を寄せています!
前走の『園田金盃』では、早め先頭からエンジンが掛かることなく差されてしまい、2着に甘んじてしまいましたが...
あの時は、思いっきりソラを使って本気で走らなかったため。
今回はペースも速くなるだろうし、押し出されて先頭という展開はあり得ないと思います。
昨年は3着だったこのレース。
早くから今年もこのレースを目標にして来ました。
『東京盃』や『JBCスプリント』で揉まれたことも、成長に繋がっているんじゃないでしょうか。
地元開催のダートグレード。
ここはぜひとも頑張って欲しいです!!!
対抗には【スーニ】様。
このレースは一昨年②、昨年①と相性のいいレース。
今年はなかなか思うような成績が上げられませんでしたが、前走の『JBCスプリント』では久しぶりに見せ場十分のレースを見せてくれました。
あのメンバーに入って、積極的に動いて一瞬は「やったか?!」という場面を演出。
改めて、この馬の存在感を示してくれましたね。
この馬は、一度スランプに陥るとなかなか立ち直れないけれど、でも良くなった時には圧倒的な強さを発揮して連勝してくれる馬。
前走で上り調子の姿を見せてくれたので、今回は本来の姿を見せてくれるんじゃないでしょうか。
◎10、オオエライジン
〇3、スーニ
▲12、セイクリムズン
△6、ティアップワイルド
今日のお昼は、新しく出来たお店『日高』にて
アツアツのたこ焼き~☆
かなり細かい青のりがかかっているので、食べたあと要注意!
昨日の『名古屋グランプリ』は、【エーシンモアオバー】が接戦を制して初タイトルを掴みました☆
レースは、最初に外から【エーシンモアオバー】がハナを主張しましたが、抑えきれない手ごたえで【トリップ】が交わしていくという激しい展開になりました。
2周目の勝負所では、【トリップ】の脚色が鈍り【エーシンモアオバー】が先頭を伺う勢い。
さらにすごい勢いで上がって来た【クラシカルノヴァ】と、馬体を併せて一騎打ちの様相になり、最後は直線の激しい叩き合いを1/2馬身制して、【エーシンモアオバー】が粘り込みました。
前半は【トリップ】と、後半は【クラシカルノヴァ】と競るという、【エーシンモアオバー】にとってはかなり厳しい展開になりましたが、レコード決着のおまけも付いて、初タイトルとは思えない強さを見せつけてくれましたね!
騎乗した岡部誠騎手は、表彰式でファンの声援を受け、感極まって涙するシーンもありました。
「途中から2番手のレースになってしまってちょっと不安もありましたが、最後は馬が根性で押し切ってくれましたね。
僕自身、今年はケガがあったり色々あった一年だったけど、こういう形で一年を締めくくれて良かったです。
これまで、ダートグレードのタイトルには縁がなかったけど...勝てて本当に嬉しいです!!
自分でガムシャラに突っ走ってきたと思ってたけど、ファンの声援を聞いたら、改めてこんなに応援してくれてる人がいるんだと感じて...涙が出てしまいました。
勝って泣いたのは初めてです。なんだろうなぁ(照)」
岡部騎手は、いつも明るく元気!というイメージだったので、感極まって涙するシーンには不意を突かれた感じでものすごく感動しました!
【エーシンモアオバー】を管理する沖芳夫調教師は、
「どっかで1つ重賞のタイトルを...と思っていたけど、年齢的にも今年がラストチャンスなのかなと感じていました。
いつも力以上に頑張ってくれる馬、勝てて本当に嬉しいですね。
この後は『佐賀記念』を考えていたけど、今回勝ったので斤量のこともあるから、これからまた考えます」
というお話でした。
パドックでもひときわ目を引いた迫力の馬体が、次はどこの競馬場に登場するのか楽しみですね♪
そして2着に頑張ったのは、ダートグレード初参戦となった【クラシカルノヴァ】。
濱口楠彦騎手
「もう少しでした...。追って渋いというか、ズブい馬ですね。
早め早めに追い出して動いたんですけど、前が止まってくれなかった。
ただこの馬自身、いいものを持っているので、大きいところでも十分やれると思います」
小回りで直線の短い名古屋で、あれだけすごい勢いで追い上げて来た脚色は目を見張るものがありました。
初の地方場所でこのレースが出来るんですから、今後はさらに期待が高まりそうですね。
2頭から9馬身離された3着は、【オースミイチバン】でした。
川島信二騎手
「距離的にも初めての経験でしたが、よく頑張ってくれましたね。
道中はちょうど馬の後ろでポケットに入れて、息を入れながらレースが出来ました。
最後はさすがに息が上がってたけど、4コーナーからまた伸びてくれました」
そして、2番人気に支持された金沢の【ナムラダイキチ】でしたが、最後追い上げるも4着まで。
畑中信司騎手
「金沢に移籍してから初の遠征競馬でしたが、パドックや返し馬はいつもと変わらない印象でした。
ただ、道中の行きっぷりも良くなかったし、走りが全然いつもと違いました。
スタートしてちょっと寄られたところで、やる気をなくしてしまったのかな...
道中もずっと揉まれる形だったので、いつものようなスイッチが入りませんでした。
金沢では力が違うので、今回のような揉まれる競馬をしていないことも敗因のひとつですね。
負けてしまったけど、すごくいい経験になったと思います。
まだ若い馬だし、これでまた成長してくれるんじゃないでしょうか。
いつか大きいタイトルを...と思っているので、また応援してください!」
今回はいい位置も取れなかったし、この馬らしいレースをすることが出来なかったけど、それでも4着に追い上げて来た脚はさすがです。
この経験を糧に、また一回り成長した姿を見せてくれそうですね。
2500m戦は年に一度ということもあって、騎乗したジョッキーたちもペースや位置取りに苦心している部分もありました。
コーナーを8つも回る難しいコース。
入れ替わりの激しい展開で、とても見ごたえのあるレースでした!!!
名古屋競馬場にやって来ました!!
名古屋に来るのはけっこう久しぶりです。
まずは腹ごしらえ♪
『すみれ』にて、名物串カツをいただきました!
ソースはもちろん味噌で。
衣がカラっとしてて、ほんのり甘い味噌と合います。
腹ごしらえが終わったところで、本日のメイン『名古屋グランプリ』の展望!
*24日名古屋 10R『名古屋グランプリ』 2500m 16:35*
ここは金沢からやって来た【ナムラダイキチ】に期待しています!
地元ではもう無敵の強さを誇っていますが、さらにJRA勢と戦った『白山大賞典』では、自分から仕掛けて攻めの競馬で2着を確保。
【二ホンピロアワーズ】には離されたものの、今回も対戦する【エーシンモアオバー】にはきっちり先着しています。
あの競馬が出来たことは、この馬にとっても大きな経験になったのでは。
好位に行ける脚があるし、コーナーを8回まわるコースも問題ないでしょう。
金沢に移籍してから初の遠征競馬になりますが、ここはダートグレード制覇のチャンスです!
対抗には、JRAの【トリップ】を推します。
現在単勝1番人気に支持されているように、ここまで芝ダート問わず実績を残して来ました。
特に印象的だったのは、初ダートだった『ジャパンダートダービー』。
積極的なレースで、直線では先頭に立つ場面もあり、最後差されはしたものの、高いダート適正を見せてくれました。
器用な馬で、小回りも上手にこなしてくれそうだし、54キロで戦えるのも大きなアドバンテージになりそうです。
◎7、ナムラダイキチ
〇5、トリップ
▲8、エーシンモアオバー
△3、クラシカルノヴァ
今日の名古屋競馬場は重馬場です。
年に一度の2500m戦。どんなレースが繰り広げられるでしょうか♪