先月宮下瞳騎手が引退を発表し、26日には名古屋競馬場で引退セレモニーが行われました。
〈LJS2006荒尾ラウンドにて〉
名古屋けいばオフィシャルサイト 宮下瞳騎手へ~16年間ありがとう~
現地に行くことは出来なかったんですが、セレモニーの映像を見ているだけで、瞳さんがどれだけファンや関係者から愛されているかよくわかりました。
最後の勝負服姿ということで、淋しい気持ちもあったけれど...
勝負の世界で生きてきた現役時代とは違う、穏やかで優しい眼差しがとても印象的でした。
〈LJS2007水沢ラウンドにて、皆川麻由美騎手と〉
現在は妊娠中ということで、どんな赤ちゃんが生まれるのか、瞳さんがどんなママになるのか、とっても楽しみですね♪
〈LJS2007荒尾ラウンドを優勝し、お父さんと〉
〈2008年名古屋競馬場にて〉
引退することを決意した理由は、「釜山遠征を終え、気持ちの区切りが出来た」ということでした。
ウェブハロンにも書かせていただきましたが、釜山での瞳さんは、本当に楽しそうにレースをしていました。
〈昨年夏の釜山競馬場にて、井上オークス氏と〉
〈今年1月釜山競馬場にて〉
今までになかった大きなチャレンジを終え、素晴らしい結果を出したことで、16年間がむしゃらに突き進んで来た気持ちに区切りが出来た...
現役時代からずっと憧れの存在でしたが、その引退もまた素敵な結び方。
他の女性ジョッキーたちも言っていましたが、瞳さんは騎手としてだけでなく、人間としても女性としても理想的で素晴らしい方です☆
〈LJS2010荒尾ラウンド前夜祭にて、皆川麻由美騎手と〉
一緒にレースをしていると、気迫がすごくて圧倒されるほど。同じ脚質の馬(特に逃げ・先行)を瞳さんが乗っていたらかなり嫌な存在でしたが...
馬から降りればとても優しい先輩。どんな質問にも的確に答えてくれるし、仕事のことだけじゃなくプライベートもお手本でした。
〈LJS2010金沢ラウンドにて、ポニーレースに騎乗〉
旦那様である小山信行騎手とは本当に仲良しで、何でも相談して話し合える素敵なパートナーだと話してくれました。
小山騎手はとにかく優しくて、「やりたいようにやればいい」と、常に瞳さんの背中を押してくれたそうです。
約1年半という期間、釜山遠征をすることが出来たのも、旦那様の理解があったからこそですよね。
釜山にいる間は、毎日ネットで出来るテレビ電話で会話していたそうですよ。
この優しい笑顔...癒されます。
引退セレモニーでの、
「今まで支え続けてくれた小山騎手を、今度は私が支えたい」
という言葉に、夫婦の愛情と、騎手という仕事をやり切った充実感が伺えました。
〈今年1月釜山競馬場にて〉
瞳さん、16年間本当にお疲れ様でした。
これからの人生も、瞳さんらしく歩んで行く姿を応援しています。