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2008年1月 3日 アーカイブ

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馬券おやじは今日も行く(第42回) 古林英一

2008年1月 3日(木)

ナリタボブサップであけましておめでとう!

 いやあ、ナリタボブサップ、いいレースしましたね~(^^)/

 元旦7レースからばんえいに参戦し、元旦は6戦全敗。2日は9レースから参戦し、9レースは期待したペガサスプリティーが2障害で詰まってパア(>_<)。小生としてはいやーなムードで迎えた大一番でした。でも、後になっていうわけじゃないが、このレースは案外自信ありました。ナリタボブサップ、カネサブラック、そしてトモエパワーの3頭で7割方OK。アンローズが上記3頭に絡む可能性も2割、そして大穴でタケタカラニシキの連絡み1割というのが小生の予想。

 小生、ナリタボブサップはけっこうひいきにしている馬の1頭なのです。「一雨降ったらボブサップ」というのが昨年夏までの小生のセオリーだったのですが、ボブサップ君、後半になるとめっきり力をつけました。それまではゴール直前で止まってしまい、「えーい、この根性なしっ!」と小生が歯がみすることもしばしばでした。しかし、ここのところはそういうシーンもなく、さくさくとゴール線を通過するようになっておりました。馬場の軽さにも助けられたかもしれませんが、北見記念もお見事でした。で、今回の快挙です。いやあ、あっぱれ、あっぱれ(^^)/

 あらためて競走結果をみると、上位4頭はすべて7歳以下、下位6頭がすべて8歳以上。馬場の軽さもあったでしょうが、世代交代なんでしょうかねえ。8歳以上は、かのスーパーペガサスと渡り合った世代です。勢力分布の変化を感じさせた一戦でもありました。

 ということで、本年もよろしくお願い申し上げます。

1/2帯広記念回顧

ナリタボブサップいよいよ本格化! 

 2日(水)に行われた重賞・帯広記念(4歳以上オープン)は、ナリタボブサップが優勝。北見記念に続く重賞連勝で、ばんえいの頂点をうかがう存在にまで成長しました。

 馬場水分5.5%と軽めの馬場でしたが、さすがに高重量戦だけあって、ゆったりとしたペース。サダエリコやアンローズあたりが先行し、ナリタボブサップもこの一角でレースを進めました。
 第2障害はスターエンジェルが先陣を切って挑みましたが、ここで圧巻の障害力を見せたのがナリタボブサップ。2番手で第2障害に挑むと、900キロを曳いているにも関わらず、ひと腰で天板まで上がり、そのままこれをクリア。ゆうゆうと障害を下りセーフティーリードを広げました。
 やや遅れてミサイルテンリュウ、カネサブラック、スーパークリントン、タケタカラニシキが一団となってクリア。なかではタケタカラニシキとカネサブラックの脚いろがよく、並んでナリタボブサップを追撃しました。しかし先頭のナリタボブサップは楽な手ごたえのままで歩き続け、他馬を10メートル後方に置き去りにしたまま、ゆうゆうとゴール線を越えました。
 タケタカラニシキとカネサブラックはゴールまで激戦を展開。しかし結局は0秒9差でカネサブラックが先着し、3着にタケタカラニシキが入線しました。

 ナリタボブサップは前述のとおり、北見記念に続く重賞連勝。馬場が軽くなったことで、この馬の先行力、障害力が生きたこともありますが、なにより高重量に対応できる力をつけたことが最大の勝因。さらに秋から冬にかけて毎年好成績を挙げており、力を発揮できる時期だったというのも大きいでしょう。今後、チャンピオンカップからばんえい記念へ、とても楽しみな1頭であることは間違いありません。
 カネサブラックは、岩見沢記念、北見記念に続いて2着。不安要素だった高重量にも対応できるようになり、スピード、パワー、障害力が高い次元で揃っている馬に成長した印象です。しかし、例えばミサイルテンリュウやナリタボブサップのような鋭い障害力、フクイズミのような爆発的な末脚がこの馬にはなく、端的にいえば決め手に欠けるとも言えます。ただ、全体的なレベルアップか、もしくはどれかの要素に磨きをかければ頂点奪取は容易とも思われ、さらなる成長に期待したいところ。
 あわや2着という見せ場をつくったタケタカラニシキは、ムラな面は否めないものの、重賞2勝の底力は確か。シンエイキンカイと似たようなタイプともいえ、いつでも押さえておく必要がありそうです。

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