今日は荒尾競馬場で、『大阿蘇大賞典』!!
大阿蘇大賞典出走表
ここは昨年の優勝馬【タニノウィンザー】1強という感じ。
昨年は、ライバルの【ケイウンヘイロー】がいて、2000メートルで巻き返したいと言っていた吉留騎手。
【タニノウィンザー】はどちらかというと距離が長い方がいいそうで、調教でも長い距離を意識して調整していました。
結果、ライバルを尻目に独走で勝利しましたからね☆
その後は、荒尾最強馬として君臨しています!
現在は、【ケイウンへイロー】が名古屋へ移籍。
【ペプチドジャスパー】【テイエムジガット】という平山厩舎の看板馬も出走しない...
ということで、問題は2着争いだと思います!
昨年末に荒尾にやって来た【テイエムメデテカ】。
最初の2戦こそ後方からそれほど伸びることが出来なかったけれど、その後は3連勝と勢いがあります。
特に前走は、荒尾に来てから初めて好位から競馬をすることが出来ました。
過去には中京の2000メートルで3着に頑張った実績があるし、脚質的にも距離延長はプラスでしょう。
新興勢力として頑張ってほしいところです。
昨年のこのレースで、3着に頑張った【エムテイボーイ】。
ここ2戦は2連勝中。昨年よりも勢いがありますね。
普段はB級C級で戦っているだけに不安もありますが、2000メートルの実績もあるし、ここは期待したいです。
そして【テットウテツビ】。
前走は6着と負けてしまいましたが、明け9歳でも元気一杯。
荒尾のトップクラスでずっと戦ってきた馬ですからね。
距離も2000メートルで結果を出しているし、このメンバーに入ったら上位争いでしょう。
◎5、タニノウィンザー
○10、テイエムメデテカ
▲4、エムテイボーイ
△8、テットウテツビ
10日に船橋競馬場で行なわれた、『ダイオライト記念』。
史上初の3連覇がかかる【フリオーソ】が、1,7倍で1番人気。
2番人気は、初のダートグレード挑戦となった【フサイチセブン】でした。
レースは【フリオーソ】が好スタートを決めて先頭、【フサイチセブン】が抜群の手応えで続きます。
【マコトスパルビエロ】、【ロールオブザダイス】と人気馬が前に集中する展開。
2,400メートルということで、道中大きな動きはなく折り合い重視で流れます。
レースが動いたのは、2周目の3,4コーナー。
【フサイチセブン】の手応えが抜群、【フリオーソ】は戸崎騎手の手が動いていて、【マイネルアワグラス】が先団を捉える位置まで上がって来ました。
直線は【フサイチセブン】が力強く伸びて、2と1/2馬身差で勝利☆
2着は【マイネルアワグラス】、3着は好位から粘った【マコトスパルビエロ】という結果でした。
勝った【フサイチセブン】
内田博幸騎手のコメント
「今日は馬の後ろに付けてレースをしようと思っていたけど、いいスタートを切ったので、無理に下げる必要はないと判断しました。
あまり早く仕掛けたくなかったけど、後ろから馬が来ると興奮しちゃって、なだめるのが大変でしたね。
最後の直線は余力十分、楽な手応えでした。
初めて跨ったけど、すごくいい馬ですね。
厩舎もいいしエージェントもいい。僕は跨ってただけですから。
まだ8戦しかしてないので、これから本当に楽しみです!」
松田国英調教師
「強かったですね。
南関東で使う時には、内田騎手に乗ってもらったらファンの方がさぞ喜んでくれるかなと思いました。
負ける馬で内田騎手に恥をかかせたくはないし、自分なりにいい仕上げが出来ましたね。
内田騎手の元気な姿が見せられて嬉しいです。
調教師になって、14年で何度も大きなレースを勝たせてもらいました。
ただ最近なかったので、自分としても良かったし、怪我復帰からの初重賞制覇となった内田騎手も良かった。
今日は長い距離と、地方独特の重たい馬場を心配していたけど、強いレースをしてくれました。
この後は、1週間くらいケアしてみて、次走の予定を組むつもりです。
将来的には、賞金を積んで海外遠征に行きたいですね!」
2着は6番人気【マイネルアワグラス】が頑張りました!
松岡正海騎手
「4コーナーで一瞬夢見ました!
今日はマイナス6キロと、身体が絞れたのが良かったですね。
あと5キロ絞れれば、もっと走れますよ」
3着は【マコトスパルビエロ】
安藤勝己騎手
「道中で何度か前をつついたことで、こちらも脚を使ってしまったのかな...。
最後までバテないんだけど、コーナーコーナーでもたついてしまう」
4着には地元船橋の【セレン】が追い込みました!
石崎隆之騎手
「普段よりも前で競馬しました。
直線は内を狙って伸びてくれたけど、最後は一杯になってしまいました。
この馬にとっては、少し距離が長いのかな。
状態はいつも通り良かったけど、交流重賞の相手は強いね」
5着が1番人気【フリオーソ】でした。
このレースで交流重賞デビューを果たした、高知の別府真衣騎手☆
中団後方から、12着という結果でした。
「パドックではすごく緊張したけど、馬場に入ったらリラックス出来ました。
馬も人も、すごいメンバーの中でレースに乗れて、いい経験が出来ました。
馬も頑張ってくれましたね。また挑戦したいです♪」
と、笑顔で船橋競馬場を後にしました。
88期生の修了記者会見のあとに、センターに完成した、国際厩舎を見学して来ました!
詳しいことはこちら→地方競馬情報サイト:トピックス
地方から海外に挑戦する時や、海外から地方に挑戦する時のために作られた、国際検疫厩舎。
まだ具体的に使用する馬は出ていませんが、これからはドンドン国際化して行ってほしいですね!
馬房はかなり広かったですよ!
地方競馬教養センターは、坂路が出来たり、大井の外厩になったり、そして国際厩舎が出来たりと、ここ数年大きく進化してますね。
私がいた頃とはだいぶ様変わりしています。
考えてみると、私が入ったのは......14年前!!こわっ。。。
続いては、兵庫所属の2人☆
まずは、杉浦健太(すぎうら・けんた)くん17歳。
出身は園田競馬場の近くで、子供の頃からお父さんと遊びに行っていました。
騎手になりたい!と言ったら、競馬好きのお父さんはとても喜んでくれたそうです。
「初めて厩舎に行った時には、想像していたのと違ってて、今まで味わったことのない感覚でした。でもみなさん優しくしてくれて、すぐに環境に慣れました」
目標とするジョッキーは、園田のリーディング・木村健騎手!
「とにかく追えるし、馬を動かせる。すごい人です!」
センターを出たら、「まずは焼肉をいっぱい食べたいです(笑)」
と話してくれました。
成長期の彼らにとって、センターの食事は物足りないでしょうね。
身体のことを考えて作ってるメニューだから、しょうがないけど。。
好きな有名人は、山下智久くんと市川由衣さん。
「しっかりしてる女性が好き☆」ということでした!
もう1人の園田所属は、田野豊三(たの・とよかず)くん17歳。
大阪府出身の田野くんは、少年野球を引退したあとに乗馬を始めました。
お兄さんは中学でも野球を続けたそうですが、小柄な田野くんは体格が合わないと言われ、何か他のスポーツをやりたいと思ったそうです。
体験乗馬から始めて、中学で3年間通ったそうです。
「やっぱり乗馬と競走は全く違いますね。特にバランス重視で乗るところが、もう全然違います」
大阪出身ですが、ジャイアンツファン。
センターを出たら、スノボがしたいそうです!
好きな有名人は、戸田恵梨香さんと岡村隆史さんということでした!
続いては、高知所属の岡村卓弥(おかむら・たくや)くん17歳。
小学生の頃、地元・高知競馬場に連れて行ってもらった時に、騎手に憧れたそうです。
現在は、下半身強化中。
「実習に行った時、先輩騎手からも言われたので、毎日筋トレしてます」
目標とするジョッキーは、高知リーディング・赤岡修次騎手と、兄弟子である永森大智騎手。
ついに23歳のジョッキー登場ですね!
現在高知競馬場には、御神本訓史騎手が限定騎乗中。
「姿勢がすごく綺麗だし、レースや乗り方など勉強したいです!」
と話していました。
センターを出たら、「先輩たちと、カツオが食べたいです!」
高知のカツオ、美味しいですもんね。
そして8人目は、佐賀所属の村松翔太(むらまつ・しょうた)くん17歳。
山梨出身の村松くんは、子供の頃に牧場に行った時に馬が好きになったそう。
「最初に厩舎に行った時は、テレビで見てるのとは違う雰囲気でした。
すぐに慣れたんですけど、とにかく言葉に苦労しました...。
最初は何を話してるのかわからなかったけど、今では自分も九州の言葉を話してますね(笑)」
所属の山田義人厩舎のOP馬、佐賀を代表する1頭【ヘイアンレジェンド】の調教にも跨ったそうですよ。
目標とするジョッキーは、山口勲騎手、真島正徳騎手、新原健伸騎手の3人。
現在は、とにかく筋力アップを頑張っているそうです。
好きな有名人は、辺見えみりさん、山本モナさんと年上好き...
男性では相川翔さんで、Vシネ好き...渋い17歳でした!
写真撮影では、恒例の「南関東だけ集まって~」が始まったので、こちらも対抗して、恒例の「南関東以外集まって~」で撮影して来ました!
オッズパーク組6名。
ポーズ取ってって言ったら最初拒否られましたが...最後はハニカミ笑顔でハイポーズ☆
こっそり南関組も撮ってますけど。
各競馬場で、みんな頑張れ頑張れ~
3月6日、地方競馬教養センターにて、第88期騎手候補生たちの修了記者会見が行なわれました!
今年もそういう季節なんですねぇ...
卒業予定者は8名。これから免許試験に挑むということです!
17歳から21歳の、フレッシュヤングたち☆
8人中7人が平成生まれですよ!怖いですねぇ~...
それでは北から1人づつ紹介して行きましょう!
まずは、岩手競馬所属の菅原辰徳(すがわら・たつのり)くん17歳。
名前を見てお気づきの方もいると思いますが、お父さんがジャイアンツ・原辰徳監督のファンなのだそう。
でも本人は、宮城県出身ということで楽天ファン。
そして、プロフィールで一際目を引いたのが、目標とするジョッキー。
中央競馬の、田辺裕信騎手なんだそうです。
「昔から競馬をよく見ていて、一人だけ姿勢や追い込みが綺麗だな、と思う騎手がいたんです。
それが田辺騎手でした」
昔からって...田辺騎手はまだ26歳なんですけどっ!
怖いですねぇ~...
身長165cmありますが、毎日ランニングして体重を保っている努力家です。
「自分はどんなに辛いことがあっても、くじけずにやり通せます!」
と、力強い言葉。
ちなみに好きな有名人は、女性がAKB48の渡辺麻友さん、男性がやっぱり田辺裕信騎手ということでした!
続いては大井所属の2人☆
千田洋(ちだ・ひろし)くん20歳。
生まれは岩手県で、水沢競馬場の近く。
高校時代は乗馬部に所属していて、国体やインターハイに出場したほどの腕前です。
ただ、その豊富な乗馬経験故に、モンキー乗りには悩んだそうです。
「もう全然違いましたね。
馬術のクセで、ハミをいじってしまい持っていかれることが多かったです。
色々考えて、馬を気持ちよく走らせるようにしました」
目標とする騎手は、クリストフ・ルメール騎手、柏木健宏騎手、桑島孝春騎手の3人。
「信頼されて、愛される騎手になりたいです!まずは初勝利!1年目は10勝が目標です」
好きな有名人は、こちらもAKB48。中でも篠田麻里子さんがお気に入りとか。
男性ではトータルテンボスということでした!
同じく大井所属の横川怜央(よこがわ・れお)くん17歳。
おそらく...日本初ではないでしょうか。
彼は両親共に、元ジョッキーなんだそうです!
お父さんは横川健二元騎手、お母さんは神野治美元騎手で、お2人とも名古屋競馬所属でした。センターに合格した時には、とても喜んでくれたそうです。
目標とするジョッキーは、戸崎圭太騎手と有年淳騎手。
有年騎手は25歳ですから、最近の傾向としては、活躍している若手ジョッキーを目標に挙げるケースが増えてますね。
横川くんは教官からの評価も高いですし、注目度も抜群☆
「何事にもチャレンジ!」
と、笑顔で話してくれました。
お次は笠松所属の森島貴之(もりしま・たかゆき)くん21歳。
88期最年長の彼は、中学を卒業してから4年間鉄工所で働いていました。
小柄なこともあり、職場の先輩に勧められて、競馬の世界に入ったそう。
「出身の三重県には競馬場がないし、見たことがなかったんです。
でも先輩に教えてもらって、全く違う世界に入りたいなと思っていたので、思い切って飛び込みました。
最初は馬が大きく思えて近づくのも怖かったですけど(笑)、入った以上辞めるのはカッコ悪いし、もう意地でしたね。
今は、馬が大好きです!あの時辞めなくて良かった」
阪神ファンの森島くんは、センターを出たら野球観戦に行ってみたいそう。
「今まで、本当に狭いところで生きてきたから...。少しずつ、色んなものが見たいです!」
ブルーハーツと西野かなさんを愛する、21歳でした。