オッズパークばんえい競馬ご優待ツアーに参加して来ました。
2泊3日の工程で、31名のオッズパークユーザーの方と一緒に旅をしました。
まず初日は前夜祭。
ばんえい初心者の方も、上級者の方も楽しんでもらえるように、この道30年以上というとかち毎日新聞の小寺さんをお迎えして、約2時間のレクチャーと予想ゲームで盛り上がりました。
私自身も初めて聞くお話が多くて、本当に楽しかったです♪
たっぷりと知識を吸収して、2日目は一日通してばんえい競馬満喫DAY☆
入口では、リッキーくんが迎えてくれました。
まずはバックヤードツアーに参加して、装鞍所へ。
やっぱりばんばは迫力があります!!
前髪やタテガミのオシャレの仕方は、サラブレッドたちとは違って独特のオシャレです!
髪の量もサラブレッドより断然多いし、短くして整えるというよりは、編んだりしばったりしてオシャレする馬が多いです。
厩務員さんたち、かなり器用ですよね。
続いてはコースの方へ。
これはコース横を走るトロッコ。
レース後に、ゴールからスタートまでソリを運ぶ重要なアイテムです。
もともとは北海道の炭鉱で使用されていたもので、鉄道ファンの方がこのトロッコ目当てに遊びに来るそうですよ。
レースでゴールした馬たちは、ゴール板過ぎでいったん止まりますが、このトロッコにソリを乗せるまでがお仕事です。
ばんば達は一頭でこのソリを引くことが出来ますが、人間だと5,6人がかり...
微調整を終えて安全に積み終わったら、人間も乗せてスタート地点へ出発です。
レースで使用するソリは、10個が2組づつあり、1レースごとに交代で使用しています。
ソリで不公平が生まれないよう、レースごとにランダムに使用するコースを変えているし、普段はカギ付きの倉庫で管理しているということです。
競艇のように、当たった道具によって有利不利があるということはありません。
ソリを運ぶトロッコも昔ながらの方法ですが、もう1つかなり昔ながらの手法を用いている部分があります。
それは...写真判定!!
ばんえいはサラブレッドのレースと違って、ゴール板の真上にある塔から決勝写真を撮影しています。
写真判定になると、ここで撮影した写真をその場で現像して、筒に入れてコース上を横切っている線に吊るして運ぶそう。
この線を伝って筒で運ぶなんて...
しかも、スタンドにある決勝審判委員の部屋から、手動?手巻き?で筒を巻き寄せるんだそうです。
この日はなかなか写真判定にならず、線を伝う筒の姿を生で見れなくて残念でしたが。
ぜひ帯広競馬場に行ったら、超アナログ写真判定の行方を見守って見て下さいね。
こういうちょっとした部分も、温かいというか懐かしいというか...
地方競馬独特の味を感じますね☆
ばんえいのコースは、よく見るとダートではなく砂利が敷いてあります。
かなり粒が荒いです。
これは水はけを良くするためで、馬場の下50㎝くらいのところにはロードヒーティングが入っています。
馬場の近くにいったら、足元が本当に温かかった!!
こういう工夫によって、雪の降る北海道でも通年で競馬が出来るんですね。
帯広は雪が少ないと言っても、競馬場の端にはこんな風に雪の山が...
すさまじい高さになっていること、木を通しておわかりいただけるでしょうか?
この山は雪のみで、中に何か入ってるわけじゃないですからね。
やっぱり冬の北海道は桁違いです。
ばんえい独特の特徴なのが、2つの障害です。
特に第2障害を越えるところがばんえい競馬の醍醐味ですが、毎レースごとに整備するのは人間の手によるもの。
スコップ隊とトンボ隊に分かれて、砂利を上にあげる人とならす人がいます。
これが、けっこうな時間をかけて丁寧に整備しているんですよ。
レースの結果を左右するとても大事な任務ですが、毎レースごとですから、かなり大変だと思います。
こういう、縁の下の力持ち的な人たちに支えられて、ばんえい競馬を楽しむことが出来るんだな...、と改めて感じました。
こちらは事務所の廊下に貼り出してある、売り上げ成績です。
良かった日には赤いバラが貼ってあります。
この廊下は主催者だけでなく、調教師や騎手といった関係者もよく通る場所。
みんなで一丸となって、少しでも売上を良くしていきたい...という意気込みを感じました。
バックヤードツアーでは、ばんばを間近で見られるし、今まで気づかなかった味のある手法を知ることが出来ました。
私にとって、なかなか重種は馴染みが薄いんですが、今回はばんえいをとても身近に感じて、親近感が沸きました。
みなさんもぜひ、バックヤードツアーに参加してみて下さいね。