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2008年1月 4日 アーカイブ

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今週の見どころ(1/5~1/7)

2008年1月 4日(金)

 年末・年始の変則開催が終了し、5日(土)から第20回開催が始まります。これから3月24日のシーズン終了までは、毎週土・日・月の3日間開催となります。来週の月曜日(14日・成人の日)には、牝馬重賞・ヒロインズカップも予定されています。どうぞお楽しみに。

 1月5日(土)のメイン第11レースはオッズパーク賞・幸福特別(500万円未満)。出走10頭中8頭が前開催のオッズパーク賞'07ファイナルカップに出走と再戦模様となりました。
 そのレースは、ほぼ同時に障害をクリアしたストロングペガサスミスターセンプーの一騎打ちかと思われました。しかし残り30メートルでミスターセンプーが突き放し楽勝。ストロングペガサスが後続の追い上げを凌いでなんとか2着に粘りました。
 ミスターセンプーは昇級初戦でしたが、それを感じさせない盤石のレースぶり。今回も早めの仕掛けから勝利が期待できるでしょう。
 相手はここ3走の同条件2回連続2着のストロングペガサス。今回はミスターセンプーが5キロ加増となることで逆転を狙います。同条件の近3走で2、10、4着のコトノカツマは前走で障害をきっちり修正しており、今回は馬券圏内への返り咲きも有望でしょう。障害さえスムーズならオホーツクブルー、このクラスの安定勢力であるユウセイマーチもそれほど差はありません。

 1月6日(日)のメイン第11レースはニューイヤーカップ(オープン混合)
 ここはホクトキングで断然です。近6走のオープン(混合戦含む)で4連対と実に堅実なレースぶり。自慢の登坂力がフルに発揮できている近況だけに、混合戦で相手関係が楽になった今回は今季2勝目のチャンスでしょう。
 同じことがいえるのがアンローズ。帯広は未勝利ですが、今回の出走馬中6頭が参戦していた前々開催(12月16日)の師走特別では、勝ったホクトキングをすんでのところまで追い詰め2着。今回は前走帯広記念をはじめ、これまでの相手と比べると格段に戦いやすくなっており注目です。帯広記念から中3日のローテンションもタフな同馬だけに心配いりません。
 先行して粘りたいニシキダイジン、近4走のオープンで掲示板を一度も外していない堅実なホクショウファイトが続きます。

  1月7日(月)のメイン第11レース愛国特別(混合700万円未満)は、出走全頭が600万円条件馬となりました。
 注目したいのは前走混合700万円未満(12月29日)1着のカツテンリュウ。馬場水分9.2%の超高速馬場で見事に逃げ切り、それまでこの条件で5走連続8着以下のうっ憤を晴らしました。極端な軽馬場での結果ですが、障害で差を広げる競馬はこの馬の真骨頂。今季同条件で3勝を挙げるなど実力は折り紙つきだけに、この勝利を復活の兆しと捉え、今回も上位進出が期待できるでしょう。
 続く勢力は多彩です。前開催(1月1日)の同条件特別を障害先頭から押し切ったハヤテショウリキ、差なく続いて僅差2着のバンゼン、好位から伸びて3、4着のハマナカキングコマタイショウらは、レースをするたびに着順が入れ替わるものの上位を占めることが多く、今回も有力視できます。

レース回顧(1/1~1/3)

 1日(祝・火)のメインレースとして行われたのは迎春特別(4歳以上混合700万円未満)。ここはハヤテショウリキが制し、前走6着から巻き返しました。
 バンゼンとハヤテショウリキが並んで障害をクリアし、3番手から4頭が追走する展開。残り30メートルのさらに手前でハヤテショウリキが先頭に立ち一気に脚を伸ばすと、残り10メートル付近で半馬身ほどのリード。そのまま勢いよくゴールに飛び込み、7月以来の勝利を挙げました。2番手追走のバンゼンが粘り込んで2着。横並びの3番手争いから抜け出したハマナカキングが3着を確保。

 この日の第10レースに行われた初夢特別(3歳オープン)は、マルモスペシャルが勝利。前走に続く連勝で、通算7勝目を挙げました。
 軽めの馬場、軽ハンデということもあり、マルモスペシャル、ニシキエース、オオバコがノンストップで第2障害をクリア。そこからさらに脚を伸ばしたのがマルモスペシャルで、後続に2馬身半ほどの差をつけると、そのまま1着でゴールイン。2番手争いの2頭は他馬の激しい追い上げに遭いましたが、結局並んでゴール。わずかにニシキエースが先着しました。

 2日(水)は重賞の帯広記念(4歳以上オープン)が行われ、ナリタボブサップが重賞2勝目。このレースについては別掲の帯広記念回顧をご覧ください。

 この日の第10レースに行われたのは新春特別(4歳以上360万円未満)ビッグファイヤーが近走の惨敗続きを払拭する、見事な勝利を挙げました。
 ユウシテンザンが第2障害を先頭で越え、2番手にキタノイチオクが続く展開。しかし3番手で越えたビッグファイヤーが目を見張るような脚を発揮して、一気に2番手に浮上。さらに残り20メートル付近でユウシテンザンを交わすと、後続の追撃を退けてゴールしました。障害4番手から追い込んだキングシャープが2着で、2番手からしぶとく歩き続けたキタノイチオクが3着。

 3日(木)のメインレースは、新設重賞の天馬賞(5歳オープン)。ここはマルミシュンキが勝利し、通算18戦17勝としました。このレースについても、別掲の天馬賞回顧をご覧ください。

映像はこちら。またこれらを含め2カ月前までの映像は、すべてオッズパークにてご覧いただけます。

1/3天馬賞回顧

マルミシュンキ圧倒的人気にこたえる! 

 3日(木)は新設重賞・天馬賞(5歳オープン)が行われ、マルミシュンキが圧倒的人気にこたえて優勝。通算成績を18戦17勝としました。

 道中はメジロショウリキやニシキユウ、ヒロノドラゴンといったあたりが入れ替わりながら馬群をリード。しかし各馬つかず離れず追走し、ほぼ一団となって第2障害を迎えました。
 ニシキユウ、ヒロノドラゴンが早めに障害に挑み、抜群の登坂力で抜け出したのはヒロノドラゴン。ニシキユウ、ツジノコウフク、マルミシュンキがこれに続いていきました。
 必死に粘り込みを図るヒロノドラゴンですが、徐々にマルミシュンキが差を詰め、残り20メートル付近で2頭が並ぶ展開に。そこからマルミシュンキがわずかに前に出ると、追いすがるヒロノドラゴンを振り切って先頭ゴールを果たしました。2着争いは、懸命に脚を伸ばすヒロノドラゴンに、障害6番手から追い込んだホクショウダイヤが襲いかかり、並んだままゴール。同タイム決着の末、わずかにヒロノドラゴンが残して2着を確保しました。

 マルミシュンキは2歳時のイレネー記念、今季の柏林賞に続く重賞3勝目。デビュー時から素質を高く評価されて大事に使われてきた結果が、18戦17勝というほぼパーフェクトな成績に結びついている印象。今回も派手な勝ち方ではありませんが、2番手集団から抜け出す横綱相撲を演じ、着差以上の完勝だったと言えます。
 ヒロノドラゴンはばんえいダービー3着、銀河賞2着などの実績があり、世代でもトップクラスの実力の持ち主。740キロならば今回の2着好走も不思議ではなく、6番人気はやや軽視されすぎた印象です。ただ近走の成績から盲点になったのも確かで、今後も成績に関係なく注意を払う必要があるでしょう。
 ホクショウダイヤは、またしても重賞初制覇ならず。力を持っているのは何度も証明していますが、いつもあと一歩のところで栄冠を逃しています。末脚は切れるだけに、障害をうまく越えられさえすればタイトルの量産も可能でしょう。さらなる成長を期待したいところ。

成績はこちら
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