この日のメインは『イレネー記念』。
2歳シーズンから明け3歳の三冠最終戦です。
今年の注目は、なんといっても【ブラックボス】。
『ナナカマド賞』『ヤングチャンピオン』を制して、初の2歳三冠に王手を掛けていました。
もちろん1番人気。
2番人気は【ニシキエーカン】で、こちらは『ナナカマド賞』『ヤングチャンピオン』共に連続2着の実力者です。
今回のレースは一気の斤量増で、すべての馬が初めての斤量を引くところがポイント。
レースは【ニシキエーカン】が力強く第2障害を越えて独走、2着には5番人気【テンカムソウ】が頑張り、差のない3着に初の重賞挑戦となった【アサヒリュウセイ】が入りました。
1番人気【ブラックボス】は、第2障害で後れをとって5着。
やはり一気の斤量増が堪えたのでしょうか。
それにしても、勝った【ニシキエーカン】&鈴木恵介騎手は圧巻でした。
これまで重賞で負けていた相手に、最後の三冠目で逆転に成功☆
「この馬は調教だと本気で走らない時があるし、気性は荒いところがありますね。
特にゲートが開くとすぐ左に行く癖があって、そこを修正しながら調教を重ねました。
今日は1番【ブラックボス】と10番【アサヒリュウセイ】が強敵だと思ってたので、左右を意識しながらのレースでした。
第2障害を上がる時には周りのタイミングに合わせましたが、その時には息もたまっていましたね。
もともと、障害で止まったことがない馬なので、今日も一気に上がってくれました。
馬場も良かったようで、日中の暖かい時と違って夕方になってから軽くなりましたね。
いつもは最後が甘くなる馬ですが、普通のレースと違ってみんなけん制し合うし、斤量も重かったので、第2障害に入るまでゆっくりのペースで息を入れられた分、今日は甘くならなかったです」
この様子なら、さらに斤量が増える3歳シーズンも活躍してくれそうですね。
【ニシキエーカン】&関係者のみなさん、おめでとうございます☆
この日は3月11日。
帯広競馬場でも、政府式典に放送が切り替わり、みんなで黙とうを捧げました。
そして、鈴木恵介騎手は今シーズンの個人協賛競走で優勝(28勝)した時の協賛金のすべてを寄付。
馬主である大阪武さんは、今年度獲得した1着賞金の30%を寄付しました。
ばんえいの関係者は東北出身の方も多く、東日本大震災で被災された方々に少しでも寄り添いたいと、昨年から募金活動などいろいろな行動を起こしました。
そして、今年も継続して支援をしていきたいということです。
競馬を通して、少しでも被災された方のお手伝いが出来たらと思います。
一日帯広競馬場に滞在して、本当にいい時間を過ごすことが出来ました。
馬車を引くリアル・リッキーくん。
みんなのアイドル・リッキーくん。
大好きな【フクイズミ】
引退レースを前に関係者にインタビューしましたので、また別の記事でご紹介しますね。
この日の夕飯は、帯広競馬場近くにあるジンギスカン・北海道。
ど迫力のクマさんが迎えてくれました。
マトンもラムも、独特のにおいが全くないし、柔らかくってジューシーでした!
あと、真冬でも生ビールを頼むとジョッキがキンキンに凍ってるお店が多いことに感動!
ビール好きにとっては、かなりポイント高いです☆
最終日はバスに乗り込み、約3時間かけて早来にある社台スタリオンステーションへ。
真っ白な雪の中、各放牧場で優雅に過ごしている種牡馬たちの姿がありました。
こちらは【ディープインパクト】
最初は遠くにいたのですが、私たちに気づいて近くまで来てくれたんです!!!
さっすが大スター☆
間近で名馬たちのリラックスシーンを見ることが出来て、とっても幸せでした♪
2泊3日、あっという間だったけど、いろいろ勉強になったし楽しかったです。
冬の北海道はかなり寒いけど...食べ物が美味しくって最高でした!!
一緒に旅してくれた皆さん、ありがとうございました。