宮下瞳騎手・川原正一騎手・丸野勝虎騎手・井上正調教師の4人が欠席だったのが、とても残念だった今回。それでも、豪華な受賞者たちや、来賓には関口房郎さんが登場するなど、とても華やかでした。
中でも、1番人気は「最優秀騎手賞」を受賞した、大井の内田博幸騎手。一緒に写真撮ってもらいたいけど、ファンの方々のお邪魔をしてはいけない・・と思い、待つ事20分くらい。やっと撮ってもらえた1枚です♪
photo:加藤雄哉
内田さんといえば・・気になるのが移籍問題。共同インタビューでも、中盤はその質問で持ちきり。内田さん、サラッと流すんだろうなぁ〜と思いきや、コレが熱く語り出したんですよ!
地方と中央の垣根の事や、地元優先主義の現状について。地方は基本的に、フリーは認められておらず、必ずどこかの競馬場に所属し、その競馬場で優先的に騎乗する。腕があっても、中央と交流がない競馬場のジョッキーは、中央遠征出来ないですからね。
でも、決して批判しているのではなく、地元に育ててもらい、地元に恩返ししたい気持ちも強いようで、
「移籍の事は慎重に考えている。」という結論。
内田さんのお話を聞いていると、本当に周りを大切にしていると思う。年間最多勝を達成した去年、周りには内緒にしていたけれど、粉砕骨折やその他、体のトラブルがいくつかあったという。
でも、みんなの期待に応えるために・・って、すごい根性ですよね。その話を聞いたら涙が出てきちゃいましたよ。
それに、自分は地方競馬のジョッキーを引っ張る存在である・・という自覚がすごい。移籍や交流といった、ジョッキーたちの問題は、トップが提言しなければ改善されませんから。中央の武豊騎手といい、やっぱりトップは技術だけじゃなく、人間性も求められるんですよね。
「スターは、また生まれます。」と言っていた内田騎手。その通り!そして、それはどこの競馬場から生まれるかわからない。
全国津々浦々、地方競馬場巡りをして、ポスト・内田騎手探しに出掛けましょう♪
袴姿がすごくカッコイイ、「最優秀調教師賞」を受賞した、船橋の川島正行先生。
5年連続、7度目という事で、すでに地方競馬の顔ですね。
photo:加藤雄哉
去年のNARグランプリのインタビューにて、
「勝率3割、連対率5割」を公言。
去年1年間は、この数字との戦いだったそう。記者さんたちに、
「今、何割?」と聞いては、頭の中で計算し、無事達成した時にはヘトヘトに疲れて2日間も寝込んだという。
「数字に疲れた・・」という事で、今年の目標はズバリ、
「重賞10勝以上」だそう。これまたすごい事を仰る。
でも川島先生が仰ると、きっと達成するんだろうな、と思える。
大きな目標を公言し、それを達成する。これほど難しい事はない。
川島先生の生きざま、素敵です・・☆
ばんえい優秀馬「アンローズ」を管理する、大友調教師。
やはりというか、ばんえい関係者は一回り体が大きいですね。
ご自分の事よりも、ばんえい競馬のこれからを案じていた大友調教師。とても温厚で優しい方でした。
今度は帯広に取材に行きたいなぁ。
ハロンの斉藤さんに教えてもらったんですけど、帯広競馬場の近くに、ものすごぉ〜く美味しいお魚を食べさせてくれるお店があるんですって!これは絶対に行かなければ!と鼻息荒くなってしまいました。
さて。女傑「アンローズ」の血統表を見ると、サラブレットと全然違ってとても面白い。
[父・マツノコトブキ、母・ミハル]までは普通だけど、[父父・二世ロッシーニ、父母・初姫]ですよ?!
馬の名前で、漢字とカタカナがコラボしているのを初めて見ましたよ。[ロッシーニJr.]じゃないトコロがいいですねぇ。
まだまだ奥が深いばんえい競馬。今年はRedViewでも、じゃんじゃん取り上げる予定です♪