先日、地方競馬全国協会から、平成18年度第3回調教師・騎手免許試験新規合格者が発表されました!!
その中で、ついこの前まで「廃止は決定的か・・・」と、暗いニュースが流れていた、ばんえいの方々が4人もいました!
現在騎手をしている『中島 敏博』さんと、同じく騎手の『西 康幸』さんが調教師試験に合格☆厩務員の『西 謙一』さんと『船山 蔵人』さんが騎手試験合格☆
試験を受けた時は、存続が危ぶまれている時だったのだから、存続を信じて勉強したのでしょう。でもきっと、胸の中は複雑な思いで葛藤していたのでは??
調教師や騎手の試験は実技だけでなく、学科もかなり勉強しなければなりません!「競馬法」とか「競馬法施行条例」とかの『法規』に、『馬学』『馬術』に『衛生学』やら「禁止薬物」も出てくるし、少ないながらも一般教養もある。「平地」と「ばんえい」の試験は違う所も多いけど、法規とか同じ所もありますよね。
私も学校時代、かーなーりー詰め込まれました・・しかも、1年ごとの更新なんで、毎年試験を受けなくてはなりません!!まぁ、3年連続で高得点を獲るか、10年間受け続ければ、だいぶ楽な試験になるんですけど、それでもやっぱり毎年です。
例えばね・・・自身の騎乗する馬の尻端から後続馬の鼻端まで、2馬身以上ないのに、この後続馬の前に入ってはいけない・・・とかね。文章になると、頭痛くなって来ますよ。感覚でわかっててもダメなんで・・。こういう勉強を「廃止になるかもしれない・・」と思いながらするのは大変ですよぉ!ホント!!
来年の1月1日から早速レースが始まりますから、楽しみですね♪
そしてそして、金沢・金田厩舎から騎手試験を合格した、『川崎 義和』くん!北関東ファンの方、聞き覚えありませんか??そうです!彼こそ、高崎が廃止になる直前に騎手デビューし、廃止と共に引退した幻のジョッキー☆
デビューする前からみんなに、「他でデビューしろ!」「デビューしてからじゃ、移籍が難しいぞ!!」と言われていたにも関わらず、「僕は高崎が好きなんで。」と笑っていた川崎くん。新人ながら「おっさん」ぽいというか、大人な味を出してるヤツだったな。しかも、高崎が終わったら移籍しないで引退する、というから本人に向かって「バカッ!」と言った事を覚えている。でも、本人には本人にしかわからない思いがあったようで。
今回、高崎時代と同じく金田厩舎から見事騎手試験合格を果たした川崎くん!一度手放したからこそ、騎手免許の大切さも違ってくるのでは?
金田先生には、私も大変お世話になりました!『優駿の門』の著者・やまさき拓味先生の所有馬「センターコート」に乗せてもらったし、現在も園田で活躍中の「ソロイモン」で勝たせてもらったし。金沢でも大活躍してますよね☆
明日の9Rクリスマス特別の、7枠9番「カネスザブレーブン」お薦めですよ!中央在籍時に金沢の交流戦で勝利しているように、実力は確か。ここ2戦、人気より着順が下回っているので、オッズ的にも美味しい匂いがします!!
1月2日からの開催から川崎くんがデビューするし、新たな楽しみが増えました!!